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「無の偉人」

作者: 孤月 諒人

あなたにとって「生きる」とはなんでしょうか?


 昔、ある男は言った。

「人は無から生まれ、無に死す。ならば、生きていることは同じく無だ」

 もう誰が言ったものかも覚えていない。しかし、僕が少年期に聞いたその言葉今でも、はっきり覚えていた。

 当時の自分はこの言葉を理解するには、あまりにも幼すぎた。

 だが、社会に出て一人の人間として生きている今なら分かる気がする。

 「人は無から生まれ、無に死す。ならば、生きていることは同じく無だ」

 人は誰しも無知で生まれる。そして、学問、コミュニケーション、人間性、社会と生きていく中で多くの物を自分自身に取り込んで来た。しかし、その取り込んだものは形となっただろうか?

 教科書や本などに記載されている発明家、大統領や国を救ったもの、他にも有名な歌手、はたまたテレビ出演しているタレントなどその人達は誰かの記憶に残るだろう。

 ならば、他の人間はどうだろう?

 つまり、普通の人達。

 誰からも存在が認められず、誰の記憶にも残らず死んでいく。

 コレが何も形を残せない人達だ。

 もちろん僕は後者だ、僕はただの人間だ、何も人を救う事なども何も出来ていない。

 何も残らず死んでいくのだろうか?

 だが、形を残した人達も残せない人達も同じく人間だ。

 僕はその男に言おう。

「全て、人は無という物を生きる事で形にしている。その形は人によって様々だ、多くの人から認識されることもあるし、逆もある、だが、生きていることは確かだ」

 そう、生きていることは確かだ、大きな事をやり遂げだ偉人も、普通に生きている人も同じだ。

 僕らは誰だって形を作りあげた偉人だ、無などでは無い。

 生きている、生きていた。

 この事実だけで十分ではないだろうか?


「生きている」「生きていた」この事実だけであなた達は偉人です。


久しぶりの投稿になります。

文章も内容も整った物とは言えませんが、よろしくお願い致します。

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