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はちわ? ルナさんからの質問

ルナさんが輝夜君にしっつも~ん♪


ルナフォートside


カグヤを家に招き入れ、私はテーブルを挟んでカグヤと向かい合っている。

そこに母さんも同席している。ホントは2人きりで話したかったのだが...


・・・べ、別に特に理由はないぞ!

あまり、人には知られない方がいいかと思ってだからな!


・・・私は誰に弁明しているんだ...

サーヤさんや母さん、それに村のみんながからかってくるからだ...!


・・・話を進めようか...


「まずは、そうだな。

カグヤの着ている服についてきこうか。」

「へっ。服...ですか?」

「ルナちゃん、どういうこと?

たしかに、カグヤくんの着ている服は珍しいと思うけど...」


私の言葉にカグヤはキョトンとしている。母さんも疑問に思っているみたいだ。

だが、私にはとても気になっているものだ。だって、それは...


「その服は、プロミスト王国で召喚された勇者も着用していたものに見える。

だからカグヤ、君はプロミスト王国で召喚された勇者の関係者ではないのか?

あるいは、勇者ではないのか?

私はそう推測しているのだが?」


私が言った推測にカグヤも母さんも目を見開いていた。

これは、もしかして当たりか...?


「カ、カグヤくん。あなた、召喚された勇者だったの?」


母さんも戸惑いながらもそのことについて、カグヤにきいている。

それで、カグヤの返答は...


「わからないです。」

「わからない...?」


ビクッ!


私の言った言葉が責めているように聞こえたのか、カグヤはびくついてしまった....


「カグヤ、責めているわけではないんだ。その...どういうことなのか、説明してくれないか?


少しでも、カグヤが答えやすいように優しくきいてみた。


「わ、わかりました。

えっと、日本っていう国の学校という施設で朝の休憩時間みたいなときでした。

急に僕がいた部屋が光ったんです。

そしたら、いつの間にか真っ白な空間にいて...

そこで神様おじいさんに出逢って、この世界''エンデ''の常識や言葉とかの知識を教えて貰いました。

知識を教えて貰ったあとは、ステータスについて教えられたので確認してたら、どこかの城にとばすって言われて...

気が付いたら、僕だけが魔骨王スケルトン・キングの居城にいました。

お城では、創造しつくった銃剣で襲ってきたスケルトンたちを倒してました。

魔骨王を倒したら、森にでて...戦闘音が聞こえたので森を駆け抜けて、あとはルナさんが見ていた通りです・・・。」


私は言葉を失っていた。

召喚される時に神様おじいさんとやらに出逢い、知識やステータスについて教えられた...これは、かろうじて理解できる。

だが、召喚された場所が魔骨王の居城で...

武器を造って、魔骨王を倒したとは...


母さんもどうやら、驚いて硬直しているようだ...


カグヤは...


俯いて、不安そうにしている。



はっ!

いけない、カグヤが一番不安なんだな。

私がカグヤをしっかり見てやらないと…!


「そうか。大変な目にあったんだな。もう大丈夫だからな。私がカグヤの側にいるから。」

「!そうね。カグヤくん、私たちが側にいるわ。」


どうやら、母さんも驚きから戻ってきたみたいだ。

そして、カグヤは...


不安そうだった瞳は今、大きく見開かれポロポロど涙を流していた。


っ!なんでだ!


「カグヤ、どうかしたのか!?」

「カグヤくん、どうかしたの!?」

「すみません...うれしくて...

なのに、なんでか涙が...」


何か悪いことをしてしまったわけでは、なかったようだ。


「きくのは、これくらいにしておこうか...。」

「あっ、すみません…」

「いや、気にするな。」

「そうよ、気にしないでいいわ~」


他のききたいことは、また今度きけばいいか...

・・・カグヤの好みの女性像もきいてみるか...

べ、別に深い意味はないぞ!

あくまで、参考にきくだけだ!




ルナさん、クーデレで考えていたのに~

なんだかツンデレに近くなっている気がぁ


まぁ、ここで(話に)勇者さんが出てきましたね。

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