ぜろわ プロローグ
初めての投稿です。
読んでもらえると嬉しいです。
「はぁ~、僕も2年生か~」
とある、高校の一教室。
高校の門を彩っていた桜も散り、HRが始まる前の
ちょっとした時間。
1人の少年が呟いた。
この少年の名前は望月輝夜。
肩口まで伸ばした、さらさらとした黒髪。
女の子と見間違うような、可愛らしい顔。
男とも女とも思えるような、中性的な声。
身長はギリギリ160cmという高校生男子にしては低身長。
俗物的に言えば「男の娘」と呼ばれる容姿をしていた。
そして、この少年?・・・には、悩みがあった。それは
「今年は、友達できるかな・・・」
ボッチという奴だ
「友人扱いされなくても、せめて世間話したりできるくらいの間柄にはなりたいな。後、無視されるのは嫌だな。星夜君はあんなに人気者なのに・・・」
この少年はクラスメイトからことごとく無視され、相手にされない。
この少年には同じクラスに双子の弟がいる。
名前は望月星夜。
イケメンで社交的で女子からモテ、成績優秀で運動能力も高い。女子からモテるから男子に嫌われるわけでもないため、クラスで人望がある(輝夜と違って身長は175cmくらいある)。
対して、輝夜は成績は友達がいなく家でも両親が星夜ばかり構うため、やることが勉強しかないため学年1位。運動も暇潰しに古武術道場に通いつめ、武術はもちろん、剣術、弓術、他にも銃の扱いなども習っていたため実際は星夜よりできるが、性格は内気であるため他人とうまく話せない。
「星夜君、同じクラスだね。よろしくね。」
「うん、よろしく。」
「星夜、今日は授業終わったらどうする?」
「どっか、遊び行こうぜ」
「いいねー」
輝夜は思った・・・
「やっぱり、容姿かな~。はぁ~」
ため息をついた時だった。
教室の黒板が急に輝いた。
少年の意識は暗闇に沈んでいった。
がんばって完結させます。