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組織 軍事教練校
共和国軍の下士官養成施設。かつての戦争において、前線で中心になるべき経験を積んだ下士官が欠け、階級の低い兵と士官学校を出たばかりの少尉だけが取り残されるという本来あるはずのない事態が何度か発生し、そのことを教訓に設立された。
単に司令部の人事ミスと現地での不運が重なった結果だったのだが、少しでも人材は多い方が良いとする上層部の意思と士官ばかり増やしても金がかかる(新米少尉より中堅軍曹)という少しの本音が込められていると言われる。それまでは卒業すると兵士から始まる各種兵学校と少尉から始まる士官学校しかなく、下士官の絶対数がやや不足がちだったとされている。ちなみに平時の共和国軍において兵で始めた人間が定年を迎える頃の階級は一般に少尉から中尉とされている。
様々な学科が存在するが、その中に兵学校にはない多脚戦闘機械科もあり、基本的に多脚戦闘機械の搭乗者はここの出身である。