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(新)幼馴染と行く異世界転生~亜人を保護しましょう~  作者: 春風
第1章.精霊編 最強への一歩
24/103

7.二人、ステータスとそれぞれの特徴

『リボルの眷属化が可能になりました』


 リボルに胸ぐらを掴まれた瞬間、スキルガイダンスが聞こえた。

 つまり、リボルからの許可が下りた事になる訳だが。


また、そんな簡単に………。


 眷属化すると強力なスキルを得る代わりに、居場所やステータスが俺にバレる様になる。



 そう、俺は眷属のステータスが見れるのだ。



 すっかり忘れてた。ラーナのスキル、普通に見れたわ。


 ちなみにラーナのステータスを今更ながら確認する。





☆★☆★☆ステータス☆★☆★☆



名前:ラーナ

Lv:5

種族:精霊

年齢:0

性別:女

職業:上級精霊



HP:32/32

MP:67/67

STR:F

VIT:F

INT:D

MID:E

DEX:C

AGI:D

LUK:D



《称号》

初代精霊王フォンダーフェアリーキング】【苦労精霊(ハードシップ)】【血の眷属(ファミリア)】【下僕気質(サーバントソウル)


《スキル》

・耐性系 

【魔法耐性Lv.3】

・生産系

【料理Lv.3】

・補助系 

録音(レコード)】【再生(ロード)

・特殊系

二重奏(デュエット)



☆★☆★☆☆★☆★☆★☆★☆





 ステータスを見ただけで戦闘向きではないとわかる。


 スキルも、殆ど知っている物だった。



 【魔法耐性】は精霊なら誰もが持つスキルであり、格が上がるごとにスキルレベルが上がるらしい。


 え、上級精霊でLv3なら、二段格が上の精霊王はLv5かよ。

 全然魔法効かないんじゃ………。


 【料理】に関しては前世の趣味だろう。


 完全に裏方である。

 確かに精霊王が似合わないな。



 称号は以下の通りだ。


初代精霊王フォンダーフェアリーキング

世界初の精霊王。一番高いステータスが一段階アップする。


苦労精霊(ハードシップ)

周りに巻き込まれる星の下に生まれた。トラブルに巻き込まれやすい。


血の眷属(ファミリア)

眷属として血を得た者。スキルを一つ覚える。眷属主と共にいると成長速度が上がる。


下僕気質(サーバントソウル)

誰かの下に付く事に喜びを覚える者。主を持つと成長速度が伸びる。



 一つ目はわかるが、既に四つ目と矛盾してるだろ………。


 二つ目は話を聞いただけでも伝わる。


 三つ目は、恐らく眷属化した者全員に付く称号なのだと予想している。


 四つ目………。



 まぁまとめると、ラーナは俺と一緒にいる事が一番いいのだろう。


 元々俺もトラブルに巻き込まれる称号持ちだし、それに二重で成長しやすくなる。

 いい事ずくめだ。



 

 さて、現実逃避してないでそろそろ前を見よう。




「今のは何ッ!?」


 俺は今、再度リボルから胸ぐらを掴まれている。

 今度は守ってもらえないようだ。


 誤魔化す必要も無いから説明する。


「合図だよ合図。俺の眷属になれるっていう」


 俺の言葉を聞いて、リボルは目を輝かせる。


「なら、早くアタシも眷属にしなさいよッ!」


 女子に「私を眷属にして!」と迫られる現状。

 勢いと押しが強すぎてむしろ怖い。


「どうすればいいのよ」

「主様の血を取り込めばいいのですよ」


 興奮するリボルに対し、キラーパスを上げるラーナ。


 その言い方は悪手だろ!


「わかったわッ!」



ガブッ!!



「イッタァァッ!!!」


 こいつ躊躇い無く思いっきり俺の左腕に噛み付きやがった!


「オイ離せ、マジで痛ぇよッ!?」

「ガウッ!」


 全然放してくれない!

 血どころじゃねぇよ!?


「な、何をしてるのですか!?やめなさいッ!」


 噛み付いて離れないリボルを引っぺがそうとするラーナ。

 そもそもあなたが原因ですが………。



 俺が腕から来る痛みに悶絶していると、目の前が真っ白になる。



 この前の感じだとあの光に包まれたんだろうが、いかんせんリボルとの距離が近かったので即座に飲まれた。


 二度目だと少し余裕が出てきた。


 

 そんな何かを悟った状態で意識が消える。









 また真っ白な空間。


 やはり動けないし、声も出せない。


 まっすぐに前を見つめるしかない。


 そしてまた、感情の含まれていない機械的な声が響く。




「要望を」


「誰にも負けない力を!」




 静かな空間に大きい声が響く。

 リボルだとすぐに分かった。



「てかアンタ何でこんなとこ―――」


「受理。眷属として戦闘力を高めるスキルを授与」


「えっ、ちょっと希望と違―――」


「帰還します。最後に一言どうぞ」



 自分の要望がずれて伝わったのが分かってリボルは慌てるも、問答無用で話は進んでいく。



 目の前にリボルが現れる。


 目が合う。



「ま、まぁ?アタシの希望とちょっと違ったけど、ちょうどいいからアンタも、ま、守ってあげるわ!」



 目線をこっちに向けないままそう言い残し、リボルは姿を消す。



 俺が抱く感想はただ一つ。



 ツンデレご馳走様です!



 意識が飛ぶ。









「はっ!」


 意識が戻る。



 どうやら、俺は後ろに倒れてしまったようだ。

 背中がちょっと痛い。


 そして、お腹には何か温かいものが乗っている。



 目を向けると、俺の腕に噛み付いたままのリボルがいた。



 顔を俺の胸元に埋めているが、隠しきれてない耳は湯気が出そうなほど赤くなっていた。



 冷静になって、今更ながらに恥ずかしがっているようだ。



腕を噛む力も殆ど入ってはおらず、アマガミ状態だ。

甘えてる様にしか見えん。


 あまりのツンデレっぷりに、何か微笑ましさが沸いてきた。

 頭を撫でてみる。



 ワサワサ



「おっ?」

「ッ!?」


 ツンツンと逆立っている見た目とは裏腹に、すごく触り心地がいい。


 こう何て言うのだろうか。

 サラサラな毛並みじゃなくて、フサフサしてるというべきか。


 癖になりそうな髪の毛だった。



 ワシャワシャ



「………」

「………」


 撫でる手が止まらない。


 そんな俺の右手を止めたのは………。



「何をいちゃついているのですか?」

「「ッ!?」」



 凍えそうなほど恐ろしく冷めた声だった。



「何をいちゃついているのですか?」



 感情が全く籠ってない冷めた声で再度問いかけられる。


 怖ぇ………。


「お、おう、すまん………。意識を取り戻したばっかで動揺しちまった」

「そ、そうよっ!慌ててたのよ!」


 二人して慌てながら立ち上がる。


 ラーナの目は、透き通るほどに凍え切っていた。


「まぁ、主様はしょうがないとしましょう。でも、リボルは分かってて撫でられてましたよね?」

「うっ!?」


 図星を突かれたようで、リボルは爆発した様に顔を真っ赤にする。


 まさか、そこまで心を許してもらえてたのか………。

 本当にチョロインすぎない………?



 俺は大歓迎だけどな!



 まぁ、その辺りの色んな今後の事は、夕莉を交えて話すとしよう。


「そ、それよりも新しいスキルを覚えたわ!」


 余りにも無理のありすぎる話の急ハンドルを切るリボル。


 まぁ、ラーナを落ち着ける為に話に乗りますか。

 スキルも気になるし。


「それは俺も気になるから、ステータス見てもいいか?」

「かまわないわよ」


 さて、許可ももらった事だし、見させてもらいましょうか。





☆★☆★☆ステータス☆★☆★☆



名前:リボル

Lv:139

種族:精霊

年齢:72

性別:女

職業:特級精霊



HP:152/152

MP:240/240

STR:E

VIT:E

INT:A

MID:C

DEX:F

AGI:D

LUK:D



《称号》

極振り(エクストリーム)】【初代最強精霊(フォンダーマイティ)】【帯電少女(エレキガール)】【血の眷属(ファミリア)


《スキル》

・魔法系

【雷魔法Lv.5】【雷弾(エレキショット)】【放電(スパーク)】【雷撃(サンダー)】【閃光張手(エレキビンタ)

・強化系

充填(チャージ)】【蓄電(バッテリー)】【感情爆発(テラボルテージ)

・耐性系

【魔法耐性Lv.4】【麻痺耐性Lv.5】

・特殊系

精霊憑依(フュージョン)



☆★☆★☆☆★☆★☆★☆★☆





 出たなINT:(化物)

 俺の周り、魔法最強クラス多すぎない?



 ステータスはラーナと真逆で、戦闘特化になっている。


 そして恐らく『魔術脳筋』仕様だ。


 STRが(下級)に対し、INTが(化物)

 そこに付属するのが、DEX:(初心者)だ。


 恐らく、コントロール性能がかなり下手くそなんだろうなぁ。


 攻撃系スキルも、三つしか増やしていなかったようだし。

 四つ目、どう見たってさっき取得しただろ………。



 次に称号はこちら。


極振り(エクストリーム)

一点特化型。一つのステータスがAになる代わりに、他のステータスが一段階下がる。


初代最強精霊(フォンダーマイティ)

初代最強の精霊。対精霊キラーL。


帯電少女(エレキガール)

帯電モード。MP未使用時、常に【蓄電(バッテリー)】を発動させる。その際、【蓄電(バッテリー)】によるMP消費は無くなる。



 何て尖った称号だ………。


 一つ目の称号のせいで、あんなステータスなのだろうし、二つ目の称号で最強認定されてるし………。



 そして三つ目の称号が、リボルを雷特化たらしめる理由だろう。



 そもそも【雷魔法】は前に語った通り、威力・攻撃速度共に強すぎる。

 だがその代わり、他の魔法と比べてデメリットが存在する。


 魔法発動に対し、『溜め』が発生するのだ。


 これにより他の魔法に先手を取られる為、一人ではまともに戦えない。



 だが『雷電精霊(らいでんせいれい)』たるリボルは違うようだ。


 称号で発動するスキルが全てを解決する。



蓄電(バッテリー)

MPを消費する代わりに、スキル発動中は【雷魔法】の発動速度が上がる。また、魔法の威力が発動時間に比例して上昇する。



 このスキルと称号の組み合わせにより、デメリット無しで【雷魔法】を使用でき、尚且つ威力が上がるのだ。

 『精霊最強』なのも納得である。


 ちなみに、もう一つ彼女に似合った強スキルがこちら。


感情爆発(テラボルテージ)

魔法発動時の感情によって、魔法の威力が変動する。



 つまり、魔法使用時の感情が強ければ強いほど、魔法の威力が上昇するのだ。

 まさしく主人公である。


 ハイテンション状態での全力魔法とか、末恐ろしいわ………。



 他のスキルはこちら。


雷弾(エレキショット)

雷の弾丸を放つ。


放電(スパーク)

周囲全方向に電撃を放つ。


雷撃(サンダー)

強化されたで電撃を前方向に放つ。


充填(チャージ)

使用時、一定の魔力を蓄える。次のスキル使用時に蓄えている魔力分強化する。



 えっ、もう一個ある?

 説明しなくてもわかるだろう?




 総合すると、リボルは『精霊最強』に相応しいだけの称号とスキルを持っていた。



 そんなリボルよりも全てのステータスが一回り高い夕莉って………。

 リボルよりもHPの高い、魔術師(マジシャン)の母さんも大概だけどな。




「はぁー………。ステータス見たけど、リボルすっげー強いなぁ。最強の称号持ちはやっぱ違うわ」

「そ、そうっ?褒めても何も出ないわよッ!?」


 俺が手放しで絶賛すると、即座に照れてそっぽを向く。

 赤くなった頬と上がった口角は隠せてないがな。


 それよりも気になる事が出来た。


「なぁ、リボル。聞きたい事があるんだが」

「何よ?」

「こんなお前でも、今の精霊王に勝てないのか?」


 『最強』で精霊キラーL持ちに勝てる精霊なんているのか?


「えぇ。悔しいけど、アタシじゃ勝てなかったわ。ミナが逃がしてくれなければ、普通に負けて捕まっていたわね」


 しかし、リボルは悔しそうな顔をしながらも断言する。


「なんで勝てなかったんだ?」


 つまり、リボルは精霊王と戦っていない訳では無く、一度は戦ってその上で負けているのだ。


 やっと俺の知りたかった理由がわかる。


「今の精霊王、ラグニって名前なんだけどね」


 そう言いながら俺を見るリボル。


「おう」





「まず精霊じゃないのよ」





 はっ?




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