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死を呼ぶキミと、不死のボク。

作者:翡色翠星
死神なんていうものがいるのだとしたは、それは彼女のことなのだろう。


死に愛された彼女は、その身に触れたものを死に誘う。
それ故に彼女の周りには、不死者が集うのだ。
ある者は自らの醜い姿を呪い、ある者は繰り返す命に嫌気が差し、ある者は愛する者のために自らの命を差し出す。
そしてボクもまた、彼らと同じように死を望む。
彼女の孤独を知りながら、ボクたちは彼女の優しさにすがる。

「あなたたちは本当に、死にたがりですね…」

そう言った彼女の声は、誰よりも死にたがっているようだった。
序章
不死者の姫
2018/02/26 14:15
1章
屍人は死なない 1
2018/02/28 07:27
屍人は死なない 2
2018/03/01 00:12
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