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第15話 −新たなる日々ー 早朝編

「お兄ちゃん起きて、時間だよ。」


「あと5分。」


「そんなこと言わないで起きてよ〜」


「わかった、起きるからあと10分。」


「わかったなら起きてよ、しかも、なにげに、増えてるし、もう楓歌先輩達、下で待ってるよ。」


「そんなの知るか、あんな奴らはほっとけ、だからあと15分。」


「また増えた……いいから早く起きて着替えてね」


妹は呆れ部屋を出ていった。


「しょうがない、起きるか。」


俺は『いつも通り』、寝間着か制服に着替え、みなが居る、リビングに向かう。


「おはよ〜う」


まだ眠い、まぶたを擦りながら、あいさつをした。


「うっ、おはようヒロ。」


少し驚いた顔で楓歌が挨拶する。


「おはよう、弘樹、それより、ほらな、俺が言った通りだったろ。」


隼人はなぜか嬉しそうに笑っている。


「はぁ、お兄ちゃん、おはよう。」


妹はため息をつき、呆れた顔で答る。


「・・・・・ううぅ・・・・・」」


 まだ眠い、頭がぼっとする。


「お兄ちゃん、なにその格好?」


「んっなにって、制服だけど。」


「もしかして、本気?」


「なにがだ。」


「はっははぁ、弘樹今日どこ行くか、知ってるか?」


「あたりまえだ、高校の入学式だ。」


「そうだな。じぁ、今お前が着ているのは、なんだ?」


「だから、制服だ。」


「具体的にいうと?」


「なにが言いたい?俺がいつも着ている制服に文句でもあるのか?」


「弘樹、お前はさぁ本当面白いやつだなぁ。」


なにが面白いのか?、俺が三年間いつも着ていた制服を着てなにが悪い。せっかくの入学式の朝だっていうのに、気分が悪い。それより腹減った


「もういい、恵美、めひ」


「お兄ちゃん、めひって何、大丈夫?」


なに言ってるんだ。妹よ、なんでそんな、哀れな者を見るような目はなんだ。


「弘樹、いい加減気づこうぜ。」


「何にだよ。」


「服だよ、服、俺たち見て、何か気付かないか?」


 服?何の事だ、言われた見たら、楓歌も隼人もなんかいつもと違うような・・・・・












 


「あっ」


「おっ気づいたか?」








「トイレトイレ。」


 そう言って俺はトイレに向かう。


「おい、弘樹、無視すんな・・・」


 そんな声が聞こえたが、無視した。










 トイレから帰ると妹が、服を持って立っていた。


「はい、お兄ちゃん。」


「なんだこれ?」


「制服。」


「征服?」


「いやいや、漢字違うから。」


「何を征服するんだ。まずは日本か、それとも一気に世界、う〜んやっぱ、夢はでっかく宇宙にしとくか?」


「お兄ちゃん、もしかしてまだ寝ぼけてる?」


「そっか、妹よ、何でも言ってくれ、俺はいつでも、お前の味方だ。世界征服だろうがなんでも、やってみろ。」


「もしも〜し、聞いてますか。」


「よし、そうと決まったら、まず人と物資を集めないとな、う〜んどうするか・・・」



「おにいちゃ〜ん、もしも〜し。」



「全部任せろ、手配は俺が・・・・むにゃ・・・むにゃ。」




「・・・・・あっ・・寝た。」


「立ったまま寝てるよ、器用だな、弘樹。」


「ヒロおもしろ〜い、写メ〜写メ〜♪」


「も〜、お兄ちゃん起きてよ〜。」


「あと20分。」


「また増えた・・・。はぁ。」


「めぐみちゃん私に任せて。」


「えっはい。」


 楓歌は、俺の横に立ち、大声で耳元に



「バカヒロ、お・き・ろ。」



「うわぁ〜。」


「ヒロおはよう。」


 満面の笑顔で、楓歌が言う。


「おおおぉ、だれ?」


「ヒロくぅ〜ん、まだ、起きてないのかな?」


「おおおぉ、楓太じゃあねえか。」


「だれが楓太よ」


「かかっかかぁ、おかしなこと言うな。」


「弘樹が壊れてきた。」


「おっとこんな時間だ。寝なきゃ。おやすみ・・・スゥ〜・・」


 そういってちかくのソファに座り寝た。


「いやいや、意味わかないしってまた寝たよ。起きてよねぇ〜。お兄ちゃん?」


「あと・・・・」


「お兄ちゃんそれもういいから。」


「こうなったら最終兵器。けいたぁ〜いいいいい」


「隼人先輩、そんなんでどうするんですか?」


「見てよ、見てよ、昨日撮ったんだけど、この写真。」


 ボキッ


 次も瞬間携帯が真っ二つに


「あっ、起きた。」


「うおおおおおおおおぉぉおぉ、俺の携帯が・・・・・。」


「隼人何やってやがる。」


「弘樹ぃぃぃぃ、お前こそ何やってやがるんだ。」


「おっと、すまん。」


 そう言って、折れた携帯を渡す。


「一週間前に代え変えたばっかりなのに。」


「おおお、携帯変えたんだ。」


「そうなんだよ。前の携帯が寿命でな・・・・ってこんなこと言ってる場合じゃない。どうすんだよ。」




「う〜ん、あっいいこと思いついた。」


「なんだ?」


「忘れろ。」


「弘樹、ふざけんな。」


「おおっともうこんな時間じゃないか。学校行かなきゃって俺なんで中学の制服着てるんだ??」


「弘樹どうすんだよ。」


「はい、お兄ちゃん。」


「おお〜気がきくな。」


「私、朝ごはんの準備するから、早く着替えてよ。」


 そう言われその場で着替え始めると、楓歌が顔を真っ赤にして


「どこで着替えてるのよ。」


「おお〜楓太、おはよ、・・・・・・んっ楓太って誰?」


「弘樹〜、けいたい〜」


「私が聞きたいわよ。」


「おっと、こんなくだらん話してる場合じゃない。」


「お〜い弘樹聞いてるのか、携帯〜」


「う〜ん部屋に戻ってる暇はない。楓歌、向こういってろ。」


「もう〜。」


「弘樹、無視すんな。」


 そう言いながら、朝飯を準備している、妹の方に行った。その後、着替え、飯を食い、学校に向けて家を出た。その間、ずっと、隼人が話しかけてきてたような・・・・無視だ無視


「気づいてるなら、答えろ弘樹。」


 

 人の思考を読むな、


「弘樹〜どうすんだよ〜」


 聞こえない〜、聞こえない〜




ーチビタのドタバタ井戸会議ー


チ:どうも、チビタです。今回出番ありませんでした。残念。

弘:気にすんな、作者の予定だと、当分出る機会なんてない。

チ:えっ、まだ少ししか・・・

弘:はい、それでは、また次回、見てくれてありがとう。

チ:えっえええ、無視


弘:ノシ



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