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てんもんぶっ!(更新停止)  作者: ソフトクリ~ム
6/17

トランプ

しばらく書いてなくて1話から読み返したんだけどさ…

誤字・脱字が多いですね!すみません!!

脱字どころか脱文までありました。

最低です、はい。

でもどっかの本で見たことだが、最低ってことはそれ以上評価は下がらずあとは上がるだけ!って考えよう。うん、そうしよう。

前書き長くなってすみません。

最悪ですね…

前回は最悪の誤解を招いて終わってしまったが、今回それはおいとこう。うん。さっさと部活をしようじゃないか!


「海人はドM」

「うっさい、おいといてくれよ」


幸い、3人の耳には届かなかったようだ。


「で紅、今日は何するんだ?」


いつもは昨日みたいに勢いで決まるが特にそういうことがない日は部長が活動内容を決めている。


「そうじゃの、今日は…」


4人の部員の視線が集まる中、紅が口を開いた。


「トランプでもしようかの」

「え~、またですか~」


茜が文句を垂れた。

何を隠そう。やることがない日の活動内容第1位がトランプなのである。2位はボードゲームで、3位は古今東西ゲームだ。


「まぁトランプでいいとして、何をするんだ?」

「まずはババ抜きじゃろ」

「「「「はーい」」」」


1年生は入部当初はこのだらけっぷりに驚くものだが茜は入部3日で順応した。

俺らが入った時は2年生がおらず、3年生だけだったがこのだらけっぷりに驚いたものだ。


「ではさっそく始めましょう~」


ゲーム類を仕切るのはなんと華ちゃんだ。

紅と茜はゲームをまぁまぁできる方だが、華ちゃんはもうプロの域だ。ゲームのプロってのは何なのかよく分からないが…

ちなみに凛は勉強はできて、知識も豊富なのだがゲームは全くできない。いつもはポーカーフェイスなのにトランプなどをすると、ものすんごい顔に出るタイプだ。

なぜかチェス類も苦手。スポーツは知らないが、前にボウリングをしたときは下手だった。


「じゃあ配りますね~」


手際よく配り始め、俺達は手札を見る。

5人でやってるので3枚余るが、その中の1枚はいつも華ちゃんがもらっている。あとの2枚は凛を抜かした3人の内、じゃんけんで負けた2人がもらっている。

俺は5のペアと8のペアとKのペアがそろって残りは5枚だ。ジョーカーは持ってない。

他の人たちを見てみると、凛は少しドヤ顔をしていた。手札は8枚もあるのに・・・。

まぁジョーカーは持ってないだろう。

茜と紅はどちらも無表情だった。手札はそれぞれ6枚と5枚だ。

残る華ちゃんはというと…


「あがりです~」

「!?」


まだ始まってすらいないのに終わった。


「な、何をしたんだ華ちゃん…」


ゲームのプロの華ちゃんだ。何回かこういうこともあったし、大体予想が着くが一応聞いておこう。


「何もしてないですよ~。ただ、配るときに自分の手札がペアになるように気を付けただけです~」


天使の笑顔でものすごいことをおっしゃっていらっしゃる。と、紅がすぐに対処した。


「華・・・次はそれ禁止じゃ」

「うぅ~、わかりました~」


残念そうに、だがこれではゲームにならないと理解したのかすぐに了解した。


「では、やり直しじゃ」


また華ちゃんがシャッフルして配り始める。

それぞれさっきと同じ枚数が来たところで手札を見る。さっきより少ない2ペアがそろい、残りは7枚だ。

華ちゃんも今度はちゃんと5枚あった。茜、凛、紅もそれぞれ4枚6枚5枚と同じような感じだった。


「じゃあいつものように凛ちゃんから始めましょう~」

「う、うむ」


凛は左隣に座る茜からカードを取った。

順番は凛→茜→華ちゃん→紅→俺と時計回りだ。

それとなぜ"いつものように"で凛が最初になるのかと言うと


凛は茜から取ったカードと自分の手札を見比べる。そしてペアが見つかったのか"満面の笑み"を浮かべる。ペアを捨てた後も若干嬉しそうだ。


てな感じでとても分かりやすくて弱いからだ。

それはその場にいる全員の心を

『わかりやすい(な)(のじゃ)(です~)!!』

と一つにしてしまうほどに…


その後は順調に進み、残りは紅と凛と俺だ。

1位抜けは相手の表情を読み、好きなカードを取り、いらないカードをあげ、全員の手札を把握するという神業をやってのけた華ちゃん。

2位抜けは運がよかった茜だった。

残り組の手札は俺が2枚、凛が3枚、紅が1枚だ。

そして紅が俺からカードを引く番。

紅は俺の心を読める。

・・・勝つの無理じゃね?


「無理じゃな」

「ほら、読んできた!!」


いや、大丈夫だ。落ち着け俺、無心になれば読まれることはないっ!


「・・・・・・」

「・・・こっちじゃな」

「なんだとっ!?」


なぜペアのカードがわかった!?俺は確かに無心だったはず!


「手札を引くフリをしたら表情に出ておったぞ」

「バカな!?無心になることに集中しすぎて無意識に顔に出ていただとっ!」


そんなバナナ!


「古いぞ。じゃがこれで妾はあがりじゃな」

「くっ…」


凛を抜かせば俺がビリになってしまった。

凛を抜かした4人の中でビリになった人はある仕事を負わなければならない。

それは、凛を勝たせるということだ!

凛はとても弱いくせに負けたら駄々をこねて再戦を申し出るのだ。

それはもう普段のキャラが壊れるくらいに…


「海人、分かっておるな」

「海人くん、頑張ってください~」

「センパイ、頼みますよ!」


それが分かってるからみんなは俺に激励を送ってくれる。

ここは意地でも負けなければ!!

俺の手札は6と9。凛も6と9とjokerを持っているはずだ。ここで負けるためにはなんとしてもjokerを引かなければならない。

気合いを入れて俺は凛のカードを取っー


「ーらずに今回はここで終了じゃ!」

「なんでだよぉぉぉぉぉ!!!!」

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