変わらない変えられない
~前回のあらすじ~
面倒くせー、帰るのすら面倒くせー、茜~しりとりしようぜ。"り"からな。りっしょう何ちゃらうんちゃんかんちゃん。・・・だりぃなぁ。華ちゃんが来た~。面倒くさがってる空気変えてくんないかな。
あ、だめだこれ、余計のんびりな空気に。てかこんなん考えることすら面倒くせー。お、誰か来た。
だらけきった状態のまま、部室のドアが開けられ人が入ってきた。
「・・・数学の佐藤先生じゃないですか~」
そこにいたのは茜が言った通り数学担当の佐藤先生(女性29歳独身)だった。この部室には顧問の先生すら滅多に来ないのに珍しい。
「どうしたんですか?」
「教員室に長谷部先生がいなかったのでここにいるかと思って・・・ってみなさん何をしてるんですか」
「見ての通りですよ~」
華ちゃんの間伸びした声がする。
「見ての通りと言われても・・・華さんが椅子に座ってニコニコしていて、海人さんが机にぐだーっと突っ伏していて、茜さんがソファーで横になって寝ているように見えるんですが」
「その通りです」
華ちゃんが答える。
「ここは天文部ですよね?」
「その通りです」
茜が返事をする。
「今は活動中なんですよね?」
「その通りです」
俺が言葉を返す。
「・・・その通りですしか言えないのですか?」
「「「その通りです」」」
3人で声を揃えて言う。
部室が静まるなか、先生がぷるぷる震えている。この雨で寒がっているわけじゃなさそうだ。
そんなことを思っているといきなり。
「何ですか、なんなのですか!今日は雨だから星の観察ができないのはしょうがないとは思いますがせめて天文部らしい活動をしてください!」
「嫌です」
「即答!?」
「今日はやる気が起きないんです。というわけでここには先生がいないのでお引き取りください」
先生は用事かこのダメ部の更生か悩んでいたが、部室を出ることにしたようだ。
「うぅ、分かりました。けど!今度来たときはちゃんと活動をしていてくださいね!」
「は~い」
・・・また来るのか。
まぁ結局先生が来てもこの空気は変わらなかったな~。一体どうしたらいいんだろうか。
はろ~。
相変わらず後書きをどう書けばいいかわからず困っています。
なんで適当に活動報告のノリで書いていこうと思います。
今回のサブタイトル「変えられない変わらない」でした。
先生が来ても変わらないあの空気、変えようとしても変わらない海人たち。
とか考えて(その時間5秒)打ったのですが、なんて安直なタイトルなんでしょう。もっとサブタイトルを上手くつけられる力が欲しい・・・
というわけで神龍探しに旅に出ます。
投稿はまた1週間後になります。
報告は以上です。
読んでくださったみなさま、本当にありがとうございました!