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死んでからの医者話

「「これ、どういうこと?」」

「あ……」

 そうだった。俺、亜衣と一緒に昼を食べれるからテンション上がりまくって、紹介のことお互いに言ってなかったんだっけ。

「えっと、ゴメン。俺が説明してなかったんだ」

 と、いい俺は2人に説明する。

「なんだ、それなら先に言ってよ」

 と、俺と亜衣は宇絵とそばに寄りながら話す。でも、宇絵はちょっと怒っているようだった。はぁ、俺って本当にダメなやつだな。

「じゃあ、紹介始めるぞ。知っての通り、コッチが亜衣でコッチが宇絵だ」

「「……」」

「……」

 テメーらなんか話しやがれ!! 何か俺が話振らなければいけない雰囲気になってないか。

「わ、悪い。俺、ジュース買ってくるから。二人ともお茶でいいな」

「「う、うん」」

 俺は、その返事を聞く前に走り出していた。


「はぁ、はぁ。きついぜ、流石にあの空間に長時間いたらやばかっただろうな……」

「お、ヒロじゃねーか。ちょっと付き合えよ」

 クラスメイトの――なんだっけ? この人の名前。まあ、適当に流していたら開放されるし無理に思い出すこともないだろう。きっと。

「でも、どこ行くんだ? 俺は自販機行きたいんだけど」

「んじゃ、俺も行く――」

「あ、ここにいたのか。せんとク○」

 !! い、いまあの男子生徒なんて言ったんだ? 

「ああ、今からヒロと一緒に女子トイレ覗こうぜって話だったんだ。お前もどうだ?」

 ちょっと待てぇぇぇ。何で俺まで!? 勝手にお前だけでやってろ。

「ああ、じゃあ行くか」

 こいつは……誰だ? クラスメイトじゃないからわからねえ。まあ、適当に名前はボンドで。

「おう、ボンド。ここにいたのか」

 本当にボンドって名前だったのかぁぁぁぁ。

「ああ。今からヒロとせんと○ンと俺で女子更衣室覗くって話なんだ。Shall we dance?」

 色々違う!! あと、なんでダンス誘ってんだ?! 流石に、女子更衣室で踊ってたら停学もんだぞ。

「ああ。勿論だ」

 しかも、こいつ同意しちゃったし。ってかこいつ何なの? 制服着てないってことは……もはや学校の人間ではないぞ。こいつの名前? 知りたくもないわ。適当に正露丸で。

 しかし、なんてパーティーだ。俺、せんとク○、ボンド、正露丸。桃太郎でさえ動物だぞ!! 動物で鬼退治したんだぞ。俺は、これで何を倒せばいいんだよ。まさか……鬼役か?

 もう半ば諦めかけていたが、ここの空間よりあの2人といたほうが良かったと思う。なんてバカなんだ俺は。そう思うと何としてもこの空間を抜け出したくなってきた。

「あ、わりぃ。俺さ、自販機行きたくなったから先に覗いといてくれよ」

「おう。でもはやくしないと終わっちまうから早く戻れよ」

「あ、ああ」

 一生戻らねーよ!! と心の中で呟く。

 3人が行ったのを確認して俺は適当にジュースを買いに行った。

 数十秒後、女子の悲鳴が聞こえたのは言うまでもない。


「でも、今戻ってもここも暗いままなんだよな」

 いま、屋上のドアの前にいた。でも、このままではらちが明かないからな。

 勢いよくドアを開けて、その場の状況を把握する。

「でさあ、この前のテレビで――」

「それ、あったよね」

 なんと、亜衣と宇絵が仲良く話しているのだ。間違えてどこ○もドア開けたか? 行き先は楽園っぽいけど。

「あ、ヒロ。遅かったじゃない」

「あ、ああ。変なやつに絡まれてな」

 どうしたんだ? 何か気が合うところでもあったぽいけどさ。

「へえ。で、ジュースは?」

「あ、これだよ。お茶で良かったんだよな」

「あんたが勝手に決めたんじゃない」

 ああ、もうわからねえ。でも、亜衣と宇絵が友達になったのは大きなメリットとなるだろう。

はい、どうもです。今回短いと感じたあなた。正解です。これぐらいを基準としたいです。

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