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学校の恋  作者: 今田今日史郎


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2/2

初日の出

「お待たせ」


「おう」


「行こう」


「わかった」


僕達は神奈川の水族館に向かった。


僕達は水族館の水槽を見た。


「綺麗な魚」


「うん」


僕は昔高校生の時に幼なじみと水族館に行ったことを思い出した。


「色んな魚いるね、誠二聞いてる?」


「うん」


玲子は今何をしているんだろうか?


僕はぼーとして水槽を見ていた。


「今日は楽しかったね」


「うん」


「誠二、今日ぼーとしてない」


「そう?」


「へんなの」


「そんなことないよ」


「そうかな〜?」


「うん」


僕は里奈をごまかした。


それから里奈との関係が少し離れていった。


秋になり、冬になった。


里奈からメールが来た。


クリスマス、ご飯を食べに行きませんか?


僕はすぐにメールを返した。


わかりました。


12月24日。


「待った?」


「全然」


「ご飯食べに行こうか」


「わかった」


里奈とレストランでご飯を食べた。


里奈が、


「美味しかったね」


「うん」


「誠二、最近冷たくない?」


「そんなことないよ」


「本当に?」


「うん」


里奈と話していると玲子のことを思い出している自分がいた。


僕と里奈は別れた。


別れ際、里奈が、


「お正月、海で初日の出見に行かない?」


「わかった」


12月31日。


僕の車で里奈を迎えに行った。


「今日は寒いね」


「うん」


ラジオからBzが流れていた。


車は海に着いた。


辺りはまだ暗かった。


僕と里奈は砂浜に座り、日の出を待った。


「寒い、まだかな?」


「もうちょっとじゃないかな?」


3時半を過ぎていた。


小さな光が見えて、太陽が光って見えた。


「綺麗だね」


「うん」


「私、誠二に言いたいことあるの」


「なに?」


「誠二、他に好きな人いるの?」


「いないよ」


「本当に?」


「うん」


「誠二、別れましょう」


「なんで?」


「昔は誠二とデート行っても楽しかった。でも今は私のこと見てないもん」


「そんなことないよ」


「誠二が一番わかってるんじゃない?」


「なにを?」


「今後のこと」


「わかった」


里奈は泣いていた。


僕達は初日の出を見上げた。


そして僕は里奈のマンションの近くまで車で送った。


「誠二、今までありがとう。さようなら」


「里奈、ありがとう。さようなら」


里奈は車のとびらを閉めた。


僕は車の中で泣いていた。


里奈、ありがとう。さようなら。


前作、沖縄の結婚式の前日譚です。合わせて読んでいただけると嬉しいです。

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