学校惨劇
これも小学生の頃に見た夢。
ちょうど、ちょっと怖いと思っていたクラスメートの女の子がいたかも。
(わたしが「いやだ」って言えなかったがために、勝手に怖いと思っただけなのですけど……)
私の通っていた学校は男子が結構あれている学校でした。この頃の反動なのか、拒絶気味に『いやだ』と言ってしまう自分が、残念。
☆☆☆
先生は一人もいない。そんな教室からはじまった気がする。
なんだか不安にさいなまれるような雰囲気が漂っていて、クラスメートたちが減っていく。
家に帰るんだろう、そんな感じだと思う。
でも、男子は相変わらず騒がしくて、私はいったん廊下に出た。
曇り空なのだろうか。夢の雰囲気はずっとモノクロ。
夢の中で色がつくのってなくはないが、どちらかと言えばモノクロが多い。
だけど、この夢はこの色が似合っている。違和感のない雰囲気だった。
廊下をひとりで歩いていると、恐ろしいほどの恐怖感に襲われていった。
悲鳴とかを聞いたわけではないが、悲鳴が聞こえた気がするような。
逃げなくちゃ殺される、そんなイメージが、私の中には出来上がっていた。
なぜか、クラスメートが減っていた理由を思い出す。
校内は異様に閑か。
そうだ、殺人鬼(怖い人)に殺されてしまっていたんだ。
階段にさしかかり、その奥に続く暗闇を覗き込むと、その思いがぐんと深まった。
だけど、教室には戻れない。
だって、殺されてしまうもの。
だから、手すりなどない当時の階段の壁をさすりながら、一段一段降りていくのだ。
残り5段くらいになると、子ども一人くらいが滑り台にできそうな、手すり?が現れる。
私は壁からその手すりに手を置き変えて、やっぱりゆっくりと降りていく。
最後の一段。
私の手が何かにぶつかった。
クラスメートの、首だった。
だいぶ時間が経っているので、覚えているような覚えていないような。
だけど、誰かに襲われる、首があった、が強烈に記憶に残る、そんな夢でした。
小学校中学年くらいの頃。
うーん……10歳くらいの子の見る夢じゃないよなぁ……。私どんな小学生?