1裏話.爛△ハ%1}}s獄
がらんどうの感情。
故に、執着し続ける。
暗闇に独り佇む影は、白い今日の世界で囁いた。
『大丈夫』
そう言って、去ってしまった。
なんて無責任なのだろう。裏切られたような気分がずっと、胸の奥で這いつくばっている。?*|&も同じ気持ちらしかった。
心底失望した僕は、置いて行かれた?*から離れないと魂に刻んだ。僕は裏切らない。絶対に。
ずっと?*を見てきた。苦しむ様子を、苦悩と慟哭の影に浸って望んでもおかしくなれずにいる姿を。
仕方なかった。そんなの誰でも知っている。
そして、その地獄から救ったのは彼だった。
心の底から幸せだった。?*も、?*達を見ている僕らも。涙すら出てきそうになって、初めて『幸せ』を知ったのだと気づいた。
だからこそ、?*を置いて行ったのが許せなかったんだ。?*|&は全力を尽くして、僅かながらも色を守った。天地の差があるながらに、何故そんなことが叶ったのか今でもわからない。きっとその果てしない苦悩と号哭の分、?*は彼を忘れたくなかったのだろう。
いや、?*のことだ。失いたくないなんて言えず、ただ置いて行かれたくなかったのだろう。だから、忘れたくないなんて控えめなことを言ったのだ。それが、?*の精一杯の叫びで、訴えで、慟哭だった。それなのに。
…それなのに!!!!
なんで。
「なんで、こんなことしたの…?」
もういい。君がそうしてどっか行っちゃうなら、僕が?*を離さない。
逃がさない。絶対に、離さない。
この執念を、燃やし続けてやる。
「…愛?」
____空虚の綴る、色と闇の葛藤