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Fake and Liar  作者: うるフェリ
 
4/31

1裏話.爛△ハ%1}}s獄

がらんどうの感情。

故に、執着し続ける。

暗闇に独り佇む影は、白い今日の世界で囁いた。

『大丈夫』

そう言って、去ってしまった。

なんて無責任なのだろう。裏切られたような気分がずっと、胸の奥で這いつくばっている。?*|&も同じ気持ちらしかった。

心底失望した僕は、置いて行かれた?*から離れないと魂に刻んだ。僕は裏切らない。絶対に。

ずっと?*を見てきた。苦しむ様子を、苦悩と慟哭の影に浸って望んでもおかしくなれずにいる姿を。

仕方なかった。そんなの誰でも知っている。

そして、その地獄から救ったのは彼だった。

心の底から幸せだった。?*も、?*達を見ている僕らも。涙すら出てきそうになって、初めて『幸せ』を知ったのだと気づいた。

だからこそ、?*を置いて行ったのが許せなかったんだ。?*|&は全力を尽くして、僅かながらも色を守った。天地の差があるながらに、何故そんなことが叶ったのか今でもわからない。きっとその果てしない苦悩と号哭の分、?*は彼を忘れたくなかったのだろう。

いや、?*のことだ。失いたくないなんて言えず、ただ置いて行かれたくなかったのだろう。だから、忘れたくないなんて控えめなことを言ったのだ。それが、?*の精一杯の叫びで、訴えで、慟哭だった。それなのに。

…それなのに!!!!

なんで。

「なんで、こんなことしたの…?」

もういい。君がそうしてどっか行っちゃうなら、僕が?*を離さない。

逃がさない。絶対に、離さない。

この執念を、燃やし続けてやる。


「…愛?」

____空虚の綴る、色と闇の葛藤

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