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山本遊佑

最近のエロあるあるに物言いたい

作者: 山本遊佑

 エロの・・・。


最近は身近にエロが手に入る実に便利な世の中になりました。

スマホ一つで検索すればでてくるエロサイト・・・膨大な中から好きな女優やジャンルを選べる・・・なんと素晴らしいことなのでしょう。

だけど、この昨今、あまりにも楽ちん(チン)にエロが手に入り過ぎじゃないでしょうか・・・。

苦難の末、エロをげっとした喜びありますか、妄想や想像力が低下していませんか、性の若年齢化感じませんか・・・。

時代の流れには逆らえない、そうです今はそういう世の中です。

それに抗う必要もないし、おじさんだからといって、昔は良かったなんてノスタルジーに浸ることもどうかと思います。

だけど、昔あったエロあるある聞いて欲しい・・・あるある言いたい・・・ねぇ、いいですか、うん、じゃあ(カイ)いてみるね(笑)。


私自身、性の目覚めはいつかと、考えてみました。

女体を見て発情するとなれば、中学の頃となるでしょう。

だけど、低学年の時、友人と遊んでいて屋根裏だったかな~秘密探検みたいな事をしていていました。

暗がりの中で、めいめい好きな事をやっていて、探検で興奮していた私は床?(布団だったかな)にうつぶせでアレを擦りつけんたんですよね。

これって本能でしょうか、床オナに近い感じかしらん気持ちよかったんよね~。

で、寝る前とかよく布団に擦っていましたよ。

それでも精通(初射精)には至りませんでしたけど。


私自身、性の目覚めは奥手な方に入るのでしょう。

小学校の頃、道端で落ちていたカピカピのエロ本を見つけても、ぺらっとめくってはみるものの変な罪悪感を覚えて、なんじゃこらって感じでした・・・でも、ちょっと興味はあったんかな。


精通は中学の頃ですね。

なんかでた・・・えっ?白い、俺?病気になったんじゃ・・・あちゃーって感じでした。

で、自分なりに調べて、それは健康な男子は皆起こることと知りましたよ。

こんな話聞きたくない?うん、そうだよね。


一度、目覚めると、そりゃあ探求したくなるのが生理的欲求の一つ性欲の常であります。

まずは、深夜帯のエロい番組ですな。

親や妹達が寝静まった後、11PMの行水企画、洋画「エマニュエル夫人」「エーゲ海に捧ぐ」に代表される邦画洋画を問わずエロいヤツをこっそり観ていましたよ。

いつ、親がやってくるかも分からない恐怖に耐え、傍らには常にリモコンを用意(番組をすぐに変えれるように)して、右手を唸ならせていました(笑)。


そうしたある日、親父が箪笥に隠していたエロ本やエロビデオを見つけた時は、まさに宝物を発見した喜びに打ち震えたものでした。

それに押し入れにあった、半村良氏、夢枕獏氏のハード小説のエロいシーンは、何度も読み返し、劇画の挿絵を見ては興奮しましたね。

オカズとしてもなかなかいけましたよ。

もうね、妄想力はこの当時に相当、鍛えられたものです。

一文に思いを馳せるってか(笑)。


今はなんか、スマホいっちょあれば、ドーンとリアルに観られるでしょ、なので忍ぶものがないですよね(笑)。

懸命に探して隠れてこっそりひっそりと、これがエロはじめの醍醐味だったと思うのです。


けど、親父がどっかで仕入れたか分からない、無修正ビデオのやーつは、ちと刺激が強すぎましたね。

あえて留守番するシチュを作って、時間を確保、マッハ両親の部屋に忍び込み、箪笥からビデオを取り出し、ビデオデッキにIN血眼で鑑賞していました。

賢者タイムもそこそこにスッキリした後は、我に返りますよね。

バレるとマズイので、きっちりテープは、以前停めたところまで巻き戻して、完璧な隠ぺい工作を図っていましたよ。


そうして、高校生活でエロ本を購入、のちエロビデオをレンタルと自らの力で、エロを掴むようになっていくのです。

しかしエロ本の購入は、何度も葛藤してエロ本コーナーの周りをうろちょろして一歩が踏み出せなかったり、エロビデオも同様でカウンターがバイトのお姉さんだったりすると躊躇しタイミングを逸したりしておりました。

まあ、最初の内だけですけど・・・慣れるとエロビデオ一気に5本以上借りていました。

しかも、当日返しでダビングしていたなあ(笑)。


性へのとっかかりは、当時はハードルが高かったように思えます。

だから、エロ追求に夢中で躍起になっていました。

秘だから覗きたい、見てみたい。

知らない世界には、とてつもない快楽がある・・・と。

とはいえ、一足飛びで大人の階段を昇っちゃう猛者もいたことは今も昔も変わりませんけど・・・。

一般的な当時のネクラ男子論としてですな書いております。


そう、めっちゃ苦労していたんですよ。

エロを手に入れる為に、ネタ探し→ネタの多くがテレビやビデオ(自分の部屋に持ち込めない)→居間のテレビで勝負する(リスクを背負って望む)→息を潜め、神経を研ぎ澄まし、オ〇ニーに集中しつつ、物音など気配にも気を配る→イタス→証拠隠滅のち即撤収なのです。

それが今では(極論かもしれませんが・・・)、自分の部屋に入る→鍵をかける→ベッドに寝転ぶ→スマホでエロ検索→成就とな流れでしょ。

背徳感0ですな・・・う、う、羨ましくなんかないやい(笑)。


結局何が言いたいのか、書きたいのかといいますと、そういう時代がありました。

それが良いのか悪いのか分かりません。

 が、今は性のボーダーラインが薄く曖昧に感じます。

かといって、性が明らかに解放されている感じではありません。

でも簡単に手に入るエロ・・・身近過ぎるっちゅうか、なんか、歪な感じを覚えるんですよね。

なので、私当時の話を聞いて(読んで)欲しいなあと思ったのであります。

ただそれだけ、それだけの文であります。

オカズも時代の流れとともに千差万別、いいんです、いいんですよ~。

一生懸命、取り繕っております(笑)が、そんな時代もあったんだ~と思って頂けたら幸いです。


 奥深さよ。

 つーか、なんてモン書いてるの(汗)。

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― 新着の感想 ―
[一言] あの頃、私達は確かに、ロールプレイしていたと思う。 ・前衛 オカズを確保する役。 ビデオショップでのレンタルや、父兄秘蔵の物の拝借 これすなわち、勇者パーティ。 ・中衛 コピーガードキャ…
[良い点] 隠蔽工作のくだり、懐かしすぎて涙とかが出そうになりました。どの向きでしまってあったか忘れてしまって、「もう死ぬしかない」とまで思ったのを思い出しました。 本当に便利になりましたね。良いこと…
[一言] お父さんやお兄さんといった身近な男性親族の隠している本やビデオは思春期の少年達にとって実に有り難い物ですが、それらを鑑賞するのは「肉親の性癖を垣間見る」という申し訳なさが不可避的について回る…
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