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もっと見ろよデモス!


イチは困惑していた。


「えっと……。何でわたし。この特等席とやらの空き地にいるのだろう」




──それはちょっと前の事──




露天風呂とやらについた一行は、現場に降り立った。

岩がゴツゴツしている山の中腹にそれはあった。


何だか大きな水溜まりがあり、湯気が出ている。


──温泉だ!


イチは心踊った。

露天風呂に入ったことはないけど、温泉にならはいったことがある。

それは普通の風呂屋で温泉が引いてあるだけだった。

けれど普通のお湯よりも暖まって、体の芯からポカポカする。

ここは天然露天風呂!

でもお湯のあちこちから岩が飛び出ていて、居心地は悪そうだ。

リリス様が白と黒を呼んだ


「じゃあ。シロエとクロエ。綺麗に整地してくれるかな?手前は浅く、奥に行くにつれて深く出来るかい?

一番浅いところで膝辺り。

深くて座って肩にお湯が被るぐらい。

君たち基準でいいからね。

それとお湯が湧き出す穴があるから、そこは塞いじゃダメだよ。

出来るかい?」


「らじゃ。まかせて。できる」

「ラジャ。きれいに。スルヨ」


シロエとクロエは地面に手を置く。


シロエは右手。

クロエは左手。


空いた手は繋いである。

そしてボコボコと岩が動き、盛り上がったりへこんだり、気がついたら大きな浴槽が出来ていた


──ほえー!


なんですか?このチート娘達は!

色々可笑しいとは思っていたけど、ここまでとは!


「イチ。シロエとクロエは凄いでしょう?

今までは個人プレーでしていたから時間が掛かったけど、手を繋いで二人の魔力を同化させて造成スピードが信じられないくらい上がったよ。

本来二人は水と油に見えて、親和性があったからね。

ずっとフェルを通してお互いの魔力が交流していたからさ。

まあ。シェリルやマレーヌがフェルとにゃんにゃんしている時間を使って、魔法講座を開いてあげたからね。

聞いた先から吸収してくれるので、教え甲斐があるよ」


リリスは満足気に頷いている。

イチは興奮する。


──ホント凄い!


コレだけの物を作るのに5分も掛かっていない。

わたし。コイツらと殺し合おうとしたなんて……ホントバカ!


「さあ!みんな脱いだ脱いだ!

ああ。イチ。そこに眠っている親子。

服脱がしてあげて。

起こしてダメだかんね?」


──えっ?わたしがですか?


反論するとマジで半殺しにされるから、ここは大人しく


「はい。喜んで!リリス」


呼び捨てにしないと、これも半殺し要件


──マジで片腕もがれちゃう!


わたしは岩影にいる母娘のところへ向かう。

そしてそそくさと脱がしに掛かる。


先ずはシェリル。

何だかわたし女だけど、寝ている女の子の服を脱がすと凄く背徳的な気分になる。上着やスカートくらいなら何とも無いけど、ブラを取ってこぼれた胸を見てドキドキしてしまった


──これもある意味チートだわ


まだ15歳の女の子なのに、パイオツの大きさは……これいかに?

思わず服の上から自分の胸を触ってしまった。

比べるのも烏滸がましいレベルだわ。


そして恐る恐るパンツを剥ぎ取りに掛かる。

何気にシェリル。

お尻がデカいので、仰向けでパンツをずらすとケツに引っ掛かる。

前のオケケが見えとるのに、ケツが引っ掛かってこれ以上進まない。仕方ないので下半身を横にずらしてケツの布切れを下ろす。

えっと……今度は太ももでパンツが渋滞する。

またシェリルを仰向けにして膝を立てて、パンツをスルスルと滑らす。

そして……全裸にする。

パカッと力無く大股開きになった。

見てはいけないものを見せられた気がして、慌てて足を閉じ綺麗に揃えてあげた。


──なんでドキドキしとるのわたし……


この全身チート娘め!

可愛いし美人だしパイオツ&シリはデカいし、女のわたしが見ても理想そのものだよ。

この天使のような顔をして人妻なんて!

あんまりよ!


これ以上シェリルの裸体をガン見すると、殺意が湧きそうだから次はマレーヌに移行。


うん。シェリルでコツを掴んだから、今度は旨い具合に全裸に出来た。

マレーヌとシェリル。

二人並べてしげしげと見てみると、何ともはや、いい感じ。

親子って丸分かりだね。


それにしても何だろこのビックマシュマロは?

このモミモミしたくなる衝動は?


誰もいないし


──ちょっとだけ


モミモミモミモミモミモミモミモミ


──おお!コレは!クセになるのぉ!


モミモミモミモミモミモミモミモミ


─グレイさんもモミモミしたのかな?


モミモミモミモミモミモミモミモミ


──やめられない止まらないわこれ


モミモミモミモミモミモミモミモミ


「あっあんぅ!」


──やばい。変な声でたぞ


「イチ。早く来いよ」


リリスが呼んでいる


──はっ!危ない。目覚めるとこだった


別な意味で……


「はーい!今行きまーす」


わたしはそそくさと湯船のある方へ戻った


──で?何すか?この状況


大きな湯船の中……奥にはグレイさん。

いつものように大股開きで右にシロエ、左にクロエ、そして真ん中の特等席にはリリス様。

コレはまあ。

いつものことですから……。


で……その隣に少し離れてデモスさん。

その特等席にはリーダーが鎮座ましてますが、そのリーダーさん。

青紫の顔を更に青ざめて、見るからにガクブルしておるのです。

豊満な胸をデモスさんに押っつけ抱き合っておりますが、死にそうな顔をしておるのです。

デモスさんも白い顔を少し朱に染めて……恥ずかしいとは真逆……怒りに震えておるのです


「ほら!イチ!さっさと脱いで入りなよ」


リリス様の低い声に、わたしはサササと脱いで湯船に入る。流石にあのショートパンツでガーターベルトのままで町をウロウロしていたら変態だから、一応女の子らしい服装していたからね。

脱ぎますよ。


ちょっと今しがた胸元チートな母娘をみて、自信を失いかけた裸になりました!



両方共特等席は埋まっているから、何処に座ろうかな?


あっ!今デモスさんと目が合った!


そういえばこの綺麗になったわたしの裸、デモスさんどう思うのかな?


チラ!


もう見てねぇし!


──もっと見ろよデモス!


「ここ少し空けたから、こっち来なよ」


特等席のリリスさんの脇が少し空いている。


──そこに座れと?


嫌だけど、反論出来ない。

即効で思考を放棄して、リリス様の直ぐ脇……グレイさんの左胸の方にわたしも鎮座する。

グレイさんの太ももにお尻を置いて、抱きつく。

目を閉じてピクリとも眉を動かさないグレイさんに、腹が立つ!


──乙女が抱きついんだぞ!もっと堪能しろよお前!


でも凄く狭い。

リリス様がわたしの腰に手を回してきた。

わたしもリリス様の腰に手を回す


「どう?居心地は?」

「さ……最高です」


最高に落ち着きませんよ!リリス様!


「あの。つかぬことをお聞きしますがリリス様」

「ん?何だい?」


「お隣のリーダさん。ずいぶんとお困りのようですが……何故あのように?」

「ああ。あれね。あれはね」


説明によると、リーダーさんが

「あっ。あーん。私もグレイさんとぉーお!」

くねくね煩かったので、静かにして上げたらしい。


「リーダーとデモスじゃ格が違いすぎるからね。

同じボクの眷属でも、リーダはデモスに頭が上がらないのさ。下手に動くと首か飛ぶからね。

リーダは今。息も絶え絶えさ」


そうですか……あのリーダさん。男なら誰でも喜ぶと思っていたけど……例えイケメンでもデモスさんは論外なのね


──えっと……グレイさん?わたしを見詰めてる


ちょっとキュンってしちゃった。

何故そんなに見詰めるの?

いよいよわたしの魅力に気がついたのか?


「おい。羊。狭いからデモスの所へ行け。

それからリーダ!お前は暫く正座してろ」


──デモスさんの所へ行けと?


「ほらフェルが言ってる。

さっさと行きなよ。ちゃんと抱きつけよ。腕や脚で挟み込むんだぞイチ」

「はいっ!今行きます!」


リリス機嫌を損ねると腕をもがれる


そしてリーダは解放されてグレイさんとデモスさんの間のちょっと広いスペースに正座した。

リーダさん。

裸なのに普段と見た目余り変わらないのは、これいかに?


「し……失礼します」


わたしはデモスさんに抱きつく。

横っ座りでは無く、言われた通り脚を開いてデモスさんの腰を跨ぎ挟み込む。腕は背中に回して抱きつく。

体が密着しているし、何かお尻にデモスさんのポニポニが当たっている。


──もうドキドキが止まらないっす


「顎を我の肩にのせろ」


デモスさんの言う通りにする。

わたしは膝を地面に付けて、中腰になってデモスさんの逞しい肩に顎を乗せた。

デモスさんわたしの頭をグググと両手で挟む


──首をもがれちゃうのかな?


そんなことは無くて、邪魔な羊角が当たらないようにしておる。

そして必然的にわたしの頬とデモスさんの頬がくっついてしまった。

デモスさんの鼻息が荒くなり、心臓もドキドキ激しく鳴っている


──これって……愛の目覚めかな?


わたしも負けじと心臓ドキドキいっちゃってる。

どうしよう?デモスさんの鼻息凄すぎ!

わたしに興奮しているの?


わたしも全身が熱くなる。


ガシッ


デモスさんの右手がわたしの背中を抱く。

そして左手が


バチン


わたしのお尻に当たり、片方の尻の膨らみを鷲掴みにされる


──ああ。このまま襲われちゃうのかな?



「ああ!リリス様!」



──ですよねー。分かってましたよ!


鼻息荒くクンカクンカが始まって直ぐに分かりましたよ。でもそれじゃあ、わたし可哀想すぎますから、妄想実況して楽しんでましたよ。

お尻を掴まれているのも、ただそこにお尻があったから……。

デモスはわたしに発情してる訳じゃないもの



「あああ!リリスさっまあ!」



クンカクンカクンカクンカ


「イチ。お前いい匂いだな。

リリス様の匂いもする。最高だ」


クンカクンカクンカクンカ


はいそうですよ!

わたしはか弱い裸の乙女でも、デモスさんにとっては只の……




──匂い袋で抱きマクラ!──





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