15歳の結婚
「あまりにもひどすきます!」
シェリルは涙を溜めている
「いたいけな女の子が好きな男の人に振り向いて貰おうと、こんな恥ずかしい格好してまで頑張っているのに!なんで無視するんですか!
泣いちゃいますよ!」
恥ずかしそうには欠片もみえなかったけどね
「はぁー。あのなシェリル。オレはお前が好きだが、別にそんな格好することないんだぞ。
確かにいい尻しているな。
エプロンも可愛い。
でもな。
オレはいつものシェリルの格好の方が似合っていると思うし、その方が可愛いぞ。
それに……誰に唆された?」
その目はリリス様をみている
「いやあーそのー。夜の街を徘徊するじゃない?
人間てさ。夜になるとね。
もう気が緩んでんのかな?身だしなみもボロけてる訳よ。誰にもみられないと思ってね。
でさ。女の子?に裸エプロンさせてる男結構いるわけさ。もうにやけた顔しちゃってさ!その近くでわざと物を落としてみたり。拾ったついでにチラ見したり、グレイも男だからもしかしたら……なんて思ってさ。
シェリルに吹き込んだ訳よ。
もうさ、なりふり構わずのとこが可愛いねシェリルちゃんは!
ボク気にいっちゃった!眷属にしたいくらい!」
そして皆の脳裏に
『グレイさああああああああん』
という甘ったるい雄叫びが響き、あのくねくねグラマラス女王リーダがちらついた。
「だめだ!あれは!
シェリルはシェリルのままがいい!」
グレイが壊れた
瞬間。シェリルがグレイの間近に迫り、小指を立てる
「グレイさん!わたしグレイさんの女ですか?
それともただの通りすがりの女ですか?
もしこのまま通りすぎるというのならば、わたしにも考えがあります!
リリス様に頼んで眷属になって、何処までも追いかけますよ!
わたしはもうグレイさんといっしょにお風呂にも入っているし、ひとつのベットで寝ています!
もう1ヶ月にもなりますよ!
もうコレ。言い逃れできませんよね!
そこのとこ!この際ハッキリしてください!
わたしもこのまま宙ぶらりんのままなら、裸エプロンでもなんでもして振り向いて貰うしかないのです!
このシェリル15歳!掛け値なしの乙女!
身も心も全てグレイさんに捧げる覚悟は出来ております!さあ!返答はいかに!」
ぐいぐい迫る
「いや。マーレ……」
「いいですよ。15歳は成人ですからね。
まあ18歳までは準成人扱いで結婚やお付き合いは親の許可が奨励されていますけれど……わたしはシェリルを応援していますから、グレイさんなら安心して娘を預けられます。本人がその気なのですから、遠慮なく貰って下さい」
マレーヌに逃げ道を塞がれる
「シェリル……実はなオレには……」
「好きな人がいるのでしょう?お聞きしています。
わたしシェリルは別にグレイさんの一番でなくてもいいのです。わたしがグレイさんを生涯一番にすると決めたのです。だから、その人を正妻にわたしは側室でも一向に構いません。嫌ですけど、愛人扱いでも我慢します。だから……わたしをグレイさんの女にして下さい!」
グレイは困った顔をして
「オレは……アレが使い物にならないから……シェリルには誰かと子供……」
「嫌です!絶対絶対絶対絶対嫌です!わたしは他の男の物にも誰かに抱かれるつもりはありません。
グレイさんはわたしが他の男の物になってもいいのですか?わたしが他の誰かに抱かれてもなんとも思わないのですか?わたしはグレイさん以外は絶対嫌です!
それに……グレイさんは治ります。わたしも出来るだけの事はします。
それに!そんなことは関係なく、わたしシェリルはあなたと共に生きたいのです!」
「グレイ……ヒトの心がわからないボクにでも分かるよ。シェリルは引かない。もうルビコン川を渡っちゃったんだ。
ボクは今のシェリルを眷属にはしたくないな。
それに……ああなっちゃうよ。少なからず……ね」
みんな上目遣いになる。
想像するのはやはりグラマラス女王リーダ。
グレイは『しょうがないな』という感じで、シェリルの肩を掴む
「シェリル。オレにはやらなきゃいけないのことがある。だからお前の側に居てやれないし、お前を連れてもいけない。
どこで野垂れ死ぬかもわからない。
だが、生きていたら必ずお前のとこに帰る。
お前が何処にいようとそこがオレの居場所になる。
それでもいいならオレの女にしてやる」
「もちろん。あなたの女になります」
淀みなく流れる覚悟。
そうか……とグレイは頷き、魔法の袋から指輪を出す
「婚約指輪ってヤツだ。貰ってくれるか?」
「嫌です」
速攻否定の言葉に、流石に驚くグレイ
「婚約なんて……もうすぐグレイさんが行ってしまうのに!またわたしを宙ぶらりんにするつもりですか?
でも、その指輪は気に入りました。
結婚指輪というなら喜んでいただきます」
「ハイハイ。グレイの負け。
どのみち結婚するんだろう。ボクらみたいに何万年も生きられないよね。人間の一生なんてあっという間さ!
それなら早い方がいい。シェリルちゃんの言うとおりさ。
ほら。呼び名を変えるだけだろう?
シェリルが左手の薬指を出して待ってるよ」
リリスが促し、グレイは頭を掻いて
「マレーヌさん。お言葉に甘えて今この時この瞬間をもって、シェリルをわが妻にするがいいか?」
「なにを遠慮することがありましょう!
今日はわたしの生涯最高の日になります。
今夜は貸し切りでお祝いしましょうね!
わたしのプレゼントよ!
食べ放題!飲み放題!」
そしてグレイはシェリルの目を見て
「シェリル。オレの妻になれ」
「はい。あなたの妻になります」
そしてシェリルの左手の薬指に指輪をはめた。
15歳シェリル。
結婚しました。
この物語はプロットや青写真も描かず
作者も三行先も内容が分からない
行き当たりばったりで書いてます
(国などの初期設定はしましたよ)
(先にプロット書いちゃうと、何故かありきたりな内容でつまらなくなるので、まるっきり止めました)
それで今回!
マジでマジメに
ホントに結婚するなんて思わなかった!
ビックラポンですわ!
なぜ裸エプロンからそうなる?




