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みんなでお風呂回!わたしは拘束具か何かか?


シロエ。わたしイチ。クロエ。


三人は裸で直立不動にされている。


ここは浴場。


宿屋の隣に併設されている。

宿屋とは繋がっている。


なんでもシロエとクロエが三時間ほどで完成させたという。魔法でね。

道理で見覚えあると思っていた。

今住んでる仮住まいと雰囲気が似ている。


大人が十人入っても余裕がある浴槽。

洗い場も広くて余裕がある。


浴槽にはお股をおっぴろげたグレイ。

その右側にはリリス。

左側には女将のマレーヌさん。

そして真ん中……グレイの前の特等席にはシェリル。


みんなグレイに抱きついてうっとりしている。

シェリルなんて橫っ座りでグレイの胸に顔をつけ、瞳を閉じ女の顔している。


親子を拐うクリオ伯爵の前に、この男を成敗すべきではないだろか?


良くわからないが、旦那のいる女の人ってこんなことしてはいけないのではないだろうか?

それも親子揃ってだなんて……


─鬼畜案件ではなかろうか?


そしてグレイはやさぐれた顔で、わたしも含めた美少女三人の裸をジロジロと見ている。


「よし!お前ら横を向け。右向け右!」


シロエとクロエは横を向き、つられてわたしも横を向く。なぜこんなことをしている?


「今度は後ろだ!」


三人は後ろ向きになる。

ケツをグレイに見られている


「よし!もう一度こっちを向け!」


正面を向く。グレイ。なんだか満足気な顔をした


「おい。リリス。お前の言った通りだな。

三人ともそっくりだ!首をすげ替えてもわからん。

よし。お前らもういいぞ好きにしろ」


─えっと?


グレイにこれからわたしが女へと、無理矢理に脱皮させられる前に値踏みされている訳では無かったの?


─へっ?ただ見比べてみたかっただけ?


それだけにこの美少女三人を並べて観賞していた……。


今はわたしたちなんてどうでもいいみたい。

デモスのあのゴミをみる目ほどではないけど、ホントに記憶の端からもわたしの裸体は消し去られている



─こんなに綺麗になったのに!


─もっと見ろよお前!



ふうふう



興奮した。



で、シロエとクロエはグレイに抱きついている三人をジト目している


「わたしの。ばしょ。りりす。ずるい」

「ワタシノ。ばしょ。マレーヌ。ウラヤマシイ」


リリスはその浅青紫の裸体を晒し


「それじゃ。変わってあげるよ!でもグレイを洗うのはボクラにさせてよ。君たちいつでもできるでしょ?」


「こうしょう。せいりつ」

「イレカエ。シヨウ」


そしてリリスはシェリルとマレーヌを誘って浴槽から出る。三人揃って身体を洗うみたいだ。


そして当たり前のようにグレイの右側、白目の方にはシロエ。左側、黒目の方にクロエが収まる。

抱きついて、片足ずつ足を絡ませる


─うっわ。引くわー


その間、グレイは目を瞑り眉毛ひとつ動かさない


「いいよ。まんなか。とくべつ」


─なにをいってるのシロエ?


「イチ。きょうだけ。とくべつ。まんなか。ユズル」


─ん?まんなかゆずる?



……?!……



─そこに座れと?


その空き地に座れと?



─わたしが?



「いや。いいです。クロエに。ゆずる。わ」


とりあえず片言真似して拒否ってみる



─なにが特別か!いらないわ!



「早く座れよイチ。後かつかえてんだよ。それともボクを怒らせたいのかい?」


なぜかリリス様に殺気を見せられて、わたしは従順な猫になる


「失礼しまーす。お邪魔しまーす」


なるべくグレイに触れないように座る


「そう。じゃ。ない」

「コウ。すれば。イイ」


両脇をシロエとクロエに抱き抱えられて、なんだかシェリルがしていたような格好をさせられる。

裸で男に抱きついている。

なんかドキドキする。

デモスがいいのに


─ワタシハウワキモノ


どう?わたしは?どうかな?


─チラッ


グレイをみる。

無表情で目を瞑っている。

なんか嫌な筈なのに、すごくガッカリした。

プライドが傷つけられた気がした。


でも相変わらず心臓が激しく脈打つ


─おしりのフニャフニャはなんだろう?


その時



ガラー



ドアが空いた。


「グレイ様ああああああああん!」


裸のリーダが浅紫グラマラスボディーをくねくねさせながら嬉々とした顔で向かってくる


グレイの目が開いた。


わたしと目が合う。

『そんなに見詰めて!』

胸が高鳴る!


「よし。使えるな」


何やら物騒な事を呟かれる。

そしてわたしの両脇に手を入れ立ち上がる。

わたしは持ち上げられる。


「抱きつけよ。わかったな?」


えっと?今。抱きついてましたよね?

この衆目の中、立っているグレイさんをぎゅぎゅぎゅっと締め上げれはいいのかな?


あーーーれーーー


わたしはぶん投げられ、体の正面を迫りくるリーダに向ける。


─ぶつかる!!!


条件反射でリーダに抱きついた


『これをしろと?リーダに抱きつけと?そゆうこと?』


「なにをするのイチ!八つ裂きにされたいの?」

「いやあ~。その~。グレイさんが抱きつけと……」


「まあ!」


リーダが嬉しそうにくねくねする


「グレイ様ったらあん!こんなプレイ初めて!」


もうどうでもええわ



─わたしは拘束具かなにかか?



グレイは浴槽を出ると入り口ではなく、窓を開けた。

そこからマッパで身を乗り出す!


「こいつ苦手。オレは逃げる。リリス付いて来い!

パチンが必要だ!……エルメス」


グレイの体が光り、足に小さな翼が生える。

そして窓から飛ぶように夜空に駆け出して行った!


「やれやれ。裸だからね。パチンで服を着せろってことでしょ?はぁーーーーーーーー。

だからだからだからだからだからだからグレイは最高さ!ボクの予想の斜め上をゆく!」



そしてリリスも出ていった。



翼生やして飛んでたよね?



で、わたし。



いつまで抱きついていればいいんだろう?




リーダのくねくねが止まらない。

















これ……書き終えた時。


自分『馬鹿かも!?』って

本気で悩んださ!

でも馬鹿じゃないよね……


アホだわこれわ……



☆★☆



これで第ニ章が終わりました。

円筒型の筒の中で生きてきた少女イチ。

狭い世界から解放され殺戮を繰り返し[ 愛とは? ]を模索した思春期の日々。

如何でしたか?


第三章もイチの目線から始まりますが、主役的な役割は宿

【跳ねる子馬亭】の母と娘になります。

【跳ねる子馬亭】に兵士達が大挙してやって来ます。

果たして宿屋の母娘の運命は!

グレイやその仲間達とどう交わっていくのか?

楽しんで頂ければ嬉しいです。

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