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神の因子


綺麗な身体になったわたしイチは、夜はリリス様に、日中はルルワ様に弄ばれた。


わたしが疲れると回復させられ、底無しの女神パワーにいいようにされた


─どんな風にされたって?


もう言いたくない。そんなレベル。

こっちもいろいろ仕返ししたけどね!




そして決闘から五日目。




わたしはアルネ村の【跳ねる子馬亭】にいた。

噂に聞いていた女将さん。噂以上に綺麗で美人だった。

ただ、ダーレルの街へ出稼ぎへ行った旦那の消息が分からず、少しやつれていた感はある。

それでも金髪で青い瞳で清潔感があり、清純そうで、きっちり胸元まで隠した服は好感がもてる。

華やかなエプロンがよく似合う。

歳の割に若くは見えるけど、やはり大人の色気を感じる。


そして娘のシェリルちゃん。15歳って言っていたけど、結構大人びている。それに胸が大きい。リリス様やルルワ様よりも大きいと思う。

顔は幼いと聞いていたが、ぜんぜんそんなのことはなく、やっぱり大人びている。

金髪で青い瞳。なんか色気があって、領主のクリオ伯爵が親子揃って手に入れたいと思う気持ちは少しわかる。

けど許せない。絶対守ってあげる!


【死の円舞団】の生き残りだもの。パパとママとみんなが助けることで同意していた。勿論わたしに異論はない。絶対助けるよ!


今は夕食をみんなで囲んでいる。

今日はお店は休みでみんな朝から飲み食いしている。

日中はルルワ様もいたけど、何故か夕方から居なくなってリリス様がいた。

同じ紫のゴスロリメイド服を着ている。

ふたりはあまり仲が良くないっていっていた。


そうそう。ルルワ様とシェリルちゃんは仲良しで途中抜け出して、ふたりで食材の買い出しとか行ってた。

手を繋いで『ルルワちゃん』なんて言われていた。

わたしはとても、ちゃん付けなんて出来ない。

わたしにとって凄い恩人だし、それにリリス様とは違った怖さがある。



クロエはずっとわたしの隣にいた。

わたしが移動するとクロエも付いてきた。

トイレに入るとその扉の前で待っていた。

なんかもじもじしていたから、手をツナいであげたら凄く嬉しそうな顔をしていた。

クロエは年齢の割には幼く感じる。

きっと眠っていた期間が長かったせいもあるだろう。

言葉使いもつたないし。



─なんで殺そうなんて思ったのだろう?



初めからこうして会って話せば、良かったかもしれない。今もクロエのお腹に風穴を開けたあの感触は忘れられない。

沢山殺してきたけど、なんか自分を(こころ)(もろ)とも殺したような気がした。

もう二度とクロエとは戦わない。

そう誓った。


で、シェリルちゃん。

ルルワが居なくなって今度はわたしにターゲット変更してきた。

わたしの角が気になっているみたい。じろじろ見てるのに、見ない振りしていた。

ちょっとウザいので、こちらから声を掛けた


「この角が気になるの?」


シェリルは嬉しそうに笑って


「うん。凄く気になる。それ作り物?

ぐるんぐるんしていていいなぁって思って……」


いいだろう!デモスとお揃いだよ!


「良かったら、触ってみる?クロエもいいよ触って!」


シェリルに振ったら、クロエも興味深々な顔をしていたから触らせてあげた。

女の子ふたりがわたしを挟んで、角をさわさわしている。


「これって取れないの?」


シェリルが聞いてきたのて、チラッとリリス様をみる


「あーそれねー取れないよー骨にくっついているから!だってさ戦闘中に外れたら格好悪いじゃん!

もうイチの身体の一部だよー」


だそうですよ。シェリルちゃん。


今度はわたしの足元というか、ガーターベルトを見ている。凄く羨ましそうに……なんか『いいなぁわたしもしてみたいなぁ』って声が聞こえてきそう。


まあ。年頃だからね。気になるのはわかるけど、ちょっと早いかな?人の事は言えないけど……。

ここは敢えて触れないでおこう。


後はシロエちゃん。あの子すごい気になる。

絹のように美しい髪で顔は何故かわたし達に良く似ている。クロエとは色ちがいの双子みたいだ。

瞳が赤い。でもデモスのように炎のような赤ではなく、ピンクのような透き通った赤。

そしてすごい美少女。

で淡いピンクのゴスロリメイド服でフリルエプロンやらカチューシャやらは白。すごく可愛い。


「イチ。シロエが気になるのかい?さっきからジッと見ているけど……そこんとこドーヨ」


リリス様が聞いてきた。ここは素直に乗ろう


「ええ。なんかわたしに似ているなぁーって思って。

もしかしたら血の繋がりとかあるのかなーって」


「そりゃそうさ。この子の元の素材が、ルルワの妹だからね。何世代とか渡っていない分、同じようなものだよ。

この世界のあちこちにさ、神々の因子を隠してあるんだ。しかるべき時にしかるべき者が見つけるためにね。まあ。神の因子と言っても、所詮人間からみれば神レベルなだけだから、人間がなんとかしようとして何とかなっちゃうようなレベル。

でさ。クロエもシロエも神の因子な訳。

そして何千年も経った時、それぞれ別の場所で違う者が見つけ育て、同じ日にこのボクの隣に座る男の奴隷となった。

これを人は偶然と呼び我々は必然と知る。

まっ。難しいかもしれないけどそんなとこ!」


わたしはリリス様の隣に座る男を見た。



灰色の髪に白と黒のオッドアイ。



見てくれはあれだが、ただの人間にしか見えない男。



リリス様やルルワ様を怒鳴りつける男。



神の因子とやらのクロエやシロエを奴隷にして侍らす男。



一体なんなんだこの男は!




あのリリス様が惚れている!


あの恐ろしいリリス様が……。

あんな顔するんだ!

あの男をあんなに見惚れて!

トロンとした目をしちゃって!




なんなの?この男。




グレイって何者?












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