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ざんねん美少女ルルワ


黒髪、黒目の抜けるような白い肌の美少女は、あのグラマラスな姿からは想像出来ないような、いたいけね雰囲気をだしていた。


喋らなければ


「妾の胸がないではないか~!

あれだけでどれ程間抜けな男共を落とせると思う!

妾の胸を返せや~!」

「姉上。先ほどリリスの了承を取り、力を抜かせて貰いました。もちろん姉上の力もついでに……」


「妾は了承した覚えなぞないぞよ~!酷いではないか!こんな餓鬼の姿にしおって……お主ら鬼かぁあ?」


ホント話さなければ、いや話していても絶世の美少女である。見た目はクロエがそのまま成長した感じ。

血の繋がりや姉妹感がある。


「おい。黙れルルワ。どうせ奴隷になればそんなものは出っぱっていようが引っ込んでいようが同じだ!」

「なにを言うのじゃ灰の者。お主も妾を奴隷とするからには朝夕かまわずお楽しみするつもりじゃろ?ならこの貧相な体ではなく、あの女体美を極めた以前の身体で妾に奉仕された方がよかろうて?」


グレイはラチがあかないと言うように首を振ると、アズラを向いた。


「こいつだけ後10年見た目幼く変えられるか?うるさくて目障りだ!」

「出来るけど、リリスも五歳児になっちゃうよ」


「な、な、な、な、なんじゃとぉ!妾をそのようなガキにするつもりか!あんなもの性別だけで女ではないわ!

妾は女神ぞ。人類初の女ぞ。原始の女ぞ。その妾から女を奪ったら何も残らんではないか?」


グレイの言葉に目くじらを立てる。シロエとクロエがグレイとルルワの間に割ってはいる


「ますた。こいつ。うざい。ちなより。うざい」

「マスタ。はやく。どれい。にして。こいつ。ダマラシテ」


「お前らよく言った!よし、黙らそう」


そしてグレイはルルワの近くに立った


「まさか。お主。妾をこのつまらぬ姿のまま奴隷にするつもりではあるまいな?

この貧相な胸ではパフパフしたりポフポフされたり、お主を喜ばすことはできんぞ?

それでもよいのか?」

「問答無用。オレの奴隷になるか?アズラの奴隷になるか?ここで瓦礫に埋もれるか?どれかを選べ。

三だけ数えてやる」


「お主に決まっておろうが!」


ルルワは叫ぶ。

アズラはそんな姉に


「もし姉上やリリスの身に危険が迫れば、あたしが預かっている力も一時的に姉上の所へ戻るわ。

その時、体も元の姿になれるはず」

「判ったわよ。さっさと妾を奴隷にでも何でもすればよいわ!女神を奴隷にするなぞ、あり得んぞ」


ルルワは諦めて、胸をグレイに差し出した。

グレイはそこに手を置き、呪文を唱え、奴隷紋を魂に刻みつける。


「はあん!」


バカみたいな声をルルワがあげ、儀式は終わった。

アズラが封印を解く。


別にただ一言二言呪文を唱えて、呆気なく封印が解けた。千年の拘束が嘘のようだ。


そしてルルワを覆っていた壁がボロボロ崩れ、お約束の真っ裸な美少女が降臨した


「おお!自由じゃ!自由じゃ!妾は自由じゃ!」


あられのない姿で踊り廻る。

本人は貧相と嘆いていたけど15歳設定にしては、なかなか丸みと膨らみのある良いオッパイが揺れまくっている


「るるわ。どれい。だけどね」

「ジユウ。うわべ。ダケ」


白と黒の容赦ない突っ込み


「おい。アズラ!あの見苦しい女、お前にやる。

ありがたく受け取れ」


アズラは心底嫌そうな顔をして


「グレイ。なぜあたしがあなたをここへ誘導したと思ってるの?あのビッチ女神の手綱を握れるのはあなただけ。諦めて」


「じゃあ、あの変態に服をプレゼントしてやれ!

羞恥心などないのだろう?」


アズラは裸で奇声を上げながら踊る姉上に向け、指をパチンとならした。

その瞬間、裸体は紫のメイド服を装備した。


「なんじゃあ?こんなのいやじゃ!裸がいい!

裸が妾の一張羅じゃ!」

「黙れ。変態」


奴隷なので命令は絶対。ルルワは口を押さえてワゴワゴしている。


「あの。グレイ。これを……」


アズラは三本のネックレスをグレイに渡した


「グレイ。これは認識阻害のネックレス。

あなたの歪んだ目からみれば、あなたの奴隷はただの奴隷にすぎない。

けど多くの者達からすれば、この三人はあまりにも美少女すぎ。連れ歩けば必ず嫉妬され摩擦を生む。

余計な軋轢は避けるべき」

「認識阻害か?これを着ければ目立たなくなる、という事で間違いないか?」


アズラは頷き、ネックレスを渡す


「半分正解。どちらかというと『記憶に残りにくくなる』かな。グレイの魔力に反応するから、外せるのはグレイだけ。もちろんグレイや奴隷の三人はお互い普通に認識出来る」

「ありがたく貰ってやる」


グレイは受け取ると三人の奴隷を呼んだ


「お前らそこへ並べ。頑張ったからプレゼントをやろう」


紫。白。黒がいそいそと並ぶ。しれっと紫が先頭にいる。いつものグレイなら蹴りつけるとこだろうが、今回は、この紫に一番に着けてあげたい。

こいつを誰の記憶からも消し去ってやりたい


「ほらルルワ。これからよろしくな」


ニコニコしながら、ネックレスを付けて貰っている。

ドレイ紋を刻まれた奴隷はご主人様から贈り物や御褒美を貰うと、凄まじく嬉しく感じる。

そしてシロエとクロエにも付けてあげた。


「よし。似合っている。流石オレの奴隷だ」


「ますた。ありがと」

「マスタ。うれしい。これ。キレイ」



「ご主人様。今宵。抱いて」



笑顔だけなら、ときめく男子も多かろうに……。


グレイには嫌悪感しか無かった。

もちろんグレイは紫の言動、基本無視に決めた。







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