プロローグ1 死亡・・・そして
・・・今どうなってるんだ?
頭からあふれ出る赤い液体。
痛みを通り越して逆に何も感じない。それどころか少し気分がいい。
確か車を運転してたら・・・動物が飛び出して来て・・・びっくりして・・・避けようとして・・・電柱にぶつかって・・・これヤバくね?
少しずつ意識が遠のいていく。
全身から少しずつ力が抜けていく。
俺はこのまま死んでしまうのか?
ヤバい・・・もう・・・だm・・・
俺、田中太郎24歳独身はここで死んでしまった。
次に目が覚めたのは謎の森の中だった。
あれだけ盛大に事故ったのにやけに痛みを感じないし、手を見ても怪我一つ無い。
待って、落ち着け。
今俺はどうなってるんだ?
冷静に考えるともし俺が無事なら病院で寝てるはず。
ってことはここはあの世って奴か?もしかして。
うん、俺はたぶん死んだ。そしてあの世に来ちゃったんだろうね。なるほど・・・
って納得できるか!
マジで俺死んだの?まだ24歳だよ!しかもこの歳してまだ童貞だよ!未練しか残ってないよ!
その上、親より先に死ぬとか親不孝にも程があるだろ!
・・・なんて俺がなんか色々と考えてると近くの茂みから音がした。
「え?」
俺がそっちを向くとそこには明らかにこちらに敵対意識を持った・・・猪にうさ耳がついた奴が出てきた。
おいおい、あの世ってこんなのもいるのか?
とにかくこれってマジやばくね?
俺もしかしてあの世に旅立って数秒で死ぬの?
もうだめだ・・・と、あきらめかけた瞬間どこからか声がした。
「エレキスラッシュ!」
その瞬間、謎の光と共にそのうさ耳イノシシは真っ二つに切れた。
えっと・・・これは何?
全くもって意味不明だったが俺は助かったのか?
「ったく、何でこんなとこにそんな低レベで来るかな?危うく死ぬとこだったぞ。」
声の元にはピンクな髪が美しい女の人がいた。
この人が俺を助けてくれたのか?
って・・・低レベって何だ?あの世にはレベル的存在でもあるのか?
「ほら、ついてこいよ、安全なところまでついてってやるから。」
と、言われたので俺はその女の人について行って、何とか森を抜けることが出来たのであった。