表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
外章。私は何故か海を漂っていた  作者: 魚村 光志
1/4

1話。【行方不明】

 何故こうなったのだろうか…?

 私は今救命ボートの上にいる。つまりここは海、そして目の前には…飛行機の()()が落ちていた。

 確か私は、ポ皇へ向かおうとして、極東大陸が見えてきたときに、桔梗からロケットエンジンに切り替えるといわれて、徐々に高度が下がってきていたのは感じていて、そして気が付いたら海を漂っていた。 

 あの飛行機は私の他に機長が乗っていたはずだったが、海水を検知したら自動で開く救命ボートの上には誰一人も乗っていなかった。

 救命ボートにはオールや非常食、簡易ろ過装置が付属してある作りだった。そのオールを使い、残骸が多く漂っている海を捜索したが、誰一人として見つからなかった。

 いや…、何かがおかしい。

 国際航空法で海に落ちても浮くように、さらにわかりやすいように常備することが義務だったはずのブラックボックスが一つも見つからなかった。

 偶然読んだ本に記載されていたボックスの写真を思い出して探しているが、どこにもない。

 数十分探した末、見つかったのは…


「防水用無線機と水、信号弾、それに…階級章…?」


 見たことがない階級章らしき布を、コクピットあたりから発見した。

 飛行機は、見るも無残に真っ二つになっており、浸水をし始めていたが、運よく乗り込むことができ、これらすべてを機内で発見した。

 しかし、この階級章も実に謎だった。

 

    ☆


  ✙   ✙


  ―――――――――

  ―――――――――


 こんな感じの階級章だった。

 後々調べてみたが、このような階級章はどの国家にも使われていなかった。もちろん我が国も…

 まぁ、今はそんなことを思っても仕方がないので、無線機を使い、救助を呼ぶことにした。だが…

 キューゥン

 ノイズが入るだけでどこにもつながりそうにない。周波数を合わそうにも何番に合わせばいいかもわからない状態であった。

 なんかいろいろ絶望度が半端ないので、私はあきらめて水を飲むことにした。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ