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隣には、眠っているアリスの顔があった。
勇次は、嘆息しこんな時に寝なくともいいのにと思ったが口には出さなかった。
「ああ、言い忘れてたがもう一つ倒さないといけないモノがあるがまぁそれは、後々に話すよ、契約者なら必ず会うから」
途中からめんどくさくなったのか雷鳴は、最後の敵を説明するのを放棄したと思った勇次はため息を漏らした。
「まあ、あれは、見てみるほうが早いけどね」
ポツリと言った雷鳴の言葉は誰も聞こえなかった。
数日前
勇次は死のマラソンを走た、次の日は全身筋肉痛になっていたが気合いで学校に登校した。
教室ではもう皆、友達が出来ていた。
勇次だけがまだ友達と言える人が一人しかいなかった。
机に着き荷物とかを整理していると、その友達で幼馴染の優奈が居た。
「何で先に帰るのよ」
拗ねたような怒っているよう顔で言ってきた。
「いや、ただの幼馴染だろ?何寂しかったの?」
こんな優奈が珍しくついつい日頃の恨みと可愛さで意地悪を言ってしまった。
何時もなら軽口が返ってくるのに何時までまっても来ないことに訝しむと。
「勇次のバカ」
小さな本当に小さな声で言って来た、幸か不幸か勇次の耳に入ってこなかった。
「それより今日暇だよね?私が暇って決めたから買い物に付き合ってよ」
他愛もない話でしゃべっていると、突然そんなことを言って来た。
「いや、しばらく暇じゃない」
そう言いたら優奈は、悲しそうな顔を一瞬したように見えた。
これも契約者になったおかげじゃな?
「わかった、暇じゃなくなったら言ってね」
言ったあとすぐ女子のグループに入っていった。
そのあと数人の男子が来て。
「優奈さんと知り合い?もしかして彼氏?」
男子生徒の一人が言ってきた、どうやら勇次と優奈の会話が気になたようだ。
「いや、幼馴染だけど?」
優奈は運動、勉強などができるのだしかも容姿端麗と来た実際もっと上の学校も余裕で入れるのだがなぜかこの学校を選んだのだ。
中学の時もテストで1位を譲ったことがなかった、運動もできるから、勧誘が来たがすべて断って帰宅部に入ったのだ、だから放課後は、よく一緒にいた。
それを聞いた男子生徒は安堵のため息をついた。
昼は何処で食べるか迷っている時に、優奈が近づいてきた、その手には包みに入っている弁当を持って。
「昼作って来たから恵んであげる、屋上に行こ」
優奈は勇次の返事を待たずに手を引っ張り、屋上に向かった。
途中廊下に居る人の視線に晒されたが、もう何時もの事なので気にしなかった。
この学校は生徒にも屋上を開いている、屋上には生徒はいなかった。
そんなこんなで二日間が過ぎた。
二日間でKTGTが一人暮らしをしろと言ってきたのだそこで何とか親を説得し学校にそこそこ近い所に住むことになった。
セキュリティがしっかりしていたから親も納得したのだそのマンションは、KTGTが管理していた、普通の人にも貸し出しているらしい、ちょうど隣も入るらしい、終わったら隣に挨拶しに行ったら出てきたのが優奈だった。
「え?何で勇次が居るの?まさか、ストーカー」
聞くと優奈も一人暮らしをするのだそうだ。
何時も通りに優奈と一緒に登校したら、なぜか途中で会うからだ、教室がざわめいていた。
勇次は適当なクラスメイトを捕まえて聞いてみた所、転校生が来るのだそうだ、それで不思議なので話していると、確かに不思議だった入学式が四日前に行われたのだしかも1年、勇次は嫌な予感がしたが、気のせいで片付けた。
先生が入ってきて次に転校生が入っていた、入ってきた瞬間にうるさかったのが時間を止めたように何にも聞こえなくなった。
皆が見惚れていたが、勇次だけが頭痛がした。
転校生はアリスだったからだ。
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