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勇次が耳を疑った、目の前のアリスが人類の敵、魔王と言ったのだ。
目の前の華奢で肌白い少女と魔王とは、全然違っているからだ。
いや待てよ、もしかしたら、残念なこなのか?それとも痛い子なのか?どっちにしろ危ない子か……神は残酷なことをする、と勇次が考えていたら。
「いや、本当の事だから、助けてくれるよね?朝のあれ私初めてたっだの」
勇次の不穏な?気配を察知したのか、アリスが言って来た。
勇次は、早く終わらせる事にした。
「アリス……とりあえず、聴くから言って」
アリスの話を要約すると、ネットゲームのランキングが10位に入った処で部屋に入って来た男がアリスのPCを取られ、この世界に落とされた。
「要するに、引き篭もりのアリスを案じた家族が外に出したと」
アリスの白い肌は本当に外に出ていなかったからと、勇次が呆れていると、ピリっという音が聞こえたと思った時には、意識を無くした。
黒色のコートを着た集団が廃墟のビルに居た、床には勇次とアリスが横たわっている。
「こいつが契約者か、どうやら暴走はしていないみたいだな」
一人がポツリとつぶやいて、周りを見渡しながら。
「こいつらを運べ」
勇次は小部屋で目を覚ました、痛む頭を押さえながら辺りを見渡し横にアリスが居るのを発見した。
「アリス……起きて、アリス」
アリスの体を揺さぶっていると。
「う……ん?」
アリスが勇次を見て周りを見渡し、しばらく考えたように一つ頷き。
「勇次……私を襲うとは、今発情期なの?」
アリスが聞いてきた、勇次は心なしか痛いのが増した。
「勇次どうやら、私たち閉じ込められたようだぞ?」
あの後、勇次が、頑張って説明したところ、アリスは、知っていたと、笑いながら言った。
勇次の中でアリスは、腹黒で決まった瞬間だった。
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