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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

勇者育成コース

作者: 黒兎と満月

続きが気になって読んでみたいと思ってもらえたら嬉しいですが。

半端な感じです。

腹の底から喉が裂ける様な叫びと共に、力任せに振り上げた両手剣を振り下ろす。

全身に走る痛みを気合で押し殺し、今はただ目の前に存在するこの敵の生きの根を絶つために。

憎しみを、生への執着を、今渇望する全てを殺意に手にする凶器に乗せ繰り出した斬撃は、握り締めた両手に衝撃と痺れを伝えるが奥歯を食いしばり指が千切れんばかりに握り締め振り切る。

 『ギィギャァーー!』

渾身の一撃は断末魔の叫びと共に視界に濃緑の血飛沫と鉄錆似た生臭い悪臭をもたらした。

「はぁ、はぁ、ふぅー。」

振りぬいた武器を構え直し敵を睨め付け、肩を上下させる大きく乱れた息を整える。

生死を賭けた戦闘の末に敗者となった醜い小鬼は床に崩れ落ち、撒き散らした血肉と灰に変わり崩れ落ちる。

そこに残るのは細かな灰と赤黒いビー球の様な結晶。

生まれて初めての命を賭けた戦闘の終わりと共に忘れていた体の痛みと疲労に膝を突いた。



 今日が昨日に明日が今日へと変わる午前0時。

携帯が単調な電子音と振動を繰り返し誰かからのメールの着信を告げた。

 件名「勇者育成コースへのお誘い」

「あぁー、チェーンメール?迷惑メールか?」

送信元の表示は「d-god@.co.tk」って凝った悪戯だな、ゲームの広告とかか?

 本文「拝啓 混迷し停滞する異世界情勢を受けましてこの度現状を打開するべく勇者・英雄を育成、派遣する運びとなりました。選考の末貴殿の適正が審査基準を満たしましたのでこの度候補生と登録されました。

本コースを受講し勇者・英雄へと成長し世界救済の事業にご参加を希望されましたら本文未入力のままご返信ください。 敬具」

怪し過ぎるだろ、返信するとどうなるのか興味が沸々と湧き上がりきになってきた、最悪メルアド変更すればいいだけだよな?

個人特定とかメルアドだけじゃ無理だったような、それにしがない貧乏学生から搾り取れる金なんてしれてるし、リスクを犯す事もないよな…。

しばらくの迷いと思考の後、好奇心に負け返信を送り返した。


 それが後戻りできない後悔をもたらすなんて、普通は思いつかないし考えないよね。

自分の軽薄さを恨む日々がくるとは知らなかったんだよ! 

楽しんで読んでもらえる作品の設定を試行錯誤してます。

寒くてタイピングするのが辛い今日この頃ですね。


ありがち設定ですがいかがでしょう?

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― 新着の感想 ―
[良い点] 導入としては良い感じです。 [一言] 続き、読みたいです。
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