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エルフの里!3

「着いたよ、どうぞ入って」

随分と里から離れた場所ですね。

「ありがとうございます」


「今、飲み物を出すからそこに座っていて」

「わかりました、お気遣いありがとうございます」

....それにしても、魔法書がかなりありますね。

「あなたって何か魔法の研究をしているんですか? 」

「えっ! 全然してないよ、研究をしているのは僕じゃ

 なくてお父さんだよ」

「そのお父さんはどこに行ったのですか? 」

「今は、多分だけど葬悼の洞窟にいると思うよ。すぐ

 に帰ってくるか待っていたら? 」

「葬悼の洞窟とはなんですか? 」

「確か人族とエルフとの争いがあった場所だよ」

「ありがとうございます、待っておきますね」

そのお父さんは魔法書をこんなに見ているんだからなにか特別な魔法が使えるかもしれませんね。

早く帰ってきてくれませんかね。


あっ、そういえば自己紹介を一度もしていないですね。

「すいません、話は変わるんですが互いに自己紹介を

 しませんか?」

「あっ、そういえばまだだね。僕はシュタント・ハフ

 ト。よろしく」

「はい、よろしくお願いします。私はフィルド・アウ

 ェリといいます。「C」ランクの冒険者をやらせて

 もらっています」

「アウェリさんは冒険者なんだね、だからあんなに強

 かったんだ」

「いえいえ、そこまで強くありませんよ」

褒められると少し恥ずかしいです。


「それにしても人族なのにどうやってそこまでの実力

 を....」

「まぁ、色々ありましたから。出来ることなら経験し

 ない方がいいですよ」

これは、誰にも経験させてしまってはいけません。

「聞きたくなるな、けど嫌そうだからやめておくよ」

「そうですね、聞かれると嫌です....あっ、あり

 がとうございます」


これはジュースでは、

普通はお茶じゃないんですか?

....なるほど、果物が多いエルフの里ならではのものですか。

しかし、元の世界ではない果物もあるので変わった味が楽しめますね。

大満足です。


( ガチャ )

誰でしょうか?

「お父さんだね、帰ってきたみたい」

例のあのお父さんですね、挨拶に行きましょうか。

「すいません、お邪魔しております。フィルド・アウ

 ェリといいます」

「そうか、俺はシュタント・シルヴァンだ。俺は気にしな

 いからゆっくりしていくといい」

全然、驚いているように見えませんね。

不思議な人です。

「お父さん、無愛想に話さない。それとアウェリさん

 がお父さんに用があるって」

「それもそうだな。悪い、ところで嬢ちゃん。俺に何

 か用か? 」

「はい、少し用があります。ところであなたお強いで

 すよね? 」

「なんのことだ?」

流石にこんなのを見たら誰でもわかりますよ。

「あなたは自分の周辺にある魔力の濃度を高くして維

 持していますよね」

「....よくわかったな。それでなんのようだ?」

「あなたに魔法について少し教えて欲しいだけです。

 教えていただけませんか?」

「....まぁ、いいだろう。少し興味が湧いた。今

 から教えてやる」

「ありがとうございます」

「ちょうど必要だったからな」

「ちょうどとは? 」

「じゃあ今から教えるからよく聞くんだぞ」

はぐらかされましたね。

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