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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

二重人格者の異世界生活

作者: 雪紀

久しぶりの単発!ちなみにこれ書いてる時体調不良だよ()

前の単発よりかはいい出来になったらいいなぁと考えてる呑気な人です

「」が普通に声出してる時、何も無い時はナレーション代わり、『』は念話的なもの、()は思考だよ!

ちなみにサーバーの人からのリクエスト!本編どぞ〜

「んん…眩しい…」

太陽の眩しさで俺は目を覚ます。

「あー眠い…眠いなぁ…」

そう言って俺はまだ眠い目をこすりながら体を起こす。

俺の名前は雪紀(ゆき)。ここ錬金術で栄えてる国、アルケミスト・ホープ錬金国(れんきんこく)…略称ケミスト錬金国だっけ?に住んでるある部分を除けばただの一般人だ。そのある部分ってのは…まぁ、また後で時間のある時にでも話すとしよう。

今から俺はこの国の王様、(かい)寿()・リンというやつに会いに行く。と言うか定期的にある呼び出しだな、呼び出しの理由はまた後ほど…

ちなみにこの国の人は基本的に漢字とカタカナの名前で構成されてる。俺だと雪紀・アイリスだな。

んで、王に会いに行くんだが…正直言おう、ダルい。

だってダルいじゃん。王様だよ?なんかヘマしたら罰じゃん?怖いよ?まぁうちの国の王はそんなことしないと思うけどさ…

雪紀「はぁ…しゃーない。行くか」

そう思い、俺達は重い腰を上げて用意するのでありました…

〜数十分後〜

雪紀「…よし、こんなもんか?」

俺は顔を洗い、朝ごはんを食べて身支度を整えていた。

あくまで王に会いに行くからな、ヘマはできない。

雪紀「こんなもんでいいよな?〇〇〇〇。」

俺は虚空に話しかける。

雪紀「…お前ならこの時間まだ寝てるか。んじゃ…」

俺荷物を持ち、最終確認を済まして…

雪紀「行ってきまーす。」

と、誰も返事をするはずのない家に言って出かけるのでありました。

〜数十分後、アルケミスト城〜

雪紀「着いた…」

俺は数十分の距離を歩き、この国の王族が住んでいるアルケミスト城に着いた。

門番「ん?ああ、これはこれはアイリス殿!お久しぶりですな!」

門番が笑顔で話しかけている。

雪紀「…あ、俺か!」

ヤッべすっかり忘れてた。

門番「はは、貴方以外に誰がいるというのですか!

王がお待ちです。どうぞお通りください。」

と、笑顔で門を開けてくれた。ありがてぇな。

雪紀「サンキュ、また後で会おうな。」

俺はそう門番に言う。

門番「ええ、行ってらっしゃいませ!」

そして俺は門番に一旦別れを告げ、お城の中に入っていくのでありました。

〜アルケミスト城・城内〜

雪紀「相変わらずデケェなここ…」

俺はアルケミスト城の大きさに度肝を抜かれていた。

雪紀「迷わず行けるかな〜…こんな時にアイツがいればいいのに寝てやがるし…」

アイツと言うのは…まぁ後で出てくるだろう。

ちなみに俺は方向音痴だ。

雪紀「はぁ…頑張るしかねぇな。」

そして俺は王室に向けて歩き出すのでありました。

〜数分後〜

雪紀「ここ何処だよー!!!!!!!」

勿論俺は見事に迷子になっているのでした。

あれ?俺何回か来てるよな?なんで?

雪紀「だーもうダルいぃぃぃぃ!」

と俺が叫んでいると。

『うるさいよ雪紀。起きちゃったじゃん。』

突然そんな声が頭に響く。が俺はいつものことなので気にせず

雪紀『あ!やっと起きたか馬鹿野郎!さっさと道案内しろよ!』 

と思いっきりキツイ言葉を言う。

『相変わらずだね君は…仕方ないなぁ、ほら。』

こいつがそう言った途端俺の頭に脳内マップが映し出された。

雪紀『サンキュー!後でアイス奢ってやるよ!』

『マジ!?ラッキー!』

他愛ない会話をする。てかこいつチョロいな…まぁいいや。

そして俺は脳内マップを頼りに王室に向かうのでありました。

〜王室〜

結局数分だけ遅刻しました。ちなみに王様は…

界寿「今まで遅刻したことなかったのに珍しいねぇ…?まぁ初めてだから全然いいよ。次から気をつけてね〜」

って、笑いながら軽い感じで流されました。良かった〜

というかうちの王滅茶苦茶フレンドリーだなやっぱり。王がこれで良いのか?まぁそれは置いといて…

界寿「で、今日もいつもと同じ呼び出し理由だよ。最近の研究成果はどうかな?」

そう聞かれる。俺は姿勢を正して…

雪紀「それでは報告させていただきます。近頃の研究では―――」

作者の語彙力では表現できないので割愛…

〜報告後〜

雪紀「―――…で以上でございます。」

俺は報告を終わった。ちなみに俺が王に報告したこととは錬金術の研究である。研究者なんだよ〜

界寿「今回も興味深い報告をありがとう雪紀。やはり君がいないとこの国はここまで発展しなかった。君をこの城の研究者代表にしたいのだが…」

とありがたい申し出を言ってもらうが…

雪紀「恐れながら王。私は責任者等は向いていません。あと数日もすれば私はこの国を出ようと思っているのも変わりません。申し訳ありませんがお断りさせていただこうかと存じます。」

丁重に断らせてもらう。俺には向いていないしもっと広い世界を見たいからな、俺は。

界寿「そうか…時々国に帰ってくるといい。その時は歓迎しよう。」

雪紀「お心遣い感謝します。それではこれにて失礼させていただきます。」

と言い、俺は王室を出ようとしたのだが…

界寿「雪紀!」

王に呼び止められた。どうしたのかと思い振り向いたら…

界寿「…これまでの功績、大義であった!」

と笑顔で言われ、俺は思わず笑みがこぼれ…

雪紀「…はは、そんだけかよ…!」

と返してしまったが王は気にせず

界寿「いつでも帰ってこい!」

そういう王に対し俺は…

雪紀「…ええ、時々帰らせてもらいます!」

と返すのでありました。

〜アルケミスト城・門前〜

俺は帰りながら思考を巡らせる。

雪紀(今日なんかアイツ起きるの遅かったよな…アイツが起きるの遅いときって大抵なんか嫌なことが起きるんだが…ま、考えたってしゃーねぇか。)

と思い門を出る。が…

雪紀(…あれ?あの門番何処へ行った?それだけじゃねぇ。他の門番も居ない…)

門番が居なくなっていた。仕事を放棄した?なわけない…アイツラがそんな事をするわけがない。おかしい。何かがおかしい。

俺は顔をしかめる。

雪紀「ッチ…こんな時に限ってかよ!」

俺は短剣を腰から抜いて警戒する。

今現在武器は短剣しかないのだ。いつもは薙刀を使っている。

『あちゃーこんな時に来ちゃったか〜…相変わらず人気者だね〜』

雪紀『こんな時にまで茶化すな!』

俺の存在は一部の人以外に知られてはいない。俺が王にそう頼んだのだ。だから知られてるとしたら王の近くにいるやつ…つまり基本強いというわけだ。

それに比べて俺はたった今王から報酬を貰った少し錬金術が得意程度な研究者という側面を持つだけの何処にでもいる一般人。カモだろうな。

『変わる?まだ君より私の方が戦闘は得意だと思うけど。』

そう言ってくる〇〇〇〇に対し

雪紀『あー…その通りなんだが…少し様子を見てからだ。お前が苦手な相手なら俺が相手する。』

そう返す。

『はーい』

と大人しく引っ込んでくれた。さて…

雪紀「―――――――――…再錬成。」

俺がそう言った途端短剣が薙刀に変わる。

これが錬金術だ。まぁ少し脆いんだけどな。

この世界における錬金術とは。

その真髄とは等価交換。こちらが差し出したものが等価、またはそれ以上の場合。求めているものを連成…つまり生み出すことができる。

細かい条件を含むと少し面倒くさいが、大体こんなものだ。

今したのは短剣を分解して構成されてた材料を薙刀に再錬成したってところだ。だがこれを使えるのは俺しかいないし俺でも詠唱は必須。詠唱無しでやるのはリスクが高い。

雪紀「…どっかから見られてるが…襲ってくる気配は無いな…だが殺気はある…いつでも殺せるってか?舐めてんじゃねぇぞ。」

俺は目を瞑り気配を探す。

雪紀(…そこ!)

そして俺は何も無いところを切った…ように見えたが。

雪紀「…当たりっ!」

切った場所から門番の手が見えた。その手を掴んで俺は門番を引き抜き助ける。

雪紀「おい!大丈夫か!?」

俺は門番に声を掛ける。が返答はない。

雪紀(息は…してるな。生きている。なら俺はコイツを守りながら…)

「全く…痛いじゃないか。雪紀・アイリスさん?」

俺が切った場所からナイフを持った人間…人間?がニヤつきながら出てきた。キモ。

雪紀『見た感じ…俺が苦手なタイプだから少し後にお前出ろ。』

『はーい♪』

そう伝えた後俺は門番を石で囲って守る。

雪紀『よし…変われ、アイリス。』

アイリス『はいよ…暴れちゃうよ!』

そして俺の意識は落ちていくのであった。



…さて。久しぶりに暴れるか♪

アイリス「やぁ悪い人。」

私はそう笑みで声を掛ける。

刹那「悪い人とは…私の名前は刹那・アヴィと言うんだが。」

アイリス「関係ないよ。だって…」

私は薙刀を構え直す。そして…

アイリス「…あなたはもう負けてるんだもの。」

私は一瞬で距離を詰め、鳩尾に深く突き刺した。

刹那「が…ァ…!?」

刹那…だっけ?は混乱しているようだ。

刹那(なんだ今のは…反応できなかった?私が?)

刹那「このクソガキがぁぁぁぁ!!!!」

そう大声で叫んで刹那は手に持っていたナイフを振ってくる。が…

アイリス「あ、まだ生きてたんだ。じゃ死んで。」

私は薙刀を横向きにし、体を一刀両断した。

刹那「がはっ!?」

痛みでナイフ落としてやんの。ほんじゃ…

アイリス「はい、悪い人の三枚おろし、なんてね♪」

ついでに首も切り落としておいた。うるさい声聞かないで済むね。

アイリス「っと、後処理…はお城の人に任せるとして。」

雪紀が守っていた門番の周りの石の囲いを壊す。出れないからね。

アイリス「じゃ、早めに帰ろっと。」

そう言い、私は後処理をしたくないから急いで家に帰るのでありました。

〜次の日〜

雪紀「…ん…んん…」

と変な声を上げながら起きる。

雪紀「…家、てことはアイリスがしっかりしてくれたんだな。」

説明する。アイリスとは俺の2つ目の人格だ。生まれつき二重人格なんだ。その経緯は…まぁ、またの機会にでも説明しよう。

雪紀「さてと、用意するか。」

そして俺は荷造りを始める。今日俺はこの国を出る。

名残惜しさはあるが…昔から考えていた俺の一番したいことだ。

…そうこう言ってるうちに荷造りが終わった。

〜数分後〜

雪紀「…着替えを済ませて…飯も食った!荷造りは何度も確認した!用意はバッチリだな!」

そして俺は…玄関のドアノブに手をかける。

雪紀「…考えてみれば長いことこの国にいたな…数年か?」

思い出は沢山ある。だが…今後の出会いの方が楽しそうだ!

雪紀「それじゃ…」

俺は一歩足を踏み出して

雪紀・アイリス「…行ってきます!」

そう言って、未知の世界に飛び出ていくのでありました。

完(好評なら続くかも?)

どうだろどうだろ!結構良くできたと思います!

少し目標投稿時間ズレました。勘弁してね。

最後にも書いてる通り好評なら続きます。

単発はこのくらいの長さでいいかもね!それでは、また雪が降った幻想郷でお会いしましょう!

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