R まじょさま
ロバート君視点
とてもいいにおいのふかふかなおふとんで目がさめた。
きのうはきゅうに森のなかにいてびっくりした。つかれてたし、とてもこわかったけど、ぼくがアリスをまもらなきゃっておもったんだ。でもどうしたらいいかわからなかったとき、まじょさまのおうちをみつけたんだ。
とてもあかるくてすぐわかったよ。
おうちもえほんとおなじでふしぎがいっぱいだし、こまった人のところにあらわれるんだって。
あ、まじょさまはないしょだった。
ちがうよって言ってたけど、ほんとはぜったいまじょさまなんだよ。だって、火もつかわないのにおりょうりできるし、おゆもたくさんつくれるんだ。まどうしょでなんでもポンってだせるんだよ。ふしぎでおいしいごはんもいっぱい。
あ、まじょさまのおうちルールもきちんとまもってるよ。
くつをぬぐこと。てをあらうこと。ごはんのときは「いただきます」と「ごちそうさまでした」を言うこと。あとは、こどもはあそぶこと。
えほんでみたルールはただしいみたい。目もまっくろだし。だからやっぱりひみつだけど、まゆさんはまじょさまなんだ。
まじょさまはいろいろなことをおしえてくれるから、いっぱいおぼえて、ちちうえとははうえにたくさんおしえてあげなくちゃ。
主人公は手帳型スマホケースを使ってます。