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和音の妄想日記㉒
なんだろう……。
アルルの漫画を読んだときに、私はある違和感を感じたのです。
お兄ちゃんはあれを人生だって、とっても大切なお話なんだって。
私はその疑問を解決するべくお兄ちゃんの部屋に行きます。
お兄ちゃんは今晩御飯のグラタンの準備をしていて私は一人ですが、本の場所は聞いていきました。
部屋の明かりをつけてパソコンデスクの前に行きます。
その下の小さな本棚からアルルの漫画を取り出し椅子に座って読む事にしました。
「やっぱり……」
読んですぐに兄のもとに行きたくなります。
漫画の内容はこうです……。
ある女子小学生が魔法生物に魔法少女の力をもらって、悪を倒す物語。
そして、この物語で私が気になったのはヒロインのアルルは学校に行かず日夜活躍し、兄はそんな事情を知らないので心配しながら理由を探っている。
この家に来たばかりの中学当時の私は学校に行かず引きこもりで兄はオタクでした。
そんな時にこの物語を私に見せた理由が私は知りたくなって、兄の部屋を後にリビングに向かいました。




