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63 アメリカ対ドイツ

コトネ「結局、勝てなかった。」


レイジ「いや、最後バテたのは追強化を使い慣れてなかったからだろ?」

「あれが普通に使える様になったら、脅威だと思うよ。」

「それにガブリエラはブラジルチームで明らかに一番強かったし。」


オカダ「ああ、あの状態が長く続いたら、今のオレは負けるだろうな。」

「今は、な。」


明日の試合はアメリカ対ドイツ、日本対中国。

それぞれの課題を胸に会場を後にした日本チーム。


レイジ「ホイトワ、バーブラの能力って何なんだろう?」


ホイトワ「そうだのー。主はどう思う?」


レイジ「うーん。メインスキルは重力と斥力を操る磁力みたいな力。」

「サブスキルは速度寄りの身体強化。」

「切断はレールガンみたいに高速で何かを飛ばした。」


ホイトワ「うむ。切断以外は理屈が合うの。」

「もしそういう能力なら、何故ワータイガー戦で使わなかった?」

「まー、コスパが悪いとか隙が大きいとかの可能性はあるが。」


レイジ「だよな。だから俺も納得してない。」


ホイトワ「ワタシの予想は違うが、そうと決まった訳じゃない。」

「ワタシの予想はもう一戦見てから聞いた方が良いと思うぞ。」


レイジ「そーか、そーだな。」


その後、レイジはコトネの訓練に付き合おうとするが、コトネはもう煮詰まったから一人で良いと断られ、ミヅキも色々と忙しいらしい。

この日は、ジョニーと行ったバーで聞いたオススメのステーキハウスを思い出し、ホイトワと一緒に堪能して休んだ。


そして、準決勝当日。

大盛り上がりの会場で、花鳥名月やアメリカの芸能人が場を盛り上げる。

ここまで来ると全戦激しい戦いになると予想される。

物凄い声援を受けて、アメリカ対ドイツの試合が始まる。



一戦目・マリオン対ディートリヒ


ディートリヒは分裂した。

このディートリヒは召喚体なので、自分と同じ姿の我召喚ではない。

手動操作の傀儡と思われるが、軌跡読みでもどちらが本物か解らない。

だが、素手の人間2人では4本腕のロボットに勝てそうにない。


2人のディートリヒは手から盾を出してガードするが、何度も斬られている。

侍メカの動きはディートリヒの約三倍。侍メカが一方的にダメージを与えている、ように見える。


マリオン(何コイツ、不気味・・・。)

(優位に思えるけど、相手の思惑通りな気もする。)

(このままで良いのかな?)


レイジが念入りに軌跡読みをしたら、ディートリヒの正体が解った。

マリオンが戦っているのは、ディートリヒの召喚体ではなく我召喚だった。

ディートリヒの我召喚は小さなリスの様な生き物。


このリスの能力は人型の粘土人形を出すことのようだ。

見分けがつかないのは当然だった。どちらも偽物なのだから。

そして粘土なので、切断されてもミストの消費なしでくっつく。

つまり、今マリオンだけが攻撃にミストを使っている状態なのだ。


マリオン(恐らくこの木偶に攻撃するのは無駄だ。)

(じゃあどうする・・・。待てよ、コイツは我召喚じゃないのだから、本体と繋がっているハズ。)


マリオンは二体のディートリヒではなく、二体の間に攻撃をし始めた。

しかし、二体のディートリヒの間にヒモはない。

ヒモは後方で透明になっているリスと繋がっているのだ。


何度か攻撃してマリオンがそれに気づいた瞬間、リスは偽ディートリヒを回収し、正体を現した。

今度は巨大な粘土ゴーレムの体内に潜み、襲ってきた。


粘土ゴーレムは侍メカにブラックジャックで攻撃を仕掛ける。

侍メカは手を二本に減らし、粘土ゴーレムを切断できる威力で斬撃を繰り返す。


粘土ゴーレムの中のリスを斬れればマリオンの勝ち。

その前に侍メカのミストが尽きればディートリヒの勝ち。


一応、ブラックジャックで侍メカを破壊してもディートリヒの勝ちだが、その可能性はほぼ無い。

何故なら、粘土ゴーレムの攻撃は侍メカより圧倒的に遅いため、殆ど当たらないのだ。

しかし、当たれば危険なので回避でミストを消費させることができる。


空振りを繰り返すマリオンと当たれば即死のディートリヒ。

二人とも精神的にかなりキツイ戦いとなっている。

そんな戦いの中で、マリオンは直感が冴えわたるようになってきた。

五感では探知できないハズだが、戦いの中で何かが見えるようになったのだ。


マリオンは目を瞑り、直感で感じた場所に侍メカの必殺の一閃を入れた。

その一撃はリスの身体を正確に捉え、粘土ゴーレム諸共霧散させた。


マリオン(何だろう、この感覚。サムライの特殊能力かな?)



二戦目・ジョニー対アントン

ついにバーブラ曰く大会最強候補のアントンの登場だ。


先の戦闘を見る感じだと、遠距離攻撃の使い手のようだ。

速射使いのジョニーとの戦いは遠距離攻撃の打ち合いになるだろう。


まずはジョニーの先制の速射乱撃。

それはアントンの手前で一瞬速度が落ち、その隙に避けられた。


続いてアントンの攻撃。

ジョニーの背後で爆発が起きる。

ジョニーは大きなダメージを受けて悶絶した。


ジョニー(面と向かっているのに背後で爆発・・・。)

(どういう仕組みだ?これを見破らないと惨敗必至だよな。)


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