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53 カネトとデスサイス

明日、アメリカの選考員が来日するらしい。

選考員二人と日本代表の三人で試合をし、負けたら世界戦には出れないようだ。


オカダ「相手はアメリカ代表じゃない一般兵だ。」

「ま、足切りみたいなものだから、気負わず行こう。」


レイジ「なるほど、一般兵とのハンデ戦。多くの国に参加して欲しいんでしょうね。」

「とは言え、これで負ける様な国は出ても盛り上がんないと。」


コトネ「あまり舐めない方が良いと思いますよ。」

「相性とかもありますし、未知の能力を読み違えたら苦戦するかも。」


オカダ「考えても仕方がない。少なくとも良い経験になるさ。」

「では、レイジとコトネ、早速だが手合わせしてくれ。」


コトネ「えっ!・・・はい。」

レイジ「了解です。」


レイジとコトネは試合の準備をし、オカダの号令で試合が始まる。

コトネは6つの刃をレイジに向かわせるが、レイジは速射で全て迎撃する。

そして、本体にも連続で速射を当てるがダメージが入っている感じがしない。


レイジ(新能力か?もっと深く軌跡を読むか。)

(あの身体はダミー。本体はビー玉か?)


レイジはデスサイスの2つのビー玉を速射で破壊した。

デスサイスは霧散。レイジの勝利だ。

戦闘時間約30秒。圧勝だ。


オカダ「うーん。ここまでワンサイドだったのは相性もあるだろうが、やはり実力差は否めない。」

「俺とレイジは五分だが、コトネだけちょっと実力不足感があるな。」


コトネ「そう、ですね。色々考えてはいるんですけど。」

「何をすれば良いか、ちょっと煮詰まってまして。」

「相談に乗ってくれます?」


デスサイス

本体は身体とビー玉2つで、出すときにどちらかを急所に出来、急所でない方は何度でも回復、再生する。

出してからも変更は出来るが、一時無防備になるため戦闘中には難しい。

武器兼手の代わりとなるのが6つの刃。

刃とビー玉、ビー玉と身体には脱着自在の「繋がり」があるので、刃に支えられて浮いたりできる。

コトネの超人的な空間認識能力で6つの刃に精密な動きをさせて攻撃する。


レイジ(既にデスサイスの能力を120%出せてる・・・と思う。)

(むしろ、エリカさんやヤマトさんに能力では劣るのに工夫して勝ったって感じか?)


レイジ「あ、そうだ。ホイトワはどう思う?」

「俺のときみたいに色々アドバイスしてくれよ。」


ホイトワ「むー。あのな、デスサイスはまだ不完全だと思う。」

「デスサイスを出してるとき、コトネの魂がほぼ1人前残ってる。」

「それにしてはデスサイスが強過ぎなんだ。」

「よく解らんが、デスサイスとコトネは普通じゃない。」

「何が普通じゃないか解れば、突破口になり得るぞ。」


コトネ「もしかして・・・。実はデスサイスといるとき、弟を感じることがあるんです。」

「宇宙人に襲撃されて以来、寝たきりの弟カネトを。」


ホイトワ「そうか。そのカネトはコトネの傷を回復して、それ以来目が覚めないのだな?」

コトネ「そう。そうなんです!何で?もしかして、カネトが今どういう状態か解るんですか??」


ホイトワ【レイジ、恐らくカネトは魂混じりだぞ。】

ミストの能力を使うだけで魂を浪費してしまう異常体質。】

【そんなカネトが姉を全力で回復させた結果、魂が減り過ぎて寝たきりになった。】

【だから、もう一生目覚めることは無い。】

【そして、カネトの魂の一部がコトネの中に定着し、それがデスサイスになったのだろ。】

【ちょっと内容がヘビーだから、地球人が気遣って言った方が良いだろ?任せる。】


レイジ【む、無茶振り・・・。】


レイジ「デスサイスはカネトの魂の一部だと思う。」

「だから、デスサイスが外に出ている間はカネトは目覚めない。」

「デスサイスをカネトに返す方法は今のところ解らない。」

「デスサイスにコトネの魂を上乗せすればパワーアップすると思う。」


レイジが説明を終えると、コトネは静かに泣き出した。


レイジ【説明、マズったかな?】


ホイトワ【いや、良かったと思うぞ。】

【それに魂上乗せは良いアイディアだな。】


レイジ「ゴメン。大丈夫?」


コトネ「あっ、違うの嬉しいの。」

「本当はさ。内心では、カネトのこともう諦めてたんだと思う。」

「だって、原因不明すぎだし、何をすれば良いか、何を目指すべきかも全く解んない。」

「でも、諦めるのも怖くて、それで現実から目を逸らしてた。」

「答えは、デスサイスなんだね。」

「魂操作系のスペシャリスト。」

「そういう能力者に会えれば、ワンチャンあるかもってコトね。」


ホイトワ「魂操作系のスペシャリスト。レイジがそうだな。」

レイジ「俺はバトルタイプだから。カネトを治せるとしたら、サポートタイプだろ?」


コトネ「フフフ。もしかしたら、方法が解ったら、レイジくんの助けが必要になるかも。」

「そのときはお願いして良いかな?」


レイジ「勿論。」


コトネ「ありがとー。でも今はそれよりもデスサイスの強化だよね。」

「魂の上乗せってどうすれば良いのかな?」

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