47 パワーファイターオカダ
司会「勝者。ストー・レイジ!!」
レイジ「ありがとうございました。」
エリカ「ありがとーございました。」
「いやー。めっちゃ強いなぁ。」
「完敗や。決勝頑張ってな。」
レイジ「エリカさんも強かったですし、面白かったです。」
「試合が終わったら、能力について詳しく教えてください。」
エリカ「せやろ、ウチのハピタ最高やろ?」
「勿論、試合全部終わったらチームメイト同士見せ合おーな。」
「はー、次の相手も20歳かいな。」
「若人に連敗して代表落ちしたら応援してくれてる仲間に合わす顔ないわ。」
レイジ(既にオカダさんが勝つと確信してる?)
(みんな随分評価しているが、オカダさんはどういう戦い方をするんだろう。)
司会「素晴らしい試合をありがとうございました。」
「さあ、続いて第二試合を行います。」
「それでは選手入場ー。」
デスサイス【コトネの我召喚のデスサイスと申します。】
【今日はよろしくお願いします。】
オカダ「おお。声帯がないからテレパシーか。」
「おう。よろしくな。」
デスサイスは両腕が無く、仮面を付けた黒いてるてる坊主。
いや、死神風のデザインなのだろう。
そして、腕があるべき場所に2つのビー玉サイズの球体と三日月状の6つの極薄の刃が浮いている。
先制はデスサイス。
この6つの刃でオカダを囲み緻密な動作で斬撃を与える。
デスサイスの刃は確実にオカダを切り裂いているが、血も出ない。
物凄い早さで回復しているのだろう。
オカダは攻撃を受けながらも、刃を攻撃する。
刃の部分を殴れば、流石のオカダもタダでは済まないだろう。
上手に刃の腹を狙って攻撃して砕いている。
刃は砕かれると霧散し、その後ビー玉から新たな刃が出てくるようだ。
それを確認したオカダは、強烈な踏み込みでデスサイスの目の前に移動し、右ストレート。
しかし、デスサイスは当たる直前に姿を消し、刃の後ろに現れた。
オカダ(やるな。これでは幻術か瞬間移動か判断できない。)
(人間サイズが瞬間移動したら、空気の流れで何となく解る。)
(と言うことは幻術か?)
(いや、相手は我召喚生物だしな。)
レイジ(幻術なのか瞬間移動なのか、軌跡読みでも判断できない。)
(さっきの瞬間、あの場所を注視していれば解ったかもしれないが。)
(今見えるデスサイスは、本物の1m手前にいる。)
(これは幻術ということか?いや、軌跡が乱されている可能性もある。)
幻術の場合、激しく移動しながら戦えば本体が避けきれなくなる可能性がある。
そして、瞬間移動なら何かしらの発動条件があるだろう。
オカダは刃を捌きつつ、何度かデスサイスに攻撃した。
やはり、毎回オカダの攻撃はデスサイスには当たらない。
ゼロ距離のオカダには解らないだろうが、遠くで見ていたレイジにはタネが解った。
デスサイスは幻術を出してから高速移動している。
刃の一つを地面に勢いよく刺すと、その衝撃でデスサイスは勢いよく宙に舞う。
これでデスサイスはオカダの攻撃を避けていたのだ。
その後、デスサイスはマントを上手く使ってゆっくりと地面に着地し、幻術と入れ替わる。
オカダはこのネタに気付くことなく、暫く泥仕合が続いた。
レイジ(うーん。少しオカダさんをバカにしちゃったけど、勘違いだった。)
(コトネはネタがバレれば敗北必至。でもオカダさんは、ネタが解んなくて五分なんだよな。)
(あれだけ斬り付けられても服に血すら付いてないって、どういう身体してんだよ。)
結局、最後までオカダがネタに気付くことなく決着がついた。
オカダが割った刃を霧散する前に投げつけて、デスサイスの顔面を貫いたのだ。
次の瞬間、デスサイスは霧散。オカダの勝利だ。
オカダ「ガハハハ。」
「面白い能力だが、圧倒的パワーには弱いタイプだな。」
「精進しろよ。若人。」
コトネ「はい。ありがとうございました。」
レイジ「久しぶり。コトネ。」
「まさか、この会場で選手同士で会うとは思わなかったよ。」
コトネ「まー。我召喚なかったら、全然話になんないもんね。」
「レイジくんは相変わらず凄いじゃん。」
「もう日本代表は決定だよ。私は無理そうだなー。」
レイジ「どーも。」
「確かにバレると弱いタイプの能力だよね。」
「離れて見てたエリカさんにはネタがバレてるだろうね。」
コトネ「一応、戦い方はアレだけじゃないけどね。」
「ま、応援よろしく。」
レイジ「OK。頑張ってねー。」
司会「さて、ここまでの試合で、日本代表のうち二枠が決まりました。」
「そして、次は最後の一枠を決める大事な試合です。」
「それでは選手入場ー。」
ハピタ&デスサイス【よろしくお願いします。】
今回のハピタはゴツい状態で、両手に一本ずつ大きな針を生やして戦うようだ。
しかし、針での攻撃では刃を砕けず、刃は針を切断できる。
エリカ(うーん。飛んでも刃は追っかけて来るやろな。)
(どっちのタイプも相性悪い・・・。しんど。)




