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44 ハルマとの再戦

レイジ「楽しそうさけどさ。」

「血が出なくておかしいとか思わないの?」


透明で切れ味抜群の円盤を飛ばす能力。

指先の糸で円盤の動きを操れるようだ。


普通なら、かなり強い能力。

レイジ以外の上位勢と戦ったら、善戦できたかもしれない。

だが、レイジの軌跡読みの前で透明化は無意味。


コウタの円盤が切断したのは、腕の形をしたミスト

今回は身体に付いているから魂なしのエコ仕様だ。


コウタ「またそのパターンかよ!!」

「でも、もう油断しねーぜ。」


レイジ(油断とかの話じゃないんだけど、解んないのかな?)

(さて、そろそろ攻勢に出ますか。)


レイジはコウタに向かってゆっくりと歩いた。

円盤は親指からの速射で破壊。

何度出しても出すたびに破壊した。


コウタは何が起きているか理解できていないようだ。

だが、やっとレイジが遥か格上であることに気付いたようだ。

ギブアップか?と思われたが、最後の特攻を仕掛けてきた。


集中力が切れた雑な攻撃。

レイジは、コウタが攻撃してきた部位を狙って攻撃した。

暫くするとコウタはその意図に気付き、動きを止めた。

そして、そっと右腕を上げると、レイジは右腕に強力な一撃を入れた。


次の瞬間、コウタは膝から崩れ落ち、ギブアップした。


コウタ「参り・・・ました。」

レイジ「ありがとうございました。」


レイジが挨拶をして握手を求めたが、コウタは何も言わずに這って逃げた。


キムラ「第一試合、勝者ストー!」


キムラ【随分、らしくない戦い方だったね。】

【コイツに恨みでもあったの?】


レイジ【花鳥名月のカレンに酷い暴行したんだ。】

【そういうの許せなくてさ。】


気付く者は気付いたが、多くは普通の戦いに見えたようだ。

それなりに拍手を浴び、レイジは試合場を後にした。

コウタは無言で会場を去っていった。


イツキ「流石レイジ。胸がすく試合だったよ。」

カレン「想像以上にやってくれたね!ありがとー。」


ミヅキ「怖かったけど、カレンのためだったのね。」

「お疲れ様、ありがと。」


コトリは複雑な顔をしている。

元メンバーだし、色々あるのかもしれない。


その他の選手はかなり微妙。

一応対策部だろうに、コウタよりも弱い選手の方が多いかもしれない。

第一試合が一通り終わった時点で、レイジは決勝の相手はハルマで決まりだと確信していた。

それはハルマも同じようだった。


二人で目配せしながら、二人は順当に勝ち進んでいった。


キムラ「さーて、Aブロックもいよいよ次が決勝戦です。」

「ストー・レイジ選手対イシマ・ハルマ選手。」

「試合開始!!」


レイジ&カルマ「よろしくお願いします。」


レイジはカルマと距離を取りつつ、速射で攻撃する。

カルマはかなり強力な手甲を付けており、弾を弾く。


5発撃って2発当たるくらいか。

カルマは距離を詰めようと動き、レイジは距離を保とうと動く。


速射より治療の方が燃費が悪いので、現状維持出来ればレイジの勝ち。

しかし、格闘の強さならカルマの方が上だ。

二人は何度も接近戦と遠距離戦を繰り返す。


二人は徐々に加速し、ギャラリーは徐々に目で追えなくなっていく。

最善手を模索しながら楽しそうに戦うレイジとカルマ。


ハルマ(ふぅ。良い戦いだが、このままじゃオレは負ける。)

(大きく流れを変えないと、(ミスト)が持たない。)


レイジ(隙を見て特殊弾を撃とうと思ってたのに出ない。)

(魂が減りすぎたんだ。)

(結局、消耗戦か。)

(このまま行けば俺の勝ちだが、・・・。)


次にカルマがレイジの懐に入った瞬間、赤いオーラを放った。

手からは手甲が消え、身体能力が急上昇したようだ。


これで戦況は一変した。

カルマの激しい攻撃に対し、レイジは防戦一方。

それでも攻撃を防ぎきれず、徐々にダメージが蓄積していく。


レイジ(ヤバいな。時間制限のある強化だとは思うが、未知の能力の時間切れを待つ選択は気が乗らない。)

(そういえば、これ手甲との併用は出来ない仕様なのだろう。)

(今、距離を置ければ勝てるかもしれない。)


レイジは隙を見てカルマに蹴りを入れ、そのまま足を伸ばした。

まだ扱い切れていない変形能力。

伸ばした足で距離を取りながらの速射乱れ撃ち。


何とか2秒ほど変形させ、急いで元に戻した。

次の瞬間、カルマは勢いよく倒れて霧散した。


キムラ「勝者ストー・レイジ!」

「これでレイジくんがAブロック代表に決まりました。」

「おめでとうございます。」


ハルマ「おめでとう。やっぱり無理かー。やるね、レイジくん。」

レイジ「ありがとう。良い試合だったぜ。」


レイジの伸ばした足はもう霧散して戻らない。

もし、カルマにトドメを刺しきれなかったらかなり危なかった。

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