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31 初めての召喚体

・他者召喚で得た召喚体は我召喚と同様に魂の三分の一。

・そのため魂を使う能力、我召喚等は使えない。

・身体能力は元の身体と同様だが、ミストの能力は2割程度精度・威力が落ちる。

・召喚体に移ったばかりのときは、体内ミストは1割程度。(我召喚は一般的に6割程度。)

・召喚体は中の人が死ぬと霧散するほか、重傷でも霧散することがある。

・もし、死んでいなくても霧散した時点で敗北とする。

・召喚体はあくまで参加者の安全を確保するためのものである。

・相手が召喚体であることを利用した攻撃等は反則とする。


レイジ(魂が多い俺はどうなるんだろ。)

(考えても解んないから、明日体験してから考えよ。)


そう考えて、レイジは早めに寝て早めに起きた。

そして普段の大学より早く、朝の7時に対策課に到着。


まだミワはいないと思っていたが、既に稼働中のようだ。

ヤマトとムラモトがミワに召喚して貰ってトレーニングしていた。

ガチムチの男二人が激しく運動しているが、その身体は召喚体。

出た汗はすぐにミストになるので汗臭くない。


ムラサキ「今日はみんな早いねー。」

「あたしもトレーニングしたくて誰か来るの待ってたの。」

「相手してくれるよね?」

「あ、あたし対策課のムラサキ・アリサ。ちゃんと話すのは初めてかな?」


レイジ「そうですね。ムラサキさんとは初めてかもです。」

「召喚体初めてなので、少し試運転してからでも良いですか?」


ムラサキ「勿論良いよ。じゃ朝食食べて来るからその間試運転してて。」


レイジ(シンプルに感じの良いお姉さんって感じ。)

(この人とのトレーニングは楽しそうだな。)


それからレイジはミワに頼んで他者召喚して貰った。


ミワ「あれ、何か重い?上手くいきましたかー?」


召喚後は全裸のため、召喚された者は隣の個室に出現する。


レイジ「大丈夫です。」


身体は大丈夫だが、能力が大丈夫じゃない。

予想はしていたが、余剰魂が使えない。


一応、今のレイジは余剰魂がなくても服くらいは出せる。

しかし、今まで強力な余剰魂の服を纏っていたレイジにとっては凄く心許ない。

とりあえず、間違って消えないようにしっかりと服を生成して部屋を出る。


レイジ「いやー。やっぱり普段より弱くなってる感じがしますねー。」

ミワ「そういうものですよ。召喚体だと戦闘スタイルが変わる人もいます。」

「ですので、ここで色々とお試しください。」


とりあえず、速射は完全に普段通り。

だが、余剰魂が使えないのでミストで出した物質がとにかく貧弱。

小さな物質は鉄の強度だが、少し大きくすると一気に発泡スチロールレベルになる。

変形はほぼ無理で、出したら出したまま使うしかない。

攻撃力はそこまで落ちていないが、防御力が段違いに落ちている。


レイジ(今のままだとベスト3には程遠い気がする。)

(この状態での戦闘スタイルを模索する必要があるな・・・。)


因みに今のレイジの魂は5/3。

レイジ(1)+イツキ(1)=2。

2-我召喚イツキ(1/3)=5/3。


そして、他者召喚で身体に2/3残るので、召喚体レイジの魂は3/3つまり1。

魂が1を超えないので、召喚体レイジは余剰魂を用いた能力行使は出来ないのだ。

イツキを戻せば余剰魂を使えるようになるが。


ムラサキ「お待たせー。もう準備良いかな?」

レイジ「大丈夫です。ただ、思ったよりかなり弱体化してます・・・。」


ムラサキ「あらー。でも、予選までまだ・・・10日くらいあるし、何とかなるでしょ。」

「とりあえず、一回本気で死ぬまでやろうか。」


レイジ「とりあえずの内容じゃないですけど、まぁ死んでも死なないし良いのか。」


ムラサキも召喚体に移り、二人はトレーニング室で対峙した。


ムラサキ「ミワちゃん。号令よろしく。」


ミワ「了解。」

「じゃあ、位置について・・・始め!!」


ムラサキは巨大な棍棒の様なものを出してレイジに横薙ぎ攻撃を仕掛けた。

レイジは咄嗟に倒れ込んで避けるも、横薙ぎから勢いを止めずに振り上げてレイジに向かって叩きつけた。

レイジは間一髪避けたが、当たれば間違いなく即死級のダメージを負っただろう。


その後はレイジのターン。

レイジは倒れたまま速射でムラサキに攻撃を仕掛けた。

ムラサキは盾で防ぐが、それを貫通してムラサキにダメージが入る。

とは言え、かなり威力を殺されてしまうので、致命傷にはならない。

頭と心臓には更に盾があり、其方は貫通出来ないようだ。


レイジ(俺が速射を続けている間は、ムラサキさんは防御に全振りするしかない。)

(ムラサキさんは回復も出来るようだし、このまま膠着状態になるとミスト切れになった方が負けの消耗戦か。)

(ムラサキさんも飽和っぽいし、流石にこのまま粘るのはキツい。)

(こっちも攻撃に全振りするか!!)


レイジは左手の指2本で乱れ撃ちをして盾の防御をバラけさせ、右手で心臓狙いの弾を連射した。

暫くすると、心臓を守る盾が砕けて心臓に一発。

それは何とか回復されたが、コツを掴んだレイジの更なる心臓攻撃に耐えられなくなり、ムラサキは倒れ、霧散した。

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