29 カンナとレイナ
ミストバトルルール
・参加国は3人で1チームをつくる。
・参加国の代表は、アメリカの4位以下の2人と3人で戦う。負けた場合は本選出場不可。
・本選はリーグ戦の予定だが、数が多過ぎた場合は変更もあり得る。
・本選は1対1を3回行う。片方が2本先取しても必ず3回行う。
・優勝には1000万ドル、準優勝には100万ドル、3位には10万ドルの賞金が出る。
マイ「アメリカ主催でアメリカで開催される大会ですね。」
「この結果次第で、今後の日本の立ち位置が決まってくると言っても過言ではありません。」
「最低でも本選出場、出来れば上位に入って頂きたいと思っています。」
レイジ(考えてみれば、こういうのに出場してそこそこ結果出せば、もう人生勝ち組じゃん?)
(身の危険がないなら、出ない理由はないかな。)
レイジ「良いですよ。出ますよ。」
「因みに日本の暫定上位勢ってどういう人がいるんですか?」
マイ「そうですね・・・。」
「一応、対戦相手になるので詳細は伏せますが。」
暫定1位
オカダ・ノブナガ (40)
カントー地区 宇宙人対策課 課長
身体強化が非常に強力。
我召喚も使える。
暫定2位
ムラタ・ヤマト (44)
メロ地区 宇宙人対策課 課長
身体強化と物質生成をバランスよく修めている。
格闘技経験者。
暫定3位
ストー・レイジ (20)
メロ大学2年
速射と物質生成が得意。
様々な性質の物質を操る。
暫定4位
ミズノ・スイ (28)
カサイ地区 宇宙人対策課 課長
物質生成が得意。
剣道や薙刀の経験者。
暫定5位
イトー・エリカ (28)
カサイ地区 霧犯罪対策課 課長
特殊な能力で戦う。
我召喚が使える。
マイ「今手元にあるのは5人分ですが、あとで全員分持ってきましょうか?」
レイジ「いや、良いです。5人だけで。」
レイジ(「特殊な能力で戦う」って何だよ。)
(能力はアバウト過ぎて役に立たない。)
(十中八九この中の1人か2人はチームメイトになるんだな。)
(名前くらいは覚えとくか。)
マイ「では、来週国内予選を行うので、それまで召喚体に慣れてください。」
「早速、今日から練習していきますか?」
レイジ「いやー。興味はあるんですけど、今日はこれから友達の家にお邪魔することになってまして。」
「明日からお願いします。」
マイ「解りました。」
「レイジさんの都合の良いときに利用できるようにスタンバイしておきますね。」
レイジ「随分VIP待遇ですね。」
メイ「他の人達はそれなりに召喚体に慣れてるからねー。」
「そこまで今練習する必要ないのよ。」
レイジ「じゃあ、明日から気兼ね無く練習させて貰いますねー。」
それから、レイジはコトコに連絡して一緒にカンナの家に行くことにした。
カンナ「いらっしゃい、二人とも。」
「ご馳走用意して待ってたよ!」
レイジ「どういうテンションだ?」
カンナ「あなたが規格外過ぎて、もう色々考えるの止めたの。」
「殺したいなら殺されるだけだし、もう従順になりますよ。」
レイジ「ふーん。今ここで裸になれって言われたらなる?」
カンナ「なるよ。逆らっても意味ないし。」
レイジ「じゃあ、レイナにイタズラしたいから手伝えとかは?」
カンナ「言ったでしょ、逆らっても意味ないって。」
「ただ、すぐには無理でも、必ず後悔させてやるから。」
レイジ「その為には強くなんないとな。」
「霧の鍛練は進んでんの?」
カンナ「あなたの操作は外れました。」
「一応、物質生成を少々。」
レイナ「お姉ちゃん何でいつまでも玄関いんのよー。」
「早く入って貰ってー。」
レイジ「だってよ。じゃーお邪魔します。」
コトコ「お邪魔します。あれ?両親いないの?」
カンナ「両親とも今日は遅い。」
「二人のことは言ってあるから大丈夫。」
それから、二人は夕食を戴いた。
殆どがレイナの手作り。
結構本格的な洋食。
カンナは普通の料理は下手くそで、デザートだけ作ったようだ。
コトコ「凄いねー。高校生でこんなん作れるんだ。」
レイナ「えへへ。ウチ毎日親帰り遅いから。」
「お姉ちゃんセンスないから、私が殆ど作ってるんです。」
コトコ「でさ、レイナって結構な花鳥名月ファンじゃん?」
「今度、ウチとレイジで一緒にご飯食べたりするんだけど、何か要望とかある?」
レイナ「えーー。やっぱりレイジさんはミヅキさんとそういう関係なんですか?」
レイジ「いや、俺はイツキ以外とはほぼ初対面だよ。」
レイジはイツキとの嘘設定を話した。
レイナ「はー。ヴィジュアル系時代のイツキさん見てみたいなー。」
「イツキさんのサインとか貰っちゃって良いのかなー。」
「あ、良いですか?ってかどのくらい要望良いんですか?」
コトコ「花鳥名月の皆さんに聞かないと解んないけど。」
「あ、このお家に呼んじゃうのも手かな。」
「ウチら一人暮らしで部屋狭いし、外食だと人の目が気になるしねー。」
レイジ「あー。良いね、それ。」
「イツキに聞いてみよ。」
レイナはソワソワしたり悲鳴を上げたりしている。
そして、それを見ているカンナの顔は複雑そうだ。




