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26 スーパーヒーローレイジ

翌朝、レイジが目を覚ますと、置いた覚えのない場所にあるスマホを見つけた。

見るとコトコとキムラ、ミツハから大量に着信が入っている。


レイジ(昨日の戦いの中で落としたんだろうな。きっとユウさんのゲートで届けてくれたんだな。)


内容は予想通り、「昨日の騒動の説明を求む」って内容だ。

通話履歴があるので、多分イツキが説明をしてくれている。


他二人は大学で会うので、キムラだけに電話することにした。

今日の午後に昨日の説明に来て欲しいとのことだ。

レイジは怒られるかと思ってビビっていたが、激戦の後で疲れているってことで気を使われただけだった。


ネットニュースを見ると、M(ミスティ)H(ホール)関連のニュースが並ぶ。

そんな中、トップは「花鳥名月ライブ襲撃事件」だった。


重傷者約300名、死者約50人。

会場には万単位の人がいたので、あの大混乱でこの程度で済んだのは不幸中の幸いと言えるだろう。

しかし、そんなことより問題なのは使われている写真だ。

瓦礫の中でミヅキに抱きつかれているレイジが、凄く良い感じで絵になっている。


レイジ(こんな日に俺は初講義をするのか・・・。)


とりあえず、徒歩でなるべく人目を避けて大学に向かった。

軌跡読みと勘が冴え渡るレイジは、特にトラブルなく大学に着けた。

そして、大学に着くとゲンジロウに呼び止められ、無人の教室に促された。


ゲンジロウ「昨日は孫が失礼しました。」

「孫は今ミーハーと負けず嫌いの葛藤でおかしくなってましてな。」

「今日はもっと失礼しそうなので、事前に謝罪をと思いましてな。」


レイジ「気にしてないですよ。」

「それに今日は色々と覚悟してるので。」


ゲンジロウ「そう言ってくれると助かります。」

「では、今日はよろしくお願いしますね。」


レイジ(昨日は無口だと思ったが、今日は結構喋るな。)

(それにミーハーと負けず嫌いの葛藤って・・・。)

(孫のコトをよく理解してるんだなー。)


そして、教室を出るとコトコが睨んでいる。

レイジ(今日は忙しいなー。)


コトコ「おはよう。レイジくん。」

「花鳥名月のトコ行くなら何で言ってくれなかったの?」


レイジ「おはよ。戦いに行くのに声掛けられるかよ。」

「その後はスマホ落としたのは聞いてるよな?」


コトコ「うん。イツキさんが教えてくれた。」

「カレンさん怪我したって?」

「大丈夫なの?復帰できるんだよね?」


レイジ「どうだろ?三人とは会ったけど、カレンさんには会ってない。」


コトコ「マジかー、心配。」

「と、そろそろ教室行った方が良いんじゃない?先生。」


レイジが講義をする教室に行くと、教室中がザワザワし出した。

そして、委員長ぽい?学生が挨拶し、続く学生も普段見ないレベルでキチっと揃って挨拶した。


レイジ「はい。おはようございます。」

「では、第一回ミスト能力の講義を始めます。」

「まず、皆さんの質問を受け付けたいと思います。」


すると、学生の八割くらいが一斉に手を挙げた。


レイジ「じゃあ、ムライさん。」


ムライ「ウチらもストー先生みたいに強くなれるんすか?」

「あと、昨日戦ったヤツ、めっちゃ強そうな感じでしたけど、日本人なんすよね?」


レイジ「今回は答えるけど、次から一人一つでお願いします。」

「強くなれるかは個人差が大きいので何とも言えません。」

「ムライさんは良い感じの循環なんで、センスがある方だと思います。」

「昨日の能力者は暴走状態だったんですよ。」

「多分、強くなるけど使ったら死ぬ的な能力を使用しました。」


ムライ「強くなる近道かもしれんけど、オススメしません的な能力ってことっすね。」


レイジ「いや、そもそも人によって特性があるから。」

「こういう間違った使い方がそもそも出来る能力者は少ないと思いますけどね。」

「じゃあ、次はイトーさんどうぞ。」


イトー「何で昨日、あの会場にいたんですか?」

「花鳥名月とお知合いなんですか?」


ミツハ「能力と関係ない話はしません。」

「そういう話は助手のアタシはあとで聞いとくので。」

「あと、一人一つですよ。」


レイジ「じゃあ、ネイさん。」


と、それなりに質問と回答を繰り返し、能力の基本情報。

循環のやり方などの基本的な能力使用の指導をした。

ゲンジロウの幻術が良い感じにフォローしてくれた。


そして、最後にミツハのコンクリ破壊実演。

多くの学生が表面を少し削るくらいしか出来ないようだ。

実力者はやはり、大学一のヤンキー・サイトー。

既に痛んでいたとはいえ、5cmのコンクリに風穴を空けた。


続いて優秀だったのがムライ。

身体強化と物質生成をバランスよく習得しており、出した剣での攻撃の威力はサイトーの半分くらい。

彼女も飽和になれば、サイトーを追い越す可能性も高そうだ。


そして、最後にレイジがコンクリに攻撃することになった。

教室では狭すぎるということで校庭で。

すると、レイジのクラスだけではなく、全ての受講生が集まってきた。


レイジ(昨日の騒ぎのせいか。)

(緊張して失敗しないように、ちゃんと全力でやらなきゃな。)

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