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24 助手との交流

レイジ「どうも、明日講師をすることになったレイジです。」

「よろしくお願いします。」


ゲンジロウ「おお、あなたが。よろしくお願いします。」

ミツハ「よろしくお願いします。」

「思ったより普通の男の子ね。」


レイジ「ははは。まぁ能力に目覚めるまでは地味な学生でしたからね。」


ミツハ「キムラさん。試しても良い?」

キムラ「良いですよ。そうなると思ってましたし。」


ミツハ「アタシのコンクリに攻撃してくれない?」

「能力者としての自己紹介に丁度良いでしょ?」


レイジ「面白そうですね。」

「でも、場所はどうします?」

「コンクリートの破片が飛び散ったら危ないですよね?」


ミツハ「大丈夫、欠片はすぐ霧散するように調整できるから。」

「そちらの跳弾で被害が出そうなら諦めますけど。」


レイジ(俺は試されているのか。ガキだから舐められてるんだな。)

(半端者ならマウント取ってやろうって魂胆か。)


レイジ「いえ、コンクリートに撃ったくらいで跳ね返ったりはしませんよ。」

「貫通力も調節出来ますしね。」


ミツハ「ふーん。じゃあ中庭でも大丈夫?」

「間違いが起きたら大変だけど。」


レイジ「全然問題ありません。」


何かちょっとバチバチしながら二人は中庭に向かう。

キムラとゲンジロウは少し呆れている。


ミツハ「さー、じゃあこのコンクリートに攻撃してね。」

「いつでもどーぞ。」


ミツハは全てのミストを消費して、巨大なコンクリートの塊を出した。

一般的なコンクリートより強度がある、強化コンクリートって感じだ。


レイジ(しかし、霧散速度って調整できるのか。)

(考えたことなかった発想だな。)


レイジはミストでつくったボールを両手に持って投げた。

片方はキャッチする前に霧散し、もう片方はキャッチ出来た。


レイジ(この感覚か、なるほど。)


レイジは速射でコンクリートに攻撃した。

霧散のタイミングを変えた弾を何発か撃った。


レイジ(流石に超高速の銃弾の霧散タイミングを正確に調整するのは難しいか。)

(当たった直後に霧散させるつもりで撃っても、当たらない弾もあれば、2mくらいめり込む弾もある。)

(誤差2m。これが今の俺の限界。)


レイジは夢中になって調整した速射を連発、暫くするとコンクリートの塊は崩れ落ちた。


ミツハ「な、中々やるじゃない。」

「貫通こそ出来ないみたいだけど、こんな早く壊されるとは思ってなかった。」

「講師を任されるだけのことはあるわね。」


レイジ(いや、普通に撃てばあのコンクリ壊すくらい一発で余裕なんだが。)

(まー良いや。明日生徒と共にビビったら良い。)


レイジ「いえいえ。あなたこそ、こんな講義に使える能力もないですよ。」

「あなたが助手で、俺は本当にラッキーです。」


こうして、軽い顔合わせを終えて、レイジは家に帰ることになった。

因みに午後の大学の講義は全休。

明日の午後から再開予定だ。


明日のことを考えてウキウキしていると、イツキから電話が来た。

別に出ても良いのだが、「感覚共有」の方が言葉のやり取りより早い。

レイジは久しぶりにイツキの中に入った。


どうやら、能力に目覚めていなかったユウが我召喚を習得したようだ。

その我召喚生物「ユニー」の能力は、鋭敏な五感とワープゲート。

そのユニーが覗き魔を発見し、見つかった覗き魔が暴れているようだ。


その覗き魔はかなり強く、ライブ会場で多くの死傷者を出し、イツキも大怪我をしている。

イツキはユウと二人きりで、ミヅキとカレンとははぐれたようだ。

そして、イツキとユウはレイジにSOSの電話をしたようだった。

事態を把握したレイジは「感覚共有」を止めて電話に出た。


イツキ「レイジ助けて!今何処にいるの?」

レイジ「メロ大学の近くだから、大学の正面入り口にゲート開けて。」

「開く頃には着くから。」


イツキ「解った。ありがとう!!」


ユウ「凄いねー。レイジくん。何でゲートあるって解ったんだろ?」

「じゃあ、ユニーよろしくねー。」


イツキ「確かに・・・。レイジはユニーのこと知らないハズなのに。」


レイジは走って大学に戻ると、既にゲートがあった。

ゲートの中を見て間違いないことを確認し、レイジはゲートを潜る。


レイジ「状況は?」


ユウ「覗き魔がね。強くてね。」

「えと、隠れてて・・・。」


イツキ「とりあえず、怪我治して。」

「・・・ふう。ココは地下の倉庫。覗き魔は私たちじゃ歯が立たないくらい強い。」

「ミヅキとカレンも心配だし、ファンも心配だけど、まずはレイジを呼ぶのがベストと判断したの。」


レイジ「誰だよ覗き魔って、説明雑だな。」

「まー軌跡読みと併せて、大体自体は把握できるけど。」

「覗き魔は飽和、かなりの使い手だね。地球人なのかな?」

「狂人薬絡みか?ちょっと解らないな。」

「ん?ヤバいな。ミヅキさんが襲われてる。」


イツキ「ウソ、じゃあ急いで助けに行かないと!!」


レイジ「二人はココにいて。」

「俺一人で大丈夫だから。」


レイジ(これだけ強いなら、対策課で働けば幾らでも稼げるのに。)

(何でこんなバカなコトしてんだ?)

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