表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/88

23 変わる日常とメロ大学

全国同時生中継で発表されたのは主に下記5つ。

ミストの能力の概要

・宇宙人の概要

MミスティH(ホール対策部の存在と任務

ミストの能力について教育機関を検討しているということ

・正当防衛の範囲拡大について


宇宙人や能力者に襲われた場合、基本的にあらゆる反撃が無条件で正当防衛になる。

そして、出来る限り110番で対策部を頼って欲しいというないようだ。

更に国内の120箇所の教育機関で、試験的に能力の講義をするらしい。

そして、メロ大学はその120箇所の一つに選ばれたようだ。


レイジ(ゴウタたちを転校にするくらいだし、ココは対策部の息がかかった大学なのか?)

(初心者と一緒に勉強しても得られるものがなさそうだが、興味はあるな。一応出てみよう。)


キムラ「どうも、レイジくん。」

「やって欲しいバイトがあるんだけど。」


学食に堂々とゲートで現れたキムラとタムラ。

周りはちょっとした騒ぎになってるけどお構いなし。


レイジ(公表した途端に、堂々と人前で能力使うんだな。)


レイジ「良いですよ。」


キムラ「じゃあ、ココの講師をお願いします。」


レイジ「はぁ?!俺学生なんですけど。」

「人にモノ教える経験とか殆どないし。」


キムラ「とは言ってもね。」

「人手が足りなくて困ってるんですよ。」

「時給5万でどうです?」


レイジ「とりあえず、話聞きましょうか。」

キムラ「キミのそういうトコ好きですよ。」


カンナ「ちょっとコレどういうこと?」


キムラ「あれ?今日は違う娘なんだ。」

レイジ「人をプレイボーイみたいに言わないでください。」


キムラ「僕は警察、彼は警察の特殊協力者。」

「時々、こういう風に警察からの依頼を請け負って貰っているんだ。」


レイジ「別にコイツに説明しなくても良いよ。」

「打ち合わせするんでしょ?もう行きましょう。」


タムラ「そうだね。ココ煩い。」


そう言うと、タムラはミスト犯罪対策課へと繋がるゲートを出した。

レイジは努めて落ち着いた風にゲートを潜った。


レイジ「大学でいきなり昼休みの学食でゲート使うって随分ですね。」


キムラ「あれ?レイジくん怒ってる?」

「いやね。メロ大学の学生に興味を持って欲しくて。」

「レイジくんが断トツだけど、あの大学は才能の宝庫だね。」


レイジ「あえて好奇の目に晒したことで、学生が講師でも違和感を持たれない土台を作ったんですね。」

「まだやるって言ってないのに。」

「でも、これでやるデメリットがほぼ死んだんでやりますよ。」

「ただ、何かムカつくので時給10万にしてください。」


キムラ「アハハ、時給10万で即決なら問題ないよ。」

レイジ「乗せられた感じですけど、良いですよ。もうそれで。」


キムラ(凄いな。マイさんの言った通りの展開になった。)


メロ大学では、もう明日の朝一に能力講義が行われるようだ。

まだ何も出来ない「初等組」と、何かしらの能力が使える「普通組」に分かれて講義が行われる。

これに参加するのは、メロ学生に限らず近隣住民全て。


「初等組」はまとめて体育館。

「普通組」は厳選した者たちが何組かに分かれて教室で行われる。


レイジは「普通組」のAクラスの担当だ。

因みに「初等組」の担当はコトネ。

一応、全てのクラスに担当講師の他に公務員の助手がいる。


レイジの助手は二人。


ヒョウドウ・ゲンジロウ (62) 男

実体がない代わりに好きな形状の物質が出せる。

つまりは幻を出せる能力者。

市役所職員。


ヒョウドウ・ミツハ (24) 女

コンクリートの性質の物質が出せる。

出せる量は多いが形状変化は苦手。

凡そ30㎥までのコンクリートの立方体を出せる。

交番警察。

ゲンジロウの孫。


レイジ(中々面白い能力者だな。)

(対策課以外にもこんな良い能力者がいるんだな。)


レイジ「そう言えば、今日は他の人いないんですね。」


キムラ「そりゃそうさ。公表したことで世の中は結構混乱しているんだよ。」

レイジ「公表まで何も気付かなかった雑魚は、適当にあしらえば良いんじゃないですか?」


キムラ「言うねえ。でも、そういうコトじゃないんだよ。」

「例えば、能力者はそのうち服を買わなくなるだろ?」

「ワープゲートの使い手が増えれば、物流関係の仕事も無くなる。」

「日用品、消耗品の多くが必要なくなっちゃうんだよね。」

「あとセキュリティのこととか、何かそういう面倒臭い話さ。」


レイジ「あと明日の講義の準備もありますしね。」

「そういえば、今日ヒョウドウさんたちと顔合わせとか出来ないんですか?」


キムラ「勿論、して貰いますよ。」

「今日の僕らの任務は、レイジくんに明日の説明と顔合わせをして貰うまでです。」

「二人ともメロ大学で明日の準備をしています。」

「では、そろそろ行きましょうか。」


再び大学に行くと、既にレイジは話題の人になっていた。

さっきのキムラたちの言動の他に、サイトーを倒したことも原因だ。


地味なレイジだが、ゴウタたちのせいで変な意味で目立ったことはある。

しかし、普通に良い意味で目立ったことは一度もなかった。

そのため、レイジは面倒だと思いつつも頬が緩んだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ