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22 能力と宇宙人の公表

コトコが目を覚ますと、目の前には裸のレイジ。

コトコも裸。そして、同じ布団で寝てた。


コトコ(あはは。これよくテレビとかで見るヤツだー。)

(いや待て、現実逃避すんな自分!!)


コトコは改めて自分とレイジの下半身を確認した。


コトコ(初めてがレイジくんなのは不幸中の幸い。いや待って、本当にそうなのかな?)

(えっと確か、カンナがウチ来て、レイジくんがイジワルしてるのに気づいて・・・。)

(ウチも次第にイジワルしたくなって、焼き肉行って沢山食べて、お酒飲んで・・・。)


何だか嫌な予感がしてお腹を触るコトコ。

あれだけ食べて飲んだのに胸やけやだるさがない。

むしろ、今結構お腹が空いている。


コトコ(あ!!!レイジくんに思いっきりゲロ吐いた、ような気がする。)

(ゲロまみれでそういうことしないよね。)

(多分、ゲロ掃除と介抱で疲れて寝ちゃったんだろうな。)

(うわー。最悪・・・。)


コトコが昨日の醜態を思い出した頃、レイジは目を覚ました。


レイジ「おはよう、もう大丈夫?」

コトコ「おはよ。ごめんね。」


レイジ「お、覚えてるんだ。」

「昨日は楽しく復讐できた?」


コトコ「うん、ありがとね。お茶飲む?」

レイジ「うん。」


コトコは台所にお茶を用意しに向かう。


レイジ「コトコ、服着ようか。」

コトコ「・・・はい。」


それからちょっとぎこちなくお茶を飲み、朝食を食べ、一緒に大学に向かう二人。

傍から見れば恋人同士っぽいが、二人ともそういう感じではない。


レイジ「そう言えば、明日カンナの家で夕食食べに行くよ。」


コトコ「へー、そうなんだ。何で?」


レイジ「コトコがカンナを破産させそうだったから。」

「それにカンナが潰れたら面白くないから、レイナと絡むことにした。」


コトコ「えっ、それは覚えてないや。」

「レイナちゃんにも何かするの?」


レイジ「いや、レイナは何も悪くないから何もしない。」

「普通に花鳥名月ファン同士、仲良くするだけ。」

「それでもカンナは、色々と勘繰って勝手にアタフタするだろ。」

「それに妹を守るスタンスでいれば、そう簡単に挫けないだろ。」


コトコ「色々考えてんだねー。」


レイジ「ゴウタとリュージが少し不完全燃焼だったからね。」

「カンナはじっくりやるさ。」


コトコ「あら、もう大学着いちゃった。」

「話が楽しくてあっという間だねー。」


レイジ「1時限目は別々か。じゃあ2時限目でまた会おう。」

コトコ「はーい。」


レイジが教室に着いた頃、キムラからメールが届いた。

どうやら、ミストについて、いよいよ公式発表が近いようだ。

先日、ミスト先進国五ヶ国くらいの首脳会議があって、そこで公式発表することが決まったようだ。

一応、内容をコトコにも転送してから講義を受けた。


そして、2時限目の教室に行くとコトコはカンナと一緒にいた。

今日もカンナをイビっているようだ。


レイジ「よっ。」

コトコ「お疲れー。レイジ、これ終わったら三人でご飯行こー。」


レイジ(何か押しちゃいけないスイッチを押しちゃった感じ?)

(このままだと、そのうちカンナ自殺するんじゃないか?)


レイジ「コトコ確か簿記得意だったよな?」

「スズキが昼に教えて欲しいって言うんだけどさ、頼めるかな?」

「去年単位落としてヤバいらしいんだよ。」


コトコ「えーー。ま、良っか。普段お世話になってるレイジの頼みだもんね。」


因みにスズキはゴウタと戦った日に操った同級生。

「適当に雑談しろ」と命令した中で、簿記が出来なくて辛いと言っていたのを思い出したのだ。


レイジ(都合よく利用して悪いな、スズキ。)

(あとで何かお詫びしよう。)


そして、講義が終わって昼、レイジとカンナは二人で昼食に向かう。


レイジ「大丈夫か?」

カンナ「大丈夫です。」


レイジ「俺は、俺たちがされたことを二割増しくらいで返せれば満足だ。」

「金が無いからって殺したりしないし、臓器売れとか風俗行けとかも言わない。」

「素直に反省しているうちは身の安全は保障するよ。」


カンナ「どうしたの?急に。」


レイジ「コトコの憎しみが思ったより強くてな。」

「俺はお前に対して、害意はあるけど殺意はない。」

「俺はカンナが死ぬのを望んでない。」

「ヤバかったら言えよ、って言いたくてね。」


カンナ「害意はあるけどって・・・。」

「じゃあ、ゴウタとリュージは何で殺したの?」


レイジ「今は言えない、国家機密なんだよ。」

「近いうちに重大発表がある。」

「それで察してくれ。」


そんな話をしていると、学食のテレビの画面が急に切り替わった。

アナウンサー「只今から、全国同時生中継を行います。」

MミスティHホールが地球に出現してから、今日で約一ヶ月になります。」

MミスティHホールは地球に大きな変化を二つもたらしました。」

「一つは、人間の中に特異な能力を持つ者が現れ始めたこと。」

「そしてもう一つは、大勢の宇宙人が既に地球に移住していること。」


レイジ「凄いタイミングだな。」

「多分、これがそれだ。」

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