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11 レイジとイツキの共闘

レイジは大学の隣の公園まで移動した。

最初は、もう今日は大学をサボるつもりだったが、移動しながら考えを改めた。


レイジ(リュージが死ぬのは別に良い。自業自得だし。)

(だが、コトコさんが死んだらイヤだな。)

(それに花鳥名月も来るんだよな。)


レイジはマギドワより強い。

それは何となく解っている。

ただ、使い慣れていない力で戦うのが不安なだけだ。

死なせたくない人間を死なせてまで逃げることもない。


レイジは色々と考えて、イツキと感覚共有した。

出来ることは知らなかったが、イツキの位置を探していたら何か出来た。

五感で映像を見ているような感じ。

レイジの意思で身体を動かすことも出来るが、怪しまれるかもしれないので止めた。


今日はプロ入りが決まったバスケ部キャプテンの取材がある。

レイジは見たことがないバスケの深夜番組の取材だ。

で、その番組の準レギュラーの花鳥名月が来たようだ。


どうやら、その番組で元強豪校レギュラーのイツキがキャプテンと1on1をするらしい。

それが今日急に決まったとかで、何か揉めている。

イツキは「別に良いよ」と言って、少し練習をしている。

カレンがそれを見学していて、


レイジ(一流選手と五感を共有するってスゲーな。)

(それにカレンが滅茶苦茶魅力的になってる。)

(これもイツキと混ざったからか。)

(イツキがレズで良かったよ。)

(女が魅力的になるのは良いが、男がこうなるとキツい。)


イツキとカレンの百合的なやり取りを暫く楽しんでいると、騒ぎが起きた。

旧校舎で変なヤツが暴れているとのこと。


レイジ(アイツ慎重なヤツかと思ったが、騒ぎを起こしたのか。)

(コトコさんの様子を知りたいが、イツキの身体で軌跡読みは出来ない。)

(でも俺が近付くと、また追ってくるのかな。)

(まぁ良いか、逃げれるし。)


レイジは再び大学に戻り、学内の様子を探った。

マギドワは暴走しているのだろうか、今度はレイジに気付いている風ではなく、ただ暴れている。

自在に動く剣で、学生たちを攻撃している。

多くは逃げたが、最初に足を攻撃したのか這って逃げている人が多い。


レイジたちの様子を見に来てしまったのか、その中にコトコもいる。

コトコの存在に気付いた瞬間、レイジは一目散にマギドワの元に向かった。


レイジ【おい、マギドワ!!何してんだよ。】


マギドワにテレパシーを送るが、反応がない。

暴走状態のようだ。

さっきより明らかにパワーアップしている。


マギドワはレイジを見るとニヤッと笑って攻撃してきた。

レイジは過剰魂で盾をつくって防御するが、衝撃は殺しきれない。

ダメージを受けながら、速射で攻撃。

理性が飛んでいるからか、受けたダメージを回復しているのがよく解る。


レイジ(ミスト切れまでダメージを与え続ければ倒せるだろう。)

(多分、ミスト量では負けてないが、俺はミストで回復が出来ない。)

(無傷のカラクリは解ったが、分が悪いな。)


レイジが策を練っていると、花鳥名月が来た。

どうやら、イツキが「能力者として戦うべき」的なことを言って扇動したようだ。


レイジ(ミヅキちゃんを危険に晒すのは問題だが、ココはナイス。)

レイジ「イツキ、こっち来て援護しろ!!」


レイジが傍にいれば、イツキは回復出来る。

本体はレイジなので、心臓や脳を吹き飛ばされても問題ない。


イツキ「みんなココで待ってて、アイツと二人なら問題なく勝てるから。」

イツキはそう言って、レイジの元に来る。


レイジはイツキに過剰魂を多めに渡して、マギドワに突っ込ませた。

レイジは後方から速射で攻撃。


イツキは過剰魂を素早く武器や防具に変えながら肉弾戦を仕掛けた。

攻撃を受けても、即座に過剰魂で回復する。

イツキ自身の身体強化に加えて、レイジも過剰魂を操作して援護する。


これで、マギドワはイツキに集中するしかない。

もう、レイジの対処はマトモに出来ない。

最初は殆ど防がれていた急所への速射が、よく当たるようになった。

レイジは調子に乗って頭を狙って連射したら、マギドワは勢いよく倒れ、衣服が消えた。


念のためにイツキがそっと蹴りを入れた。

やはり、絶命しているようだ。

レイジとイツキは、ガッツポーズをしてハイタッチした。

それを見た周りの人たちは、大歓声を上げた。


レイジ(勝てて嬉しいのだが、周りにどう説明すれば良いだろう?)

(何で知り合い設定にしちゃったんだろう。)

(でも、ああ言わなきゃ花鳥名月は引かなかっただろうな。)

(まぁ、良いや。激しい戦いで疲れたから寝ることにしよう。)

(嘘設定をちゃんと決めるまで寝たふりをしよう。)


レイジ「ゴメン、凄く眠いから保健室に行きたい。」

「道を開けてくれないか。」


レイジがそう言うと、ミヅキがレイジをカレンがイツキを背負って運んでくれた。

身体強化が出来るミヅキにとって、男一人運ぶくらい何ともないらしい。

ミヅキはレイジに話しかけるが、設定を決める前に下手なことは言えない。

レイジはミヅキの感触を楽しみながら、狸寝入りを始めた。

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