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その誓い、いわくつき。

作者: リトミナライ

その誓いを結んだのははるか昔、人が人であったかすらわからないような、そんな

とおいとおい昔。生まれ変わりを幾度となく繰り返しその心は薄まっていった。

でもそうじゃなかった。忘れてただけだった。一度ともされたこの炎、この体

ぜんぶ、一生を捧げてでも守らないといけない約束がたしかにそこにあったはずな

んだ!いつの日か父が言っていた。行き過ぎた願いはいつか必ず破滅をもた

らすのだと。嘘だ!約束を果たすこと、それの何がいけない?そんなのはただの

でっちあげにすぎない。若い衝動かもしれない。でもその気持ちが確かに僕を導

いてくれる。そう信じているんだ。だったらその言葉に迷うことはない。自分であ

たらしい道を切り開いていけばいい。だから僕は今すぐを立つ。もう過去には拘

らないよ。父さんの言葉が背中を押してくれた気がするから。あんなにいたい

けだった頃が懐かしいね。さようなら!そうやって僕は一歩ずつ大人になって

いくんだ。とうとう誓いを果たしに行くんだ。大丈夫。また帰ってくるからあい

さつはしないよ。無事に帰ってくるためのおまじないさ。何もかも乗り越えたどり

ついてみせる!その先に何があったとしても何もなかったとしても。やきそばって

にんじん入ってるよね。そんなことどうだっていいんだ。自分のために自分のこ

たえを見つけるんだ。独りよがりだなんて言わせないよ。僕のこの気持ちは永遠に

いわくつきの誓い。門出を祝うファンファーレは鳴らないけど、今から歩むこのと

ほうもない道のり。少しの不安を沢山の希望で包み込んで鞄にしまおう。このよわ

さだって自分なんだから。長い旅が終わったとき、そんな自分の事も好きにな

れているのかな。いや、きっと今から始める未来の中で知っていくことなんだね。

たくさんの願いをのせて。


ありがとうございます。このしょうせ

つを読んでいただいて。きっとわからな

い方もいらっしゃるのでしょう

ね。だからヒントを書きます。

なにかはいいません。

つれないだなんていわないで。

はずかしいから。

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