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二日目 攘夷志士・・・・・・こわい・・・・・・
新撰組の天幕の中。現在そこで、ユキは一人で刀の手入れをしていた・・・・・・そうなるはずだった。
だが、何を勘違いしたのか新撰組の隊員たちがユキを口説きにやってきた。中には沖田もいた。
「どうですか!俺と一回だけ!一回だけ戦ってください!」
「沖田さんは殺し合い目的じゃないですか!ユキさん。そんなことより、俺と・・・・・・・・・」
「おいてめぇら・・・・・・・・・」
「へいっ!?」
後ろを振り向くと、立っていたのはまさに鬼の副長こと土方歳三だった。こめかみに青筋を浮かべ、ピクピクと頬を引き攣らせている。刀に手がかかっている辺り、