最強の一角
異世界生活10日目
俺は、絶望に打ちひしがれていた。
なんでだろうか、俺が必至こいてゴブリンを倒していたのにこいつは、何もせずにいたはずなのにレベルが一つ上がっているんだろうかと思い、ヘルプを確認してみる。
すると、---パーティーのリーダが、経験値を獲得すると、配下全員に経験値が入ります。---
ん?んんんん?俺が頑張っても俺の配下には、全員経験値が入るというかとか?この世界頭おかしいんじゃないのか?
よし、ここで一回整理してみよう。
まず、俺は転生してきた。そこから魔王としての機能を確認し、配下を得た。そのあと技の確認とスキルの確認、経験値稼ぎをしたわけだが、できることなら俺は、元の世界に返りたいまぁ状況によるがな、、、
まぁそんなことはいい、俺の勝利条件は、勇者を全員殺すことらしいな。
勇者は、どこにいるんだ?
今度勇者を見たら殺しに行きたいが、何せ俺は、ゴブリンにてこずっいるレベルだ。
今のレベルで勇者に勝てるとは思わん、ので
レベル上げをしにいこう!
「おいアイリスここにいろよ!」
「はい。最近は井上様ずっと私はおいてけぼりじゃないですか。おかしいじゃないですか」
「いいから黙って居ろ」
そうアイリスを一瞥しつつ俺は外に出た。
よし、今日もゴブリン狩りだな
---20時間後---
「はぁはぁはぁ」
くそ、ゴブリンだけを狩っていたのになんでこんなことになったんだ。
---10分前---
「おらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
もう19時間もぶっつずけで、戦い続けていた。
もうレベルは62になっていた。
すると、スライムが現れた。
「今ならお前も余裕で倒せるな!」
「ジュルジュル」
「いくぞ!≪虚飾の創成≫!」
レベル上げをしているとスキルの効果についてが分かってくるようになっていた。
≪虚飾の創成≫は登録された武器や道具気体に至るまでを手の中に創成することができる。
俺がスライムに対して創成した武器は大剣だ。
俺は、スライムに斬りかかる。
「バスターブレード!」
すると大剣から直線2メートルに白い剣撃が放たれる。
「ジュル」
スライムは剣撃を、その柔らかい体で受け流す。
この大剣は、名を”バスターブレード”と言う。
このバスターブレード剣の名を叫んで降ると、剣撃を放つことができる。
さらに、この剣は成長式の大剣で、所持者の成長に沿って成長する大剣なのだ。
バスターブレードを、降った後スライムは、剣に絡みついて
俺の手に伸びてくる。
『世界の理よ、我の呼びかけに答え根源の力を貸し与えよ!時の具現となりて!』
「第3級魔法 サードタイムストップ」
すると、金の物体が現れそれは、スライムに触れると消えスライムが止まる。
「≪虚飾の創成≫!矢」
ヒュンヒュンヒュン
スライムが矢で貫かれる。
「≪憂鬱の柱≫!」
≪憂鬱の回廊≫の6本の柱の一本が降って来る。
グチャ
---魔王井上のレベルが上昇80になりました。---
---すべてのパラメーターが1000上昇---
---すべての魔法が2階級上昇---
---スキルがすべてvol.10に上昇---
---称号無慈悲な者を獲得---
---スライム殺し【初】を獲得---
---ボーナスを獲得きんか2000枚を獲得---
よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
そして、上がってきた太陽を背に
俺の視界は閉じられた。
ちなみに、井上がスライムを倒すのにかかった時間は、6時間です。