最弱のモンスター
逃げかえった俺達は、城の中に籠った。
「ないないない、なにあのスライムおかしい強さしてたよな。」
「だから、言ったじゃないですか。スライムはすごく強いんですよ。」
「じゃあ質問するぞ」
「はい、何でしょう。」
「この世界で、一番弱いモンスターは何だ?」
「まぁ、ゴブリンですかね。」
「よし、アイリスゴブリン狩りに行くぞ!」
「はい?なんでですか?」
「レベル上げだよ!」
「ぁぁなるほど、、、まぁわかってましたけどねぇ~」
こいつ、聞こえてんだよ今明らかに「なるほど」って言っただろ
まぁあいい、頭の中で、地図を開くこの近くにゴブリンは2体か。
「アイリスはここに残って居ろ」
「えっなんでですか?」
「いいからだ!絶対ここからでるんじゃないぞ!分かったな!」
「は、はいぃ」
そうして俺はゴブリン狩りに出た。
「おっ、いた。」
この世界のゴブリンは、まぁ言っちゃなんだが、相当な不細工だった。
とりあえず、奇襲してみる。
「おらぁ、しねやぁぁぁ!」
「ウギいいいい!」
ボグシューー
俺の渾身の右ストレートがゴブリンの左頬にあたる。
するとゴブリンが持っていた木の棒で、殴ってきたのでかわした。
「ゴぶぅぅぅぅ!!」
俺は、吹っ飛んだ。
こいつ、思ったより腕力強いな!
だったらこっちにも手がある。
俺は、素早く動きゴブリンの懐に潜り込む
『世界の理よ、我の呼びかけに答え根源の力を貸し与えよ!闇の霧となりて』
「第10級魔法 ダースミスト」
「ウギーーー」
よし!目つぶし成功!
「か~ら~の~右ストレート、左フック、ボディーブロー、最後だ!アッパーーー!!!」
どうだやったか
「ぅぅぅぅ」
「まだ息があるようだな≪井上流必殺奥義死体蹴り!≫」
どうやらゴブリンは息絶えたようだ。
「みたかぁどうだはははははははははははははははははぁあーあ」
もう、魔王ってゆうより雑魚い盗賊みたいになっちまった。
とゆうか、この世界最弱のゴブリンを倒すのにすでに4時間が経過していた。
あと一体いるんだよな
なんて考えていると
---魔王井上のレベルが上昇レベル2になりなした。---
---すべてのステータスが3上昇---
---ダースミストが第9級に上昇---
---称号ゴブリンハンター【初】を獲得---
---称号格闘家を獲得---
---スキル≪虚飾の創造≫に木が追加されました。---
レベル2になっただけなのにずいぶんと上がったな
もう一体を倒しに行くか・・・
---数分後---
「しねやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「ウ、ウッギャー!」
「いまだ!≪憂鬱の回廊≫!よし!1週間待つか・・あっそうだ!」
『世界の理よ、我の呼びかけに答え根源の力を貸し与えよ!時の具現となりて』
「第10級魔法 タイムポイント」
タイムポイントを≪憂鬱の回廊≫のそばに設置し俺は城に戻る。
---一週間後---
例のゴブリンは、餓死していいた。
このやり方なら俺の危険がなく敵を倒せるな
が、俺の魔力がもう尽きそうだ。
---魔王井上のレベルが上昇レベル3になりました---
---全てのパラメーターが3上昇---
---スキル≪憂鬱の回廊≫がvol.2に上昇---
---耐久力が上昇---
---称号知恵者を獲得---
ああむなしいな
今日はこんなもんでいいだろ
かえってアイリスにでも自慢するか
は~あ
「帰ったぞー」
「おかえりなさい井上様。私、やりました!なんかレベルが4になりました。
「ああ、そうか。」
どうやら俺が過ごした一週間は無駄だったようだ。