スキル
ところで、魔王になっても睡眠は必要らしく昨日はしっかり寝た。
俺は、城の椅子で寝たんだが、アイリスは、なぜか床で寝ていた。お前の土の魔法使えばちょっとしたベッド位は作れるだろうが
そんなことを思いつつ俺は、二日目も城にいる俺である。
「おい、アイリス。」
「はい、なんです?井上様」
「スキルって知ってるか?」
「スキルですか?はい知ってますよ」
「教えてくれ」
「はい、じゃあ教えますがスキルは私の特殊技能とは違ってその人特有の出生や、経験、性格によって発言するものです。ちなみに、スキルは、持っていても意識しないと発現しません。井上様も意識してみればいいんじゃないでしょうか。」
「じゃあやってみるぞ」
スキルの発現を強く意識してみる。
すると、2つのスキルが発現する。
憂鬱と、虚飾の特有スキルが発現しました。
《憂鬱の回廊》
《虚飾の創成》
「おおっ出たぞ」
「おおすごいですよ、スキルが発現するのは、1000000人に一人いるかいないかぐらいの確立なんですよ。」
「それはすごいな」
「やってみてくださいよ」
「よし、じゃあ外に行くか」
「はい!」
そうして俺たちは、城の外に出た。
少し歩くとスライムみたいなやつが出たきた。
「おおスライムじゃないか!」
「そ、そうですね。井上様逃げましょう!」
「なぜだ?the雑魚モンスターじゃまいか!」
「何を言っているんですか!スライムといえばモンスター3強の一角として古来から、いわれてきたモンスターですよ。いいから逃げましょう!!!」
「えっまじで!スライムってそんな強いの!?だけどこれはチャンスだこいつでスキルを試す!」
「《憂鬱の回廊》!」」
すると、黒い棒が6本降ってきた。それがスライムの周りに刺さった。
だが、それで終わった。
すぐにスライムが思ったより数段素早い動きで、突進してくる。
が、黒い棒の間で、動きが止まる。
どうやら憂鬱の回廊は、相手を折に閉じ込めるスキルらしい。
「おおおすごいですね。井上様」
「よし、今のうちにもう一つも試してみるか」
「《虚飾の創造》!」
「ん?あれ?何もおこりませんね」
「ああ、何も起こらないな」
「何か条件のあるスキルなのでしょうね」
「条件付きのスキルなんてあるんだな」
「はい、あります。けれど井上様あの黒いやつ効果時間とか大丈夫ですか?」
「コウカジカン???」
「えっ、もしかして、、、」
バキンッ
檻が壊れる音がしてスライムが、突進してくる。
「あっやばい死んだ。」
『世界の理よ、私の呼びかけに答え根源の力を貸し与えよ!地の壁となりて!』
「第9級魔法 アル・スモールシールドオブアース!」
アイリスの背丈ぐらいの壁が現れスライムの攻撃を阻害する。
「よし、よくやった。逃げるぞ!」
「はい!」
そうして俺たちは、城へ逃げ帰った。
「そういえば、グロウアップしたのか?その壁の魔法」
「はい、なんかグロウアップしました!」
こいつ、潜在能力が地味に高いんだなやばい、もうこいつにスペックで、負けている気がする
魔王なのに!俺、、魔王なのに!!!