三つの通路~ベフェゴールの場合、其の壱~
今回は、ベフェゴール編です。
「あ~長い道だなぁ~」
そういいながらおれは歩いていた。
---10分後---
おれは、狭い道を抜け広い部屋に出た。
「待っておったぞ!若造!」
「ん?爺さん今何歳?」
「え?儂?今年で200じゃけど。」
「そんな年でおれを若造呼ばわりしたの?」
「そ、そんなこと言うならお主の年を教えてもらおうか!」
「え?覚えてないけど。」
「フンッ 所詮童の戯言か。」
「でも、お前らで言う4世紀位からいたよ。」
「・・・」
「???」
「すいません。私が調子乗ってました。ちなみに、あなたのお名前は何というのでしょうか?」
「?おれ?でもさ、人に名のるうときは自分からじゃないの?」
「失礼しました。私の名前は、グラフィス、魔導士です。」
「そうか。おれは、ベフェゴール怠惰の悪魔王だ。」
そう名乗ると、グラフィスが急に人相を変えた。
「かかったな!!!第1級名前魔法 縛」
おれの体になにか重みを感じる。
「ふはっはは!!これが、我が最強の魔法、名前魔法じゃ!!!!」
「?これで最強魔法?」
「そうじゃ!この魔法をお主は敗れるか?」
「ちなみにこれはどうゆう魔法なの?」
「お主の動きを封じその場から動けなくなる魔法じゃ。動けなかろう?」
「えっ?これ普通に動けるけど」
「・・・」
「・・・」
「ふん。今日のところは勘弁してやろう。」
「ちょとまて。オマエなにさらっと帰ろうとしてんの?」
「・・・」
「なんでも黙っとけばいいもんじゃねえぞ!」
「ならばよい 無詠唱召喚魔法 召喚l≪βコール≫!!!」
「なに?またあの雑魚サタン?」
「みておれ。戦略的撤退じゃ!サタンβ!!」
「≪憤怒の爆炎≫!!」
ドゴォォン
「チっ、また消えやがった。」
相変わらず派手な割に効果が薄い技だなと思っていると魔王が言った道のほうから
「ぃやだ、殺されたくない!ウギャァァァ!」
と声が聞こえてきた。
「おれもすぐに殺しておくべきだったな。」
「大丈夫だ!おまえはすぐに殺される!」
「そうだ!お前は殺されるんだ!」
「「俺たちサタンαにな!」」
「?サタンα?」
「そう!俺たちサタンαはサタン三タイプの中でももっとも攻撃に優れた型!」
「オマエなど一瞬で木っ端みじんにしてやるわ!」
「ん~そうゆうのいいから≪怠惰の重圧≫」
おれから半径15メートルに結界が展開される。
そして、サタンαの動きが鈍くなる。
「じゃあ死ね!」
ズグチャァ
サタンαの首を全員たたき切る。
「さてと、あの爺はどこだ?」
俺はさらに先に進む
次回もベフェゴール編です。