眷属召喚
この二人の悪魔が、古株?
俺が会ったことがあるのはサタンとベフェゴールだけのはずなんだが、、、
「まぁいいです。試しに眷属を召喚してみてくださいよ。」
「そうだな。」
眷属償還をしてみる。
召喚しようとしているのは憤怒の眷属グリフォンだ。
「召喚!」
ドガがガガガ
召喚すると、それはもう大きなグリフォンが出てきた。
そのグリフォンは憂鬱の城の天井をたやすくぶち抜きこう鳴いた。
「\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?」
「「・・・・・」」
こいつ頭をぶつけておかしくなったんかな?
「こいつ、頭ぶつけておかしくなったんっすかね。」
どうやら、ベフェゴールも同じことを考えていたようだ。
「とりあえず、こいつはデカすぎるな。どうするか」
「提案なんですけど。」
「ん?なんだ?」
「こいつをそのまんまロックバレーに向かわせたらどうですか?」
「おい。ベフェゴール!」
「えっはい。なんか悪いことでも言いましたかね俺」
「ナイスアイディア!」
「・・・・・」
「さあ、話してみるか。」
そういって、城の屋根に上りグリフィンと対峙する。
「おい!おまえ!」
「ン? ナンダ?」
「俺は井上っていうんだが、お前の名前はなんだ?」
「ナマエワスレタ。」
「忘れてしまったのか?」
「ソウ」
「そうか。じゃあお前の主は誰だ?」
「フンヌノマジンオウ」
サタンかならば。
「俺は、そいつの主だ!そいつは今つかまっていてここから結構言ったところにあるロックバレーというところにつかまっている。お前は、自分の主を助けたくないか?」
「ホントウ?ナライク。ジャアナアルジノアルジ」
ドッドッドッド
地面を震わせながらグリフォンは走っていった。
「じゃあ俺たちも行くか」
「そうっすね。」
そうして、俺とベフェゴールもロックバレーへと向かった。
--一週間後---
「ようやくついた。」
「長かったっすね。でも、レベルは魔王様すごい上がったじゃないですか。」
そうである、俺のレベルは旅路で魔物に出会いまくったおかげで1160になっていた。
あと4しか上がらないな。
「そういえばグリフォンはどうしたんだ?」
すると、「ギィェェェェ」と、鳴き声が聞こえてくる。
俺たちは、急いでロックバレーに向かった。だがそこで見たのは何ともむごい兵士と思われる人間の死骸と数匹のグリフォンの死骸であった。
「あいつも眷属召喚できるんだな。」
「そうっすね。眷属召喚できるってことは、あいつは、グリフォンの族長化軟化だったんでしょうね」
それなら、あのデカさも納得だ。
そうして、俺たちは、検問もなく。
大都市ロックバレーへと足を踏み入れた。