ロックバレー
そろそろ、俺の使命である勇者討伐を
初めてもいいのではないか?
と思った俺は、2人の配下に指示をする。
「そろそろ、俺の使命である勇者討伐を遂行していこうと思う。」
「おお、待ってました!」
「ついにお前の使命を全うするってわけだな」
「おう、というわけでサタン。」
「ん?」
「勇者について教えてくれ」
「あぁ?お前それを知らないのに勇者討伐なんてしようとしてやがったのかよ!」
「おぅ!だから今からおしえてくれ。」
と言っていると横からアイリスが
「ちょっと待ってください!」
「なんだ?アイリス」
「最近井上様はサタンとばっかりしゃべっているではないですか!」
「おっなんだ嫉妬か?小娘」
「その小娘呼びをやめてくださいサタン!」
「おい、アイリスいつからサタンのことを呼び捨てにするようになったんだ?」
「最初からですけど。」
この子、怖い
悪魔王を最初から呼び捨てとか頭おかしいんじゃないのか?
「サタンはそれでいいのか?」
「まぁいいんじゃないか?」
「いいのかよ!」
「そんなことはいいのです。」
「そんなことって・・・」
そんな、俺の意見を無視して話を始めるアイリス
「勇者は、魔王と対局にある存在です。悪魔と天使のような感じですね。勇者は全部で100人いてそれに対し、魔王は7人しかいません。それでもパワーバランスを保てているのは魔王が強いからと、勇者は協調力がないんです。」
「つまり、一人ずつしか来ないってことか」
「はい、そうゆうことです。」
「ここから一番近い勇者がいる場所はどこだ?」
「うむ、ここから一番近い勇者は剣の勇者で、大都市ロックバレーだな。井上よいつ行くのだ?」
「いまからだ」
「いま?!!」
「いまだ」
「うむ、ならば行こうではないか!」
そうして、俺たちは憂鬱の城を出た。
---1週間後---
「ここが大都市ロックバレーか」
「うむ、ロックバレーは大昔、槌の勇者が開拓した都市らしいぞ。」
「じゃあ剣の勇者探しだ!と言いたいところだが何せ俺はこの魔王フォームだ、行けるのはアイリスしかいない行ってこい!」
「えっ嫌ですよ一人は嫌です。」
「でも俺いけないしな、じゃあこうしようサタン!」
「なんだ?井上」
「お前アイリスについてってやれよ。」
「うぬ、いいだろう」
「なら問題ありません。」
「じゃあ行ってこい!!!」
「はい!!!」
「おう!」
が、しかし二人は帰ってこなかった。