表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リスタート  作者: 熾季
1/2

1.3度目の転生

After storyも消えた英雄も書かずに何してるのか?

ごもっともです

すみません、すぐ書きます。

だから許してください!(懇願)

その日、俺は死んだ。

深夜のコンビニ帰りだった。

夏の暑い夜にはアイスだとTwitterで呟き買いに行った俺は、帰り道交通事故にあった。

めまいによって倒れた俺は既にその時点で死んでいたのだろう。

車に衝突された感覚はとても遠く、まるで他人事のようだった。


「また…か」


俺の終わったはずの物語は、再びここからリスタートした。


「私は転生の女神…若くして死んでしまったあなたにチート級の力を……なんだ、またあなたですか」


気づいたら目の前に銀髪の少女が立っていた。


「ご無沙汰だな、アイリス。

で、今回はどんなチートをくれるんだ?」

「チート能力をお隣さんの残り物感覚で貰わないでくれるかしら!?」


転生の女神、アイリス


俺が彼女にお世話になるのは3度目だ。

つまり、今回で3度目の死を迎えたわけだ。

はい、拍手。


……うん、誰もしてくれないね!


「で、前回みたいにその白髪をボサボサにしてTHEニートをしてないところ見るに、しっかり仕事してるのな」

「女神をニートとは…貴方、会う度に私への態度が傲慢になってるわよね?あと誰が白髪よ!綺麗な銀髪よ!ぎ!ん!ぱ!つ!」

「知らね、はやくニー…女神さんよ、チート能力くれよ。どうせあの世界に戻されるんだろ?」

「今完全にニートって言おうとしたわよね?

まぁ、いいわ。

チート能力は…もう適当にくれてやるわ。

あと、転生先はまた別の世界よ。

それじゃ」

「まて!重要な説明を綺麗にはぶくな!おい!」


女神…もとい、あのクソニートの手を振る姿が徐々に光に飲まれ、視界が白に染められた。




「どこだここ…」


辺り一面、草原・・・かと思ったが真後ろに街が見えた。


「転生しまくると、もはやなれるなこれ」


まずは街へ行き、生きるための準備をする。

お金さえあれば何とかなるものだ。


「くっくっく、この世は全て金なのだよ!」


1人で不気味な笑い方をしながら歩いている。


「おかあさーん、あのお兄ちゃんなにー?」「こら、見ちゃいけません。あぁはなりたくないでしょ?」

「うん!なりたくない!」

「でしよぉ?なら、見ちゃダーメ」

「はーい!」


心は既に折れそうです・・・。


───────────────────


「街にはついたが…」


俺は異世界をバカにしていたのかもしれないと思った。

俺はてっきり、


「あ?冒険者になりたい?力見せてみろや?あ?」


的な展開があると思っていたのだが、その実


「あ、冒険者登録ですか?

どうぞ〜、ランク0からのスタートで

1ヶ月成果を挙げれなければ剥奪されるので注意してくださいね〜。ちなみに、初心者判定はランク3まで。中級者は6まで。上級者は9までです。ランク10?あー、あの、化け物みたいな強さの奴らですよーあはは」


と、目が笑っていない受付のお姉さんが言っていた。

過去にいったい何があったのだろうか。

まぁ、稼ぐ方法は手に入れた。

次は武器だ。

そうして武器屋に来たのだが…。


「な、なんでこれが…」


店頭に並んでいる武器は短剣、長剣、大剣、杖、銃。


……銃!


なんで!?

今までのどの世界も魔法あるから的な理由で銃みたいな遠距離武器なかったよ!?


「ほ、本物か…?」


俺は左目だけを隠すように長くしていた髪を手で押し上げ、魔力を左目に集中させた。

するとなんということでしょう。

中の構造が丸わかりではありませんか!

…はい、いつ手に入れたかすら忘れた

所謂、〈魔眼〉というやつです。

発動中は、目の中心が紅くなってしまうので

隠す必要があるのだ。


「中の構造も…日本の銃と比較したら第1次世界大戦くらい古いが…撃てるな」


撃てる。

それは人を殺せる代物ということだ。

ふむ…。


「兄ちゃん、買わないのかい?」

「あ。買いま……すみません、やっぱりやめます」


お金がないの忘れてた。


───────────────────


冒険者ギルドで俺が手に取ったクエスト。


『イノシシ狩り×20』


というものだ。

生息地は街からでてすぐの草原。

俺のスポーン位置だな。

同じところに湧いたもの同士の殺し合いが始まるのだ。

ということもなく。

イノシシの2頭が俺の姿を見つけるや否や、突進の体制に入った。


「いや、ちょ、戦闘早くない!?」


しかし、イノシシはそんな俺の悲鳴が聞こえないかのように(というか理解できるわけがない)突進してきた。

先頭に生えている2本の牙は容易く俺の体を貫通するだろう。


「異世界来て1日も経たずに即死は嫌だなぁ。あれでしょ?

ドラ〇エ初めてスライムと戦ったら負けました。

みたいな?」


絶対嫌だね!


「ま、そうゆうことだからさ。

チートのリハビリさせてもらうよ

魔力発火強化(イグニッション)〉25%!」


身体全体に、熱く活性化した魔力が流れだす。

魔力による身体強化。

それが俺の最初のチートだ。

え?

魔力での強化はチートでも何でもない?

確かに、この世界の住人なら誰でもできるだろう。

しかし。


俺はイノシシの突進を左手の人差し指1本で防ぎ、右手で角を掴んだ。

ヌルッという感触と共に俺は右手を離し、イノシシを蹴り上げた。

続けざまに来たもう一体のイノシシの側頭部に蹴りを入れて吹き飛ばす。

吹き飛ばされたイノシシ、落ちてきたイノシシ。

どちらも既に死んでいた。

最初に掴んだ方のイノシシの角は溶けていた。


〈魔力発火強化〉

魔力により強化される身体能力。

余剰魔力は全て熱に変換される優れものだ。


つまり、25%以上の魔力を意図的に加えることで強化の25%+熱エネルギーが出るのだ。


ぶっちゃけ、クソチート。

めちゃ強い。

ちなみに40%以上は身体がやばくなるので出せないのだ。

どうやばいかというと、全身筋肉痛な上に

そこを殴られてるような感じ。


要約 めっちゃ痛い


そんなこんなで20体討伐した俺はギルドに認証してもらい、エルスをもらうことができた。

やっぱこの世は金だよ。

リスタート


ちょいちょい書いていこうと思います!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ