【もしも翠が深弥に告白したら!】
Twitterの診断を元に作成。
元ネタ→ミドミヤの告白は泣きながら子供のように、「これ以上好きにさせないでよ」と言う。というものです。 http://shindanmaker.com/273045
※あくまでif
※キャラ崩壊
*
「安曇は、何でいつも……っ!」
ただ、いつものように他愛のない話をしていただけ。
ある恋愛小説の感想を言ってて、「永遠に君だけを愛するなんて馬鹿げてる」と彼が嘲笑するから、私は静かに「そうだね」と言ったんだ。
だってそうじゃない。
私も、叔母さん以外を大切に感じるようになった。
それでもね、変わらないものってあるんだよ。
「確かに馬鹿げてるね。嘉納くんの大嫌いな不変だ。私もね、永遠は信じないよ。でもね、永遠ではなくても今感じられる愛ってあるでしょう?それが生涯継続しなくても、確かにそこにあったの」
「…でも俺は、そんな不確かなのは嫌だ」
「じゃあこうしよう、私は今君を大事に思う。だから、その証拠に会うたび君に笑って、『今日も有難う』って言うよ。それじゃあ足りないかな?」
沈黙の中、彼が震えていることがよく見える。
大嫌いな大嫌いな神様、届いていますでしょうか。
愛されたがりの寂しがり屋は、幸福を見つけたのですよ。
「安曇は何でそうやって、いつも俺を見てるの…っ君が離れたら俺だって、君が望むなら何にでもなろうと思ってたのに、何で簡単に崩すんだよ!!」
嗚咽が聞こえるだけでも、笑みを零してしまう私は重症なのかもしれない。
だってね、こんなにも
「これ以上好きにさせないでよ!おれ、おれもうずっと前から…溺れて抜け出せないっ」
彼が愛おしいんです。
泣いて私にしがみつく彼の涙を拭いたい。
でもそれは、あの言葉の後で。
*end
ほんの出来心だったんです、後悔はしてません。