第3話 襲撃までの9限
誤字が酷い……。
「あっ、そうだ。ヴェル、今って、何刻の何限だ?」
この世界では、年のことを干支と呼び、月のことを刻と呼び日のことを限と呼ぶ、刻と限の数は前の世界と同じである。
「?12刻の3限だけど?」
おもくそ今飲んでたお茶?を吹き出した。
当然、話していたヴェルの方を向いていたから吹き出したお茶はヴェルにかかった。
「ふぇ~、おにいちゃ~ん。」
「レクサス!何してんの!」
母さんから叱咤が飛んできた。そりゃそうだ。ヴェルびしょびしょだもん。
「ごめんヴェル!気管に詰まって…。」
俺はヴェルに頭を下げて謝った。
「うう~、分かった~、許す~。」
「まったく、今度からは気を付けなさいよ。」
ヴェルは不機嫌に、母さんは苦笑気味に言った。
「次から気を付けるよ。」
所で今俺は、内心凄く混乱していたりする。
その理由が、
『12刻の12限』
後9限後に、魔物の襲撃が起こるからだ。
「あっ!いけないもうこんな時間だ!学校行ってくるね!」
「そうね、ヴェルも速く行って来なさい。」
「はーい♪それじゃあおにいちゃん、行こ♪」
ヴェルと一緒に玄関に行き扉を開けて外に出た。もちろん、ヴェルは着替えている。
くそ~、後9限しかないなんて、やばいじゃねぇーか!
……学校が終わったら『あれ』を試すか。